珍妃の井戸

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評判

珍妃の井戸の評価:

3.76/5点 レビュー 78件。 C ランク

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平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全97件 61〜80 4/5ページ
No.37
(5pt)

紫禁城の珍妃の井戸に行ってきます。

蒼穹の昴に続く、浅田次郎の中国歴史ミステリーシリーズ。義和団事変の混乱の中、西太后に殺されたとされる、光緒皇帝が寵愛した珍妃。彼女の死の謎を追う、4人の外国人貴族たち。そして、それぞれの思惑で証言する7人の発言。美しき妃は、なぜ、誰に殺されたのか。戊戌の新政の失敗で幕を閉じた蒼穹の昴。その後、更に没落の色を濃くしていく清朝末期の様子を、光緒皇帝の愛妾・珍妃の謎を追う形で、描いている。蒼穹の昴を読んだものとしては、登場人物のその後を知ることが出来るっていう意味合いもある。蒼穹の昴では、春児と史了の周りの出来事を中心に描いていましたが、本作では、同じ「珍妃の死」という出来事を、7人の証言の元に検証するというスタイルで描かれている。それぞれの立場、思惑で少しずつ違うことを言う証言者たち。最後の光緒帝の発言が事実という形で小説は終わっているけれど、果たして史実はどうなのか。答えはひとつなんだろうけど、宮殿の奥深くで起こった出来事の真相はいかに。中国人が義和団事変を歴史的にどう捉えているのかよく知らないけれど、外国人に侵食され、植民地化する清国を憂い立ち上がった義和団と漢人からの一方的な支配に耐え切れず声を上げたチベットの人たちと、どんな違いがあるのだろう。いけない。話が脱線してしまいました。また、こうやって紫禁城の中の話を読んでいると、是非その場に行って、見てみたいという気持ちが再びこみ上げてきました。というわけで、この週末にまた北京に行ってきます。珍妃が暮らした景仁宮を、そして彼女が最期を迎えたその井戸をこの目で見てこようと思います。
珍妃の井戸 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸 (講談社文庫)より
4062750414
No.36
(4pt)

歴史・国際・ミステリー、そして、中国、4つの要素あり

ミステリーとしても面白く、日本ロシアドイツ英国の国民性の違いもよくわかり、義和団事件の清朝への影響なども勉強になりました。
珍妃の井戸 Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸より
4062089335
No.35
(4pt)

歴史・国際・ミステリー、そして、中国、4つの要素あり

ミステリーとしても面白く、日本ロシアドイツ英国の国民性の違いもよくわかり、義和団事件の清朝への影響なども勉強になりました。
珍妃の井戸 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸 (講談社文庫)より
4062750414
No.34
(5pt)

技を感じる作品?

蒼穹の昴みたいな壮大なスケールの作品の後、ちょっと軽快な、本作のような作品も書ける浅田次郎のテクニックを感じます。蒼穹の昴と流れを汲むけれど、まったく別の作品だと思うと味わい深く楽しめる物語です。
珍妃の井戸 Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸より
4062089335
No.33
(5pt)

技を感じる作品?

蒼穹の昴みたいな壮大なスケールの作品の後、ちょっと軽快な、本作のような作品も書ける浅田次郎のテクニックを感じます。蒼穹の昴と流れを汲むけれど、まったく別の作品だと思うと味わい深く楽しめる物語です。
珍妃の井戸 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸 (講談社文庫)より
4062750414
No.32
(4pt)

小説の面白さよりメッセージを優先した。

他の方も書いていますが、蒼穹の昴の外伝として読んだほうがよく、したがって、蒼穹の昴を先に読んだほうが本書を理解しやすいのですが、小説の出来としては、蒼穹の昴の方が上なので、蒼穹の昴と比較するとやや失望してしまうという厄介な(?)問題を抱えた本です。でも、単体として十分面白いので星4つとしました。 同じ著者による「壬生義士伝」と同様な手法をとり、いろいろな人物とのインタビューを通して、ある事件(壬生義士伝の場合はある人物)を解き明かしていく形をとりながら、インタビューされる人物や当時の世相までが明らかになっていき、全体としてひとつの真実に収斂して行くという形をとります。あくまでもフィクションですから、この場合の真実とは著者のメッセージに他なりません。ちなみに、壬生義士伝の場合は、小説として十分面白く、「真実」への収斂の仕方が無理なくリアルであったのですばらしい小説に仕上がりました。他方、本書の場合、「真実」への収斂の仕方に無理があります。たとえば、英・独・露・日の高官が、どうして珍妃の死因を必死で探ろうとするのかの動機が納得できません。小説の冒頭で、その理由は示されますが不十分だと思います。また、インタビューする相手によって、相互に矛盾する証言が得られますが、証言をした本人が、その証言を翻すに決まっている人物を次の証人として推薦するというのも不自然です。また、高官たちが襲われる事件が起こりますが、その理由が十分には明らかにはなりません。 名手である浅田さんをして、どうしてそういうことになったかというのは、本書の最後のどんでん返しで明らかになる真実=著者のメッセージで明らかになります。ヒューマニストとしての浅田さんが、蒼穹の昴の創作過程でいきついたひとつの思想(壬生義士伝におけるメッセージとも重なる)を主張するためにこの本は書かれたと私は思います。「歴史は繰り返す」の格言通り、昔、清国で生じたことは、現在も国をかえて行われています。そのことが、本書を書いた浅田さんの動機で はないかと私は思いました。
珍妃の井戸 Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸より
4062089335
No.31
(4pt)

小説の面白さよりメッセージを優先した。

他の方も書いていますが、蒼穹の昴の外伝として読んだほうがよく、したがって、蒼穹の昴を先に読んだほうが本書を理解しやすいのですが、小説の出来としては、蒼穹の昴の方が上なので、蒼穹の昴と比較するとやや失望してしまうという厄介な(?)問題を抱えた本です。でも、単体として十分面白いので星4つとしました。 同じ著者による「壬生義士伝」と同様な手法をとり、いろいろな人物とのインタビューを通して、ある事件(壬生義士伝の場合はある人物)を解き明かしていく形をとりながら、インタビューされる人物や当時の世相までが明らかになっていき、全体としてひとつの真実に収斂して行くという形をとります。あくまでもフィクションですから、この場合の真実とは著者のメッセージに他なりません。ちなみに、壬生義士伝の場合は、小説として十分面白く、「真実」への収斂の仕方が無理なくリアルであったのですばらしい小説に仕上がりました。他方、本書の場合、「真実」への収斂の仕方に無理があります。たとえば、英・独・露・日の高官が、どうして珍妃の死因を必死で探ろうとするのかの動機が納得できません。小説の冒頭で、その理由は示されますが不十分だと思います。また、インタビューする相手によって、相互に矛盾する証言が得られますが、証言をした本人が、その証言を翻すに決まっている人物を次の証人として推薦するというのも不自然です。また、高官たちが襲われる事件が起こりますが、その理由が十分には明らかにはなりません。 名手である浅田さんをして、どうしてそういうことになったかというのは、本書の最後のどんでん返しで明らかになる真実=著者のメッセージで明らかになります。ヒューマニストとしての浅田さんが、蒼穹の昴の創作過程でいきついたひとつの思想(壬生義士伝におけるメッセージとも重なる)を主張するためにこの本は書かれたと私は思います。「歴史は繰り返す」の格言通り、昔、清国で生じたことは、現在も国をかえて行われています。そのことが、本書を書いた浅田さんの動機で はないかと私は思いました。
珍妃の井戸 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸 (講談社文庫)より
4062750414
No.30
(4pt)

皇族殺害事件の真相は「藪の中」

中国清朝末期を描いた『蒼穹の昴』と『中原の虹』に関連し、2つの小説の中間の時代――義和団の乱の混乱期――に発生した珍妃殺害事件の真相を追求する小説です。 物語は、西洋かぶれで有名な載沢殿下の舞踏会で幕を開けます。義和団の乱に乗じた8ヶ国連合軍がどれほどひどい掠奪行為を働いたか、その実態を調査する役目を負い、英国からソールスベリー提督が北京に乗り込んできました。 ソールスベリー提督は、皇帝の妃である珍妃が殺害されたという噂を知り、仲間3人と真相究明をスタートします。 真相を知る証人を求めて、4人は袁世凱やら珍妃の姉やら、次から次と証言を聞いてまわりますが、同じ証言は全くなく、犯人像も混沌としたままです。 とうとう最後に、決定的な証言者から話を聞くことになりました。 その証言者とは誰なのか。そして、最後の証言者が明かす真実とは……。 物語の背景には、清朝末期の混乱した世相が横たわっていますが、本書は犯人捜しの独立したミステリーとして読むことができます。 次から次へと証人が出てきて、独白文で証言する。しかし真実は分からない。 ……どこかで聞いたことのある構成です。 私が思い当たるのは、黒澤明監督の映画『羅生門』と、その原作である芥川龍之介の『藪の中』です。証人の数が7人というのが、本書と同じ数ですので、間違いないでしょう。 同じモチーフで全く違う作品を作る、というのは音楽の世界でもよく見られることで(「ハイドンの主題による変奏曲」とか、「パガニーニの主題による変奏曲」が有名です)、決して盗作ではありません。 小説や映画の世界でも、「7人の○○」や「12人の○○」という作品をよく見かけます。 本書を一言で解説すれば、   芥川龍之介『藪の中』の秀逸な本歌取りと言えるでしょう。
珍妃の井戸 Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸より
4062089335
No.29
(4pt)

皇族殺害事件の真相は「藪の中」

中国清朝末期を描いた『蒼穹の昴』と『中原の虹』に関連し、2つの小説の中間の時代――義和団の乱の混乱期――に発生した珍妃殺害事件の真相を追求する小説です。 物語は、西洋かぶれで有名な載沢殿下の舞踏会で幕を開けます。義和団の乱に乗じた8ヶ国連合軍がどれほどひどい掠奪行為を働いたか、その実態を調査する役目を負い、英国からソールスベリー提督が北京に乗り込んできました。 ソールスベリー提督は、皇帝の妃である珍妃が殺害されたという噂を知り、仲間3人と真相究明をスタートします。 真相を知る証人を求めて、4人は袁世凱やら珍妃の姉やら、次から次と証言を聞いてまわりますが、同じ証言は全くなく、犯人像も混沌としたままです。 とうとう最後に、決定的な証言者から話を聞くことになりました。 その証言者とは誰なのか。そして、最後の証言者が明かす真実とは……。 物語の背景には、清朝末期の混乱した世相が横たわっていますが、本書は犯人捜しの独立したミステリーとして読むことができます。 次から次へと証人が出てきて、独白文で証言する。しかし真実は分からない。 ……どこかで聞いたことのある構成です。 私が思い当たるのは、黒澤明監督の映画『羅生門』と、その原作である芥川龍之介の『藪の中』です。証人の数が7人というのが、本書と同じ数ですので、間違いないでしょう。 同じモチーフで全く違う作品を作る、というのは音楽の世界でもよく見られることで(「ハイドンの主題による変奏曲」とか、「パガニーニの主題による変奏曲」が有名です)、決して盗作ではありません。 小説や映画の世界でも、「7人の○○」や「12人の○○」という作品をよく見かけます。 本書を一言で解説すれば、   芥川龍之介『藪の中』の秀逸な本歌取りと言えるでしょう。
珍妃の井戸 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸 (講談社文庫)より
4062750414
No.28
(4pt)

シナリオの力

『蒼穹の昴』を読破した後に呼んだほうが面白いですが、そういった歴史背景等を考慮しなくても、充分に楽しめる一冊だと思います。「誰が珍妃を殺したのか?」をキーワードに話が展開していくのですが、若干マンネリ化していた浅田作品に新たな一石を投じたような、改めて浅田次郎のシナリオ力(筆力)に感心できる一冊です。『蒼穹の昴』が長編すぎて手を出せていない方でも、是非読んでみてください。「誰が珍妃を殺したのか?」犯人探しだけでも充分に楽しめますよ。
珍妃の井戸 Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸より
4062089335
No.27
(4pt)

シナリオの力

『蒼穹の昴』を読破した後に呼んだほうが面白いですが、そういった歴史背景等を考慮しなくても、充分に楽しめる一冊だと思います。「誰が珍妃を殺したのか?」をキーワードに話が展開していくのですが、若干マンネリ化していた浅田作品に新たな一石を投じたような、改めて浅田次郎のシナリオ力(筆力)に感心できる一冊です。『蒼穹の昴』が長編すぎて手を出せていない方でも、是非読んでみてください。「誰が珍妃を殺したのか?」犯人探しだけでも充分に楽しめますよ。
珍妃の井戸 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸 (講談社文庫)より
4062750414
No.26
(4pt)

個人的な意見

本来の話の大筋に対する感想とはいえないが、個人的にはとても読みたかった事が描かれていたので、それだけでも星4つである。つまり、私は「蒼穹の昴」を読んでいる時点から、「蒼穹の昴」の主人公たる「春児」が、作中の登場人物・第三者からどのように思われていたのか、とう受け止められていたのかという事が気になってしょうがなかったのである。その一番気になっていた事が、ほんの少しであれ垣間見る事ができただけでも嬉しかったので、全体的な面白さ云々をさしおいて、星4つをつけた。
珍妃の井戸 Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸より
4062089335
No.25
(4pt)

個人的な意見

本来の話の大筋に対する感想とはいえないが、個人的にはとても読みたかった事が描かれていたので、それだけでも星4つである。つまり、私は「蒼穹の昴」を読んでいる時点から、「蒼穹の昴」の主人公たる「春児」が、作中の登場人物・第三者からどのように思われていたのか、とう受け止められていたのかという事が気になってしょうがなかったのである。その一番気になっていた事が、ほんの少しであれ垣間見る事ができただけでも嬉しかったので、全体的な面白さ云々をさしおいて、星4つをつけた。
珍妃の井戸 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸 (講談社文庫)より
4062750414
No.24
(4pt)

「蒼穹の昴」の続編の一部

「蒼穹の昴」のレビューでも書いたが、この作品は、多くの謎を残したまま終わっている。その謎の一つ、若き皇帝と珍妃の最後について「蒼穹の昴」の出場人物の多くが登場して、様々な証言を行なう。 これらの証言は、一致するものもあれば、全く正反対の主張もある。 結局事実は藪の中になるわけであるが、このように、犯人を明示しない推理小説は、ストレスがたまる。 こういう結末のつけ方も、新しい方向かもしれないが、「蒼穹の昴」の残された謎を期待した人間にとってはやや不満の残る結末であった。
珍妃の井戸 Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸より
4062089335
No.23
(4pt)

「蒼穹の昴」の続編の一部

「蒼穹の昴」のレビューでも書いたが、この作品は、多くの謎を残したまま終わっている。その謎の一つ、若き皇帝と珍妃の最後について「蒼穹の昴」の出場人物の多くが登場して、様々な証言を行なう。 これらの証言は、一致するものもあれば、全く正反対の主張もある。 結局事実は藪の中になるわけであるが、このように、犯人を明示しない推理小説は、ストレスがたまる。 こういう結末のつけ方も、新しい方向かもしれないが、「蒼穹の昴」の残された謎を期待した人間にとってはやや不満の残る結末であった。
珍妃の井戸 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸 (講談社文庫)より
4062750414
No.22
(4pt)

前作とはスケールこそ違うが、十分楽しめる

「蒼穹の昴」のような大歴史絵巻というものとは全く異なり、井戸に突き落とされた光緒帝の側室、珍妃をあやめた犯人を捜すというストーリー。「蒼穹の昴」を映画の本編とすれば、本作品は、「メイキングビデオ」的というのは安直すぎるかもしれないが、前作で登場したアメリカ人新聞記者のトーマス・バートンや、蘭琴、袁世凱等が、一人称で珍妃の悲劇について語りかける。物語の中心にあるのは、光緒帝と珍妃の純粋な愛と、それをとりまく側室のどろどろとした愛憎。前作を読んでいないと面白さはわからないが、時代は前作から先へ進んで義和団事件後ということになっており、後半にアクションもしっかり盛り込まれており、前作とは異なった面白さが味わえる。
珍妃の井戸 Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸より
4062089335
No.21
(4pt)

前作とはスケールこそ違うが、十分楽しめる

「蒼穹の昴」のような大歴史絵巻というものとは全く異なり、井戸に突き落とされた光緒帝の側室、珍妃をあやめた犯人を捜すというストーリー。「蒼穹の昴」を映画の本編とすれば、本作品は、「メイキングビデオ」的というのは安直すぎるかもしれないが、前作で登場したアメリカ人新聞記者のトーマス・バートンや、蘭琴、袁世凱等が、一人称で珍妃の悲劇について語りかける。物語の中心にあるのは、光緒帝と珍妃の純粋な愛と、それをとりまく側室のどろどろとした愛憎。前作を読んでいないと面白さはわからないが、時代は前作から先へ進んで義和団事件後ということになっており、後半にアクションもしっかり盛り込まれており、前作とは異なった面白さが味わえる。
珍妃の井戸 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸 (講談社文庫)より
4062750414
No.20
(4pt)

蒼穹を慮っての珍妃

ミス・チャンやトムなど、史実とかけ離れた登場人物のため、蒼穹の昴を一読していないと理解や感情の移入に困難をきたすこと必定。本編は、ミステリーと歴史ものの混成で、四人の貴族のインタビュアーや各登場人物の視点で書かれる。蒼穹とは違い、憂国の美妃珍妃の描写には驚かせられた。少々リアリティからの乖離が激しいと思われるが、本編(蒼穹〜)の補足書として、後日談を交えながら愉快に通読出来る作品である。娯楽小説として楽しむには自信をもって推挙できる。
珍妃の井戸 Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸より
4062089335
No.19
(4pt)

蒼穹を慮っての珍妃

ミス・チャンやトムなど、史実とかけ離れた登場人物のため、蒼穹の昴を一読していないと理解や感情の移入に困難をきたすこと必定。本編は、ミステリーと歴史ものの混成で、四人の貴族のインタビュアーや各登場人物の視点で書かれる。蒼穹とは違い、憂国の美妃珍妃の描写には驚かせられた。少々リアリティからの乖離が激しいと思われるが、本編(蒼穹〜)の補足書として、後日談を交えながら愉快に通読出来る作品である。娯楽小説として楽しむには自信をもって推挙できる。
珍妃の井戸 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸 (講談社文庫)より
4062750414
No.18
(4pt)

***こぢんまりな感じだけど***

「蒼穹の昴」の番外編。他作品のようなスケールを期待した方は物足りないかもしれません。この作品のみ読むと、イマイチ感情移入しにくいと思うので、必ず「蒼穹~」を読んだ後すぐに読むことをお勧めします。中国史でも結構ややこしい部類の時代なのに「蒼穹~」共に、巧く作品に昇華されてると思います。
珍妃の井戸 Amazon書評・レビュー: 珍妃の井戸より
4062089335