蒼穹の昴

評判

蒼穹の昴の評価:

4.59/5点 レビュー 271件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.59pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全309件 281〜300 15/16ページ
No.29
(5pt)

天命と人智

19世紀末。列強に浸食される清朝末期を舞台とした感涙の人間ドラマ。極貧の中で、燃料に使う糞を売って糊口をしのぐ春児と、兄の影として誰からも期待されずに育った富豪の次男・梁文秀。「天子を補佐する」「西太后の財を全て手にする」。二人は、老占い師から聞かされた天命を信じ、運命に立ち向かう。上巻は、「太閤記」を思わせる出世物語です。それぞれが相手を気遣いながらも、決して交わることの許されない、全く異なる道を歩む二人。それぞれが自らの天運に従い、順調に出世を重ねていく姿は痛快そのもの!気がつけばハラハラしながら2人の出世を必死に応援していました。そして、下巻は激動の19世紀末、近代化を目指す皇帝派と守旧派の争いの中で翻弄されていく人々の姿が描かれています。西太后や袁世凱など歴史上実在の人物と架空の人物の絶妙な関わり方が見事。歴史の教科書からは読みとれない魅力に溢れています。そして、春児の天運の正体は・・・もう涙なしでは読めません。素敵なエピソード満載のこの作品でも、特に僕のお気に入りは、「もう一人の主人公」(と思われる)郎世寧です。故国を捨て、名誉を捨て、恋人を捨てて異国の地に留まった彼が遺したもの、それに接したとき不覚にも涙が溢れてしまいました。あえて難を言えば、前半に比べて、後半はちょっと消化不良な部分(龍玉の話とか・・・)はありますが、それでも星5つでも足りないくらい十分に楽しめました。是非読んでみてください。
蒼穹の昴(下) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(下)より
4062080397
No.28
(4pt)

壮大な歴史

何気なく買った本がとても面白かった。1から4まで一週間もかからずに読み終えてしまった程です。1997年の香港返還との繋がりが面白く思います。ただ最初の頃の物語の展開があまりにも広がりすぎてしまい 蒼穹の昴の印象が少々弱くなってしまっているように感じます。中国の歴史には興味があります。このように引き込まれて読み進める作品にまた出会えることを望みます。
蒼穹の昴(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(4) (講談社文庫)より
4062748940
No.27
(5pt)

浅田次郎の長編小説の白眉であると断言します

浅田次郎氏の作品には、いつも泣かされますが、この作品は、人前で読めない程、泣かされます。チャップリンが、人生に必要なのは、勇気と少しのお金だ と言ったそうですが、私も 蒼穹の昴を読んでそう思いました。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.26
(5pt)

歴史小説

私は歴史小説を読むのが好きだが、清の時代の話はまだ読んだことがなかったので、少しとっつきにくさを感じていた。しかし、何気なく買ってみて読むと、すぐに引きこまれてしまった。次は、次はと読み進めるうちにすぐに読みきってしまった。個人的には春児のかわいさがよかった。自分の運命をひたすら信じて生きる姿に、頑張れ!と応援してあげたくなった。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.25
(5pt)

まさに圧巻の!歴史エンタテインメントの完結!!…なのだが…

清朝末期の中国を舞台に繰り広げられた、壮大な歴史物語の完結巻です。これほど面白くあの時代を書いた小説はそうはないでしょうし、十分読み応えがありました。手練のストーリーテラー、浅田次郎らしく話をまとめあげています。…と、確かに星5つをつける価値はあると思うのですが、どうも釈然としない読後感も残ったのです…最初に風呂敷を広げすぎてしまい、かなり話を切り詰めた形で終わらざるを得なくなり、この話の続編用の伏線を最後にあわてて張ったように見えるんですね。それがどうも「この話はまだ続くのか?」という気持ちを誘うので、この話を読みきった!というカタルシスが得られないのです。浅田次郎の達者な筆がうまくそれを隠してはいるのですが、全部読みきったあと再度この話を最初から読み返して見ると、「やっぱり…」と思わざるを得ない…。下巻に相当する3・4巻のテンポアップの仕方と、「龍玉」の扱い方で、それを強く感じます。この作品は直木賞の候補になりました。小説界の「龍玉」ともいえる至宝のタイトルを、惜しくも取り逃がしています。それも天運だったのか、またただひたすらこの話を書ききるという一念が揺らいだように見えたのが原因か…主人公たちの結末とこの作品の運命を考え合わせると、また不思議な感慨もあります。最後に、この作品は「天切り松闇がたり」という浅田次郎の小説に非常に似通う部分があります。こちらは大正時代の日本が舞台ですが、春児の意気に感じた方にはお勧めの小説だと思いますので、ぜひご一読を。
蒼穹の昴(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(4) (講談社文庫)より
4062748940
No.24
(5pt)

清末期から新しい時代へを、スケール雄大に描いた一挙に読ませる面白さを持った本です

科挙や宦官に代表される旧弊が残り、役人は賄賂にあけくれ、人民は貧困にあえぎ、列強から食い物にされかかっている大清帝国。その清朝末期から次の時代へを、幼なじみでありながら科挙と宦官に分かれ、そのトップにまで登りつめる文秀、春児という主人公を中心に、西太后とそれを取り巻く体制派、康有為らの改革派、そして列強のジャーナリスト等々の多種多彩にして魅惑的な登場人物をからませ、雄大なスケールで描いた小説です。もちろん、いつもの浅田作品に見られる感動場面に加え、歴史作品として、毒婦としての印象の強かった西太后像、日清戦争において李鴻章はなぜかくも簡単に敗れたのかといった面に新たな解釈も加えられています。また清末期から新しい時代を象徴する人物へのバトンタッチの描かれ方もさすが浅田次郎とうならされる筆致です。唯一残念であったのは、第1巻で非常に魅力的な人物として描かれていた文秀と春児の個性が第2巻以降、やや薄れたことでしょうか。それも大清の巨大さがなせる業でしょうか。ただ、そういった面を差引いても、4巻一挙に読み通してしまうだけの面白さを持った本です。
蒼穹の昴(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(4) (講談社文庫)より
4062748940
No.23
(5pt)

歴史小説の楽しみ

第4巻では、主人公の李春雲と梁文秀がいよいよ、歴史の激動に巻き込まれます。「戊戌変法」と言われる、歴史的事件と架空の主人公とを筆者がどう料理するかが楽しみの一つ。また筆者独自の個性をあたられた実在の人物がどう動くかももう一つの楽しみである。歴史事件という骨格の間をドラマという肉をいかにつけるかが、歴史小説の見所だが、この作品は上手くいった例だ。 また清朝宮廷の動向を追跡する、岡圭之助トム・バートンら外国人記者が夏の北京を奔走する。読む際には北京の地図を手もとに置いたら読みやすい。
蒼穹の昴(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(4) (講談社文庫)より
4062748940
No.22
(5pt)

宿星が人を導くのか、人は宿星をもゆり動かすのか…

シリーズ2巻目。主人公たちが中央に出て行くに伴い、西太后や李鴻章、袁世凱など有名どころが登場、役者が揃ってきました。大清帝国の末期、それぞれがそれぞれの天命と思惑でこの国を動かしていますが…西太后をこんな風に解釈するとは!! 今までの中国史のイメージからはなかなか想像のつかないことですが、己の天命に対する苦悩が、彼女の底知れぬ恐ろしさを際立たせることになっていきます。歴史的人物である脇役たちに囲まれ、主人公たちの未来はどうなるのか、そして龍玉の行方は…ということで、第三巻も読み続けます。
蒼穹の昴(2) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(2) (講談社文庫)より
4062748924
No.21
(5pt)

大切な大切な物語

人に勧められて読み始めたときは、中国の歴史物・・・?と思って抵抗がありました。しかし解りやすい文体、一気に読ませる筆力。貧窮の極みの生活から駆け上る、生きる力強さに感動します。電車の中で読んでいても、何度も涙しました。わたしにとっては本当に大切な物語です。人に勧める本を1冊、と言われたら、躊躇なく、この本を推します。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.20
(5pt)

多くのひとに読んでもらいたい

中国の歴史小説は登場人物も多く、スケールが大きくなればなるほど主人公への感情的な思い入れは少なくなってしまいがちです。この小説も途中、春児はどうなったんだろう、史了は?と外れそうになりますが、そこを一気に最後まで読ませるのはさすがです。この物語は西太后が大きな柱で、全編この女性を中心に話しは展開しており、そのことが二人の主人公を際立たせていると思います。素直に感動しました。4巻は本を置けません。夢や勇気など期待して本を読むことはありませんが、それをここまでストレートに感じる小説はそれほどありません。「泣けます」だけが目立つ最近の風潮の中で、ここまで真っ直ぐに正面からくる作者の迫力を感じた物語は珍しいと思います。たくさんの人に読んでもらいたい本です。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.19
(5pt)

寝食を忘れて読みました

本が好きな方は休みの前の日から読み出されることをお奨めします。最初は漢字の中国読みがうっとうしかったのですが、ページをめくるたびに何度もふり仮名を振ってくれているので気にならなくなります。 話は明治初期の中国-清朝。主人公春雲の幼少から西太后の側近として最高位に昇るまでの成長物語です。その中に、アヘン戦争・日清戦争・列国の領土割譲・伊藤博文から孫文、毛沢東までからんできます。突拍子もないような複線が綺麗に全部解決して後味の良い作品にまとめ上げたのは作者の真骨頂でしょう。 日本の維新を理想とする革命派と保守派の権力争いを横軸にして魅力的な登場人物が何人も出てきます。西太后の性格描写がうすっぺらい事だけが残念でした。 なお、文庫本の陳舜臣さんの解説は自分の知識だけをひけらかして、解説になっていませんでした。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.18
(5pt)

待望の文庫化

文庫化されるのを長い間まってました。すでに図書館で読みましたが、手元において、時々読み直して、生きる勇気をもらいたい本です。当然、4巻まであわせてお勧めです。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.17
(5pt)

浅田ファンなら、楽しく読める!

蒼穹の昴…タイトルからして難しいし、中国語の名前も馴染めないし、歴史的な背景も複雑そうだし…と、食わず嫌いしている人もいるかと思います。私もそのひとりでしたが、読んでみたら大丈夫!浅田次郎ファンなら楽しく読めると思います。主人公の春児は、貧しい境遇から予言により示された己の天運をつかむために旅立つのがこの第一巻ですが、「おいらは男だから、口が裂けたって没法子(仕方ない)だなんて言っちゃいけねえんだ。待ってちゃいけねえんだ!」と「天切り松闇がたり」シリーズの松蔵少年のように、「男の心意気」をしっかり胸に抱いて運命に立ち向かいます。そのためには自分で自分を傷つけることすら躊躇なく…。彼の守護星、昴が照らす彼の運命を一緒に追って行きたく、ぜひ続きが読みたいと思いました。さて、2巻を買おうかな…。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.16
(5pt)

西太后の虚と実に迫る第3巻

ぼくの場合は映画「ラストエンペラー」の影響が強いと思うのだけれど、「西太后」と言えば、私利私欲の権化、天下無敵の恐ろしき大悪女というイメージを抱いてました。それが本書によって彼女に対する見方が変わってくるのです。煙のないところに火は立たずと言いますから、確かに表面的には権力を欲しいがままに行使しまくっている面もあるのですが、浅田次郎は果敢にもその内面を掘り下げていくのです。すると、世界で一番不幸な女王が西太后だったのではないか、と。意中の人と別れて第2夫人として王室に入るものの、夫である帝には先立たれ、父の亡き跡を継いだ息子がどうしようもない不良息子で身を崩してまた先立たれ。さらに時代の波が彼女に政治に関わることを強要する・・・。その後も色々絡んでくる、「意中の人」がまた嫌な野郎なのだ。読むほどに奥が深まるエンターテインメント大作です。
蒼穹の昴(3) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(3) (講談社文庫)より
4062748932
No.15
(5pt)

中国の歴史に疎くても楽しめる壮大な物語/序章

本書は中国最後の王朝「清」を舞台に様々な人々が入り乱れる群像劇です。第一巻では、世界史の教科書でサラリと紹介されている「科挙」と「宦官」について詳しく書き込まれていて実に興味深い。王朝が変わっても代々継承された文人政治を機能させた科挙の「合格」するまでのシステムは気が遠くなるほど深遠です。さらに宦官。前々から「切った」後のケアがどのようになっておるのか、と素朴な疑問を抱いていたのですが、こちらも深く納得することができました。やっぱり切っちゃったら大変なのです。また切っちゃったモノをきちんと壺に入れて保管しておかなくてはならないとのこと。ふうん。ぼくは小学生の頃にビデオゲームで「三国志」を遊んだぐらいで中国の歴史に関する知識は皆無に等しいのですが、そんな中国歴史音痴も安心して楽しめます。映画「ラストエンペラー」を見ておくと文章から喚起されるイメージもより具体的になってくるのではないでしょうか。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.14
(5pt)

解釈

僕は文系の世界史受験だったので、中国近代史の主要人物はほとんど覚えている清朝の康熙帝や乾隆帝、末期の光緒帝、西太后や康有為、袁世凱、李鴻章などなど。しかし、彼らがこんなにも身近で血肉を持って感じられるとは!。これぞ小説の力だ。とりわけ、まさに帝王の風格と織田信長のような型破りな中国最大版図を実現した乾隆帝や彼の右腕だったカスチリョーネというヴェネツィア出身の宣教師、傾国の毒婦として歴史に悪名高い西太后の新解釈、天才宰相として北洋軍建軍と近代国家のシステムの導入を図った李鴻章など、その生き生きとし、苦難の中でも凛として誇りを持つ人物の大きさの描写には感動する。個人的には、香港割譲の交渉をする天才的外交官李鴻章の手腕には、腰が抜けるほど感動した。ちなみにルビが中国語でふってあることも、非常に興味深い。リコウショウではなくリイホンチャンだし、セイタイゴウではなくシータイホウなのだ。日本は、音読みで中国名を読む癖があるが、もしかしたらそれって失礼に当たる可能性があるのでは、と感じた。
蒼穹の昴(3) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(3) (講談社文庫)より
4062748932
No.13
(5pt)

失われた『空白の近代史』

僕は文学作品が嫌いで、ドラマチックなエンターテイメントを好むのですが、映画『鉄道員(ぽっぽや)』のイメージで、どうせブンガクブンガクな人だろうと、遠ざかっていました。が、それがものすごい愚かだということが、わかりました。大傑作です。感動しました。一言で言うと、中国史の「日本でいう幕末モノ(新撰組や坂本竜馬)」を描いた作品といえるでしょう。僕は「失われた日本の近代史」という視点で作品をよく読んでいるのですが、それは日本の近代史の解釈が非常に両義的で、歴史でも習わないし国民的統一の価値観がないからです。だから、その空白の近現代史を埋めることが出来るのは、エンターテイメントが最も重要だと考えているのです。かつて司馬遼太郎の『坂の上の雲』が司馬史観を形成したように。近年は、江川達也の『日露戦争物語』や福井晴敏『終戦のローレライ』安彦良和『王道の狗』『虹色のトロツキー』や司馬遼太郎の世界で、戦前日本「から」の視点を描くものはそれなりに出てきている。しかし近現代史は、アジアの舞台を無視しては語れないはずである。朝鮮半島の人々が夢見た独立や、侵略されて軍閥が割拠して中国の再統一と近代化の希求、フランスに抑えられたベトナムの苦労や大英帝国の一部となったインドの抵抗などを、「相手側の立場」から見なくては、独善的な視点であろう。そうしたアジアの国々の近代史こそエンターテイメントの宝庫であろうに、是非そこを読んでみたいが、なぜ作家は書かないのだろうかと、常々不思議に思っていた。いるとしたら陳舜臣さんぐらいだろうか。しかしここまで見事なエンターテイメント性を備えた作品は、これが初めてだ。アジア的絶対専制君主による数千年の支配を受けた中国には、たぶん欧米的な人民という視点は全く欠如していたのだろう。袁が皇帝になっても中国は変わらなかっただろう。その中国の伝統的な「縛り」と戦う乾隆帝や新解釈の西太后、科挙という中華的官僚制度の化け物を首席で合格した梁文秀、それに貧民から運命に抗って生き抜く宦官の李春雲たちの姿は、容易に近代国家として自立するために敵味方ともに血を流し考え戦い尽くした幕末の維新の志士や幕府側にたった人々とのドラマと重なります。読んで損はない、見事な作品です。とりわけ、最後の毛沢東へつながるシーンは、その伏線の張り方から見事に物語を構築していて、大感動でした。
蒼穹の昴(2) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(2) (講談社文庫)より
4062748924
No.12
(5pt)

元気の出る作品

第115回直木賞候補作 「宝島社 このミステリーがすごい!」 97年版 6位 「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 96年 34位 列強が続々と侵略してくる動乱の中、旧態依然としている清王朝。しかし、そんな清も少しづつではあるが、変革の芽が出始める。そのような変革期を旧態依然を維持しようとする者の視点から、また変革を目指すものの視点から、そして侵略をしてくる列強の新聞記者の視点から描く。 人間には運命がある。しかし、運命に翻弄されながらも必死に生きようとする人々を通して、人間には運命を変える力があるということを訴える作品。 必死に生きる登場人物達を見ていると、自分も頑張ろうと元気が出てくる。 「宦官」になるために男性のシンボルを切り落とす場面が物凄くリアリティのある文章で書いてあり、その場面を読んだ時、男性としては冷や汗ものであった。 ソレデハ…
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.11
(5pt)

すごい

すごいとしか言いようがない。よくこんな話かけるなぁ。映画になったってこれより面白いはずはないんだけど、浅田氏にお金が入って浅田氏が喜んでくれるなら映画化してもいいと思う。原作の6割くらいでも世の中的には最高傑作になるからね。いっぱい人物が出てきて、それぞれのセリフに泣かされたので何度号泣した事か。本当に、おすすめ。読んでない人は人生ひとつ損してる。
蒼穹の昴(下) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(下)より
4062080397
No.10
(5pt)

人生の中でベスト3に入る歴史大作!

素晴らしい歴史小説であり、大河ドラマを超え、ミステリー大作でもある。主人公・李春雲少年の波乱の人生だけでなく、登場人物一人一人にドラマがある。そして、歴史の勉強であれほど暗記がわずらわしかった人物達が、魅力たっぷりに生き生きと動いている!「これを書くために作家になった」という浅田次郎渾身の名作を堪能してください!
蒼穹の昴(上) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(上)より
4062074974