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魔弾



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【この小説が収録されている参考書籍】
魔弾 (新潮文庫)

魔弾の評価: 3.91/5点 レビュー 11件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.91pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(3pt)

イマイチです

ハンターのいい作品と比べるとイマイチですね ストーリーの複雑さはあまりなく、大どんでん返しはないです ハンター好きなら読んでもいいのかもしれません
魔弾 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:魔弾 (新潮文庫)より
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No.10:
(4pt)

ハンター氏が最初から才能があったのが判る好戦小説

大戦中、ナチスがある計画を立て、連合側でそれを探ろうとするが・・・というお話。

ハンター氏の処女作という事で、訳者あとがきでも書いてありますが、処女作にはその人の全てが出ると言う通り、本書でも、ハンター氏の後の作品に通底する、銃器へのこだわり、迫真的な戦闘シーン、よく出てきたキャラクター、よく練られたプロットと、この段階でハンター氏の技量が完成していたのが判ります。第二次大戦に関してもよく調べられている様で感心します。

なんで、リアルタイムで翻訳されなかったかは謎ですが、今読んでも十分楽しめます。また、戦争に関する教養も身に着くかもしれません。

☆の数はなんとなくなので、或いは、ボブ・リー・スワがー・シリーズよりは若干落ちるかなとか思ったので。気にしないでください。

ハンター氏が最初から才能があったのが判る、好戦小説。機会があったら是非。
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No.9:
(5pt)

ハンターばかり読んでる

僕の専門は 正法眼蔵なんですが  ハンター おもしろい  テレビシリーズもあるようで
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No.8:
(4pt)

ここから

第二次大戦末期の物語。邦題は「魔弾」で、新潮社から文庫版が出ているはずだが。
著者得意の銃器に関する知識や、戦中のしかも終戦間際の混乱状態での状況、謎解きの伏線など、与えられる情報が大変多い。好きな人には堪らないが、ちょっとアクション物でもという方には厳しい戦中アクションサスペンスとなっている。
著者が得意とするスナイパー物の初期作品で、恐らくこれが後の作品群の根幹になっているものと思われる。ただしこの作品のスナイパーは敵方だ。主人公達は、凄腕のドイツ兵スナイパーと対決する米兵で、その対決が唯一のアクション場面らしいアクション場面となる。
全体的には、状況経過と謎解きでストーリーが進んでいき、突き止めたところで最後の対決で完、というある意味オーソドックスな作品だ。それだけに話しは追いやすい。ただし内容は色んな意味で濃いので、読み慣れていない人は読み進めるのに苦労すると思われる。

総じて明るい要素は皆無で、唯一の明るいキャラもヘコまされて大人しくなる。軽快なシーンもない。だが意外に悲壮感を感じないのは、アクション作品である故かも知れない。
とにかく、まじめに当時の状況を書いている印象が強い。ストーリー的には無駄だと思うシーンも、当時の環境やそこにいる人達の状況を伝えるものとしては機能していると思う。人を選ぶ作品だと思うが、没入出来るかどうかで、評価が変わる作品かと。
この作品のスナイパーは、著者の他の作品と比べて、ストイックさや頑固さで頭一つ分飛び出ていると思う。
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No.7:
(5pt)

戦場に流れる旋律(ゲーマー向け)

すごいです。FPSゲーマー(リアル系)は是非、読んで欲しいです。
この作者は別作品のあとがきによると、あんまりパソコンに興味がなかったらしいので
おそらく戦争ゲームもしたことが無いと思うのですが、
ゲームのなかで30人対30人とかになったときの戦況のカオス具合が
見事に文章になっています。

#あと次作 次々作 次々々作に引き継がれる赤外線装置にこめられた偏愛はすばらしすぎます
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No.6:
(4pt)

読み応え十分、スティーヴン・ハンターのデビュー作

『極大射程』や『悪徳の都』など、“ボブ・リー・スワガー&アール・スワガー”サーガで有名なスティーヴン・ハンターが’80年に発表したデビュー作である。
いかにも銃器フェチの作家らしく、また天才的な(しかも人間離れした心と技の持ち主である)狙撃手を書かせては第一人者らしく、後の名作群を彷彿とさせる出来となっている。

第二次大戦末期、ドイツ敗戦の色濃くなる中、ナチス親衛隊は持てる力のすべてを結集して、ある作戦を実行に移そうとしていた。その「ニーベルンゲン作戦」の実行者に選ばれたのが、“狙撃の名手(マスター・スナイパー、本書の原題)”として知られるドイツ軍武装親衛隊のレップ中佐だった。
彼がターゲットとしているのは誰なのか?作戦の目的は何なのか?アメリカ陸軍の戦略事務局リーツ大尉と英国陸軍の特殊作戦局アウスウェイス少佐は、その全容を明らかにしようと奔走する。その間にも、レップはドイツが科学技術の粋を尽くして開発した赤外線暗視装置―人呼んで秘密兵器“吸血鬼(ヴァムピーア)”―を手に、着々と標的に迫りつつあった。

このデビュー作には、スティーヴン・ハンターの書きたかったであろうあらゆる要素が、無造作に全部詰め込まれているようだ。巧みなストーリー展開、銃器へのこだわり、自分の信念に従って行動する登場人物たち、ソ連軍を相手にしたレップ中佐の迫力ある狙撃戦の場面など、まさにハンターの真骨頂といってもいいだろう。

本書はハンターの後の名作群を読んでいる私でも、いや知っているからこそ、なおいっそうの読み応えを感じるさせる逸品である。

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No.5:
(2pt)

なるほど・・・

スティーブン・ハンターさんの処女作です。
最初の作品だからか知りませんが、コメディとまでは言いませんが、
登場人物がハードボイルドになり切れていないように感じました。
誰が読んでも楽しめる作品を目指したのかも知れません。
後に続く、アールとボブの物語に比べると、やや劣るのは仕方の無い
事でしょう。
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No.4:
(3pt)

銃撃の最初のエチュード

ハンターは今ではすっかり狙撃小説の第一人者といった感があるけれど、本書は最近のハンター作品の復活ブームにあやかって何とか日の目を見るに至ったのだと思う。処女作なので、さすがに作りは少し粗めで、贅肉もあり過ぎる。ナチの時代に材を据えるなど、二作目『さらばカタロニヤ戦線』にも見える作者なりの力瘤が何となく見えて、ある種若く初々しい作品。 何と言っても後にボブ・リー・スワガーによる数々の銃撃数え歌、その元歌とも言えるシーンがこの小説ではしっかりと登場する。残念ながら狙撃手が冷血な悪の側に立っており、読者としては気持ちがその分入りにくい点などは、後の作品『クルドの暗殺者』なみなのだけれど、作者の方は随分この敵射手の狙撃技術面に気持ちを入れているような気!がする。 後の大きな開花を予感させると言う意味では、二作目とセットで、銃撃の二つのエチュードとでも呼んでおくべきなのかもしれない。
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No.3:
(4pt)

気楽に楽しめるB級エンターテイメント

銃器フェチ、スティーブン・ハンターらしく、赤外線暗視装置を装着した狙撃銃のくだりが読ませます。  任務遂行のためなら、部下も恋人も、平然と殺していくレップ中佐の造形が、いかにもB級っぽくていい。 「極大射程」では、やや、つくりのあざとさが鼻についたのですが、この作品は、ストーリーの流れが自然で、ラストの皮肉な結末もすんなり受け入れられます。  B級エンターテイメントのツボをおさえた、気楽に楽しめる、秀作だ。
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No.2:
(4pt)

「ナチスもの」としては異例の筋立て!面白い。

訳文もよくて一気に読める。背景はなかなか込み入ったストーリーが用意されているが、「やること」は単純でわかりやすい。これまであまり見られなかった「連合軍の中での英米軍スタッフの相克」も新鮮だった。「兵器オタク」っぽい描写もそこここにあって、「オタク」の琴線に触れてくる。最近の文庫本は結構しますが、この内容であれば「お買い得」です。女性読者がどう見るか、は現在読んでもらっていますので、また今度。
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No.1:
(5pt)

女なんて嫌いだ、銃を愛する

女を描くと画一的、うまいとは言いがたいが、銃器へのこだわりは天下一品のハンター、やっと出たデビュー作。今回も主人公のキャラクターの象徴として銃器がメインストーリーに絡んでくる。新兵器を作るやつ、試されるやつ、使うやつ、探すやつ、が複雑に絡んで第二次世界大戦ドイツ戦線での裏話を作り上げる。で、やっぱりどうしても悪役なんだけどスナイパーが一番光っていて、ボブシリーズに辿り着くまでのハンター作品の傾向なんだけど、主人公が一番影が薄い。 ボブもある意味初登場の「極大射程」では傍役でもある、主人公はこれっきりで、結局ボブを主人公にシリーズ化していくことになる。ナゾときあり、アクションあり、ロマンス?ありで気合いの入った作品です。 でもホント女はひどい、画一的なバカ女見たいなキャラばかり、そんな女に男はのめり込む、でも最後は黙って男は耐える、みたいな。
魔弾 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:魔弾 (新潮文庫)より
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