蒼穹の昴

評判

蒼穹の昴の評価:

4.59/5点 レビュー 271件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.59pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全309件 261〜280 14/16ページ
No.49
(5pt)

歴史解釈

悪名高き西太后。権力を乱用し、恐怖政治を行い、栄華を極めた。結果、清は疲弊し滅んだ。だがそれは果たして真実だったのか? 国が滅ぶときどうしても悪役は必要になる。人々の怒りや悲しみを受け止めるために...この本に書かれていることが全て真実とまでは言うつもりはないが「西太后は悪人」というたいした根拠もない固定観念を持つよりは良いかもしれない。 などという小難しいことを考えずともこの本は面白く読める。NHKの大河ドラマに似たのりで、物語りは進み飽きさせることが無い。宦官、科挙、日清戦争,李鴻章、袁世凱、毛沢東...散りばめられた数々の宝石を繋ぎ終えたとき、壮大な歴史絵巻は完成する!
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.48
(5pt)

壮大な絵巻物のよう

中国の清時代、国のために運命を翻弄されながらも必死に生きた人々がいた。日本の幕末のような壮絶な人々の人生がこの中国にもありました。昴の星の元に生まれた春児は、この国のまさに希望の星でした。「私はあなたたちを愛しています。だからあなたたちも僕のことを愛してください」一番印象に残った言葉です。
蒼穹の昴(3) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(3) (講談社文庫)より
4062748932
No.47
(5pt)

泣かせの作家・・・うなずけます

直球勝負というフレーズはだてじゃない!文庫発売時に、朝日新聞の記事で、「それまでの極道作家のイメージを一新した作品」とでていましたが、全く、期待を裏切らないすばらしい作品でした。なじみのあるようでない、中国大陸でのあまり遠くはない歴史の壮大なドラマ、西太后や李鴻章などの新しい解釈など色々と触れるところはたくさんありますが、何より、李春雲、いや春児の件には涙なくして読めませんでした。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.46
(5pt)

活字がでかい

ルビをふるためか、活字がでかく、ほいほい読み進めれた。分厚い2冊でもよかったような気がする。読了して、損はない本であり、結果としては感動もの、時代考証もしっかりとできていると思う。が、しかし、登場人物のその後が気に懸かる。登場人物各個人のその後はどうなるのだろうか?といいながら☆5つです。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.45
(5pt)

物語として文句なくおもしろい!

浅田作品は、プリズンホテルが娯楽作品としてテンポもよくおもしろいと思う以外は、あまり好きではありませんでした。書いてあることがストレートすぎて裏があまりないというか、書きすぎてしまっているというか、そんな風に感じていて。ただ、本作の印象はまったく違う。この物語には脇役なぞ存在しないが、ほぼ全ての人物設定の深さが半端ではない。様々な局面を迎えても、各人はぶれることなく非常に魅力的に描かれており、その性格故の歯痒さは感じても、違和感を覚えることなく一気に読み進めることができた。
蒼穹の昴(上) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(上)より
4062074974
No.44
(5pt)

歴史を動かすものは、人の志

春児、梁文秀、王逸、順桂・・・ それぞれが志を抱き、戦っていく。 ある者は途中で倒れ、ある者は生き延び、高き志のために生きる。 組織の中で勝ち残り、勝者である筈の春児もその苦悩は深い。  崩壊する清国 大崩壊の中で、誰もが絶望の中に落ちていく。 しかし、人間は強い。 彼らの犠牲は無駄にはならない。 次の時代に、必ずその志を継ぐ者が出現する。 この4巻は、読む人によって印象の強い部分が大きくわかれると 思います。 私が、最も強く感動したのは、王逸と毛沢東の出会いの場面です。 崩壊し、荒れ果てた中から生まれた希望。 後世の偉大な指導者の無垢な少年の姿が、よく伝わります。 
蒼穹の昴(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(4) (講談社文庫)より
4062748940
No.43
(5pt)

真の友情の姿とは。

敵同士となった梁文秀と春児 その両者は、会ってはならない存在となっていた。 それでも、両者は運命の糸に引き寄せられ出会う。  その出会いは、敵としてではなく親友としての出会いであった。 梁文秀は、己の今の立場が薄氷の上を歩くが如く危ういことを 春児に告げる。  そして、事態の打開を春児に託す。 二人が、いつまでも信頼し会える親友であることを証明する姿 そして、政治とは常に危ないバランスの上にあることを改めて 感じさせる。 清という大きな建物が倒れだしそうな軋みを感じさせる3巻です。
蒼穹の昴(3) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(3) (講談社文庫)より
4062748932
No.42
(5pt)

魅力的な人物多し

浅田次郎はこの本が初めてでした。本好きサイトで辛口の批評家が、揃って面白いと太鼓判を押していたので、読んでみました。中国歴史ものということで、読みづらいかと思いきや、物語の面白さに引きづられて夢中で読みました。魅力的な人物が多くて、登場から最期まで丁寧に描かれています。天命を信じ続けて西太后のお側までかけのぼった春雲が好きな人は多いと思いますが、彼をそこまで育て上げた老公胡同に住む人達が好きでした。中でも黒雲丹の登場は格好良かったです。考えさせられることも多くて、読んでよかったと思える作品でした。
蒼穹の昴(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(4) (講談社文庫)より
4062748940
No.41
(5pt)

若き力が世を動かす

西太后を中心に回る清の末期 その権力の前に、誰もが沈黙する。 しかし、西太后は決して悪ではない。 善かもしれなかった。 西太后側につく春児。 その対極につく親友梁文秀 清で一番の近代的な軍隊である北洋軍の李鴻章。 勢力が割拠しつつ、世の中を変えようとする若き力 が活躍を始める。 王逸と梁文秀と順桂のそれぞれの動きと春児の活躍 3巻が楽しみになる展開です。
蒼穹の昴(2) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(2) (講談社文庫)より
4062748924
No.40
(5pt)

著者渾身の作品

私にとって浅田次郎氏の作品は、あまりにもあざとすぎてあまり好きにはなれないのですが、この作品だけは別です。 田舎豪族の次男・梁文秀とその友達で貧農の倅・春児の二人を主人公とする、清朝末期(映画・ラストエンペラーの時代の直前)を舞台にした物語です。 前半はこの二人が、片方は科挙に挑んで高級官僚に登りつめ、もう片方が宦官に身を投じてその世界の中で出世をしていくサクセス・ストーリーであり、後半は腐敗した清朝を立て直そうとしてお互い対立する陣営に所属しながら、政変に巻き込まれていく大河小説となっています。 はっきりいって、おもしろい。大作に仕上がっているのですが、読み始めたら最後、一気に読破してしまいそうな勢いでひきつけられてしまう魅力がこの作品にはあります。 ただ、難があるとすれば、この作品に出てくるいくつかのエピソードには、元ネタがあることです。例えば文秀が科挙を受験した際の試験場でのエピソードは、宮崎市定先生の名著「科挙」に出てくる内容そのままです。まあ、巻尾に参考文献として載せていますし、それほど目くじらを立てるほどのことではないのですが、もし読んでいて自分が知っているエピソードに出くわすとAすこしテンションが削られてしまうかもしれません。 あと、日本の映画界は、このような優良コンテンツがありながら、なぜ活用しないのでしょうか。まあ、ものすごく長いお話でスケールも大きいので、今の斯界の現状を見るに、これを映画化するに当たって必要な金も人もひねり出すことが出来ないのでしょう。 ともあれ、浅田次郎氏の他の作品は別にして、この作品は一読の価値ありです。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.39
(5pt)

人には運命というものがあるのだろうか。

極貧の身の上の子供に大きな希望が降り注ぐ。いずれ、お前は人々の「昴」になる。もし、私が春児だったらどう反応しただろう。そして、どう行動しただろう。彼のように、ひたむきになれただろうか。彼のように宦官になろうとまでしただろうか。純粋な心は美しい。梁文秀もまた、運命に導かれ進士への道を進んでいく。生きていく上での大切な事がこの小説にはある気がした。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.38
(5pt)

翻弄の時代を生きる人の勇気

中国清王朝の末期の歴史的人物のドラマをダイナミックに描いています。上巻では春児という少年が糞拾いから、宦官になっていく模様が痛ましい。下巻では清王朝の崩壊を目前とした政治の闇が描かれている。あの残虐で有名な西太后の母の心や、政治をつかさどる巨人の心・・・恐ろしいだけでは語りきれない切ない面もかいまみれて意外かもしれません。中国という莫大な国土と民の数は、その中心にいる人々を魑魅魍魎に包み込み、翻弄していきます。中国の歴史の長さと深さにあっぱれと思いました。
蒼穹の昴(上) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(上)より
4062074974
No.37
(5pt)

読み始めたら、寝ることはできない

中国ものなので、ちょい難しいかと思って読み始めましたが、ぐんぐんと夢中で読みました。特に下巻に入るとまさに寝ずに読んだという感じです。色んな人物が登場する上に、それぞれのキャラが生きてます。最初は硬い調子でしたが、西太后登場あたりから、ちょいとくだけたプリズン調になったのは、笑わせてくれます。西太后をこういう描き方をした作品は今まであったんでしょうか?浅田小説の最高傑作のひとつではないでしょうか。
蒼穹の昴(下) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(下)より
4062080397
No.36
(5pt)

浅田本でも最高レベル

中国ものなので、ちょい難しいかと思って読み始めましたが、ぐんぐんと夢中で読みました。特に下巻に入るとまさに寝ずに読んだという感じです。色んな人物が登場する上に、それぞれのキャラが生きてます。最初は硬い調子でしたが、西太后登場あたりから、ちょいとくだけたプリズン調になったのは、笑わせてくれます。浅田小説の最高傑作のひとつではないでしょうか。
蒼穹の昴(上) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(上)より
4062074974
No.35
(4pt)

すごくよかったけど・・・

すばらしいお話でしたが、3巻の第5章 謀殺での小梅と王逸の1シーンで浅田次郎氏の人間としての未熟さ故の残酷さに涙が出そうになった。聴覚障害者の小梅の声を「言葉も獣のほえ声に似ている」と表現していたので、自分の声を確認できない聴覚障害者はこの文章を見てどのように思うだろう?自分の声も「獣」だろうか?と悲しむに違いない。ハンセン病患者についての表現が同じく文中にあったが、それは、病気にかかってしまったため、お城を追われたという理由付けになっている。しかし、聴覚障害者の声についてはストーリーに何の意味もなさない。その部分だけ最低。人間として最低。できれば修正してもらいたい。
蒼穹の昴(3) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(3) (講談社文庫)より
4062748932
No.34
(4pt)

ファンの怨み買うこと覚悟で、あえて苦言(ネタバレ少々)

浅田次郎は、エッセイ数冊と「地下鉄に乗って」を読んだことがあるだけだった。エッセイは楽しめたけど、「地下鉄~」はコレデモカ、コレデモカと涙腺を刺激してくるあざとさが苦手で、それ以降手が出なかった。でも、唯一気になっていたのが、傑作の評判高かったこの作品。文庫化を機に、思い切って読んでみた。ナルホド面白い。一気に読み終えた。他の人にも薦めよう。 でも、どこを見ても賞賛・賞賛なので、「・・・ちょっと待って。瑕がないわけじゃないゾ」と思い、嫌われること覚悟で文句をつけてみたい。思いつくまま。 物語の前半と後半が、やはりうまくつながっていない。前半は梁文秀と春児の出世物語を追う構成だが、そこで組み立てられた2人のキャラクターが後半で生かされているとは思えない。ヤクザな梁文秀が状元で進士になるまでの話は一種のピカレスク・ロマンの味わいだが、後半の彼はピカロどころか憂国のマジメ人間。というより、強烈なキャラたちに埋もれて、存在感薄れまくり。春児にしても、役者として西太后に取り入るまでは、これもピカロの成り上がり物語なんだが、宮中に入り込んでからはイエス様になっちゃう。何がどうしたんだ! 舞台回しの女占い師・白太太。面白いキャラだとは思うけど、登場の仕方がかなりご都合主義。要のところでどこからとなく現れて、重要な予言をし、物語の行方を方向付ける。特に梁文秀の命乞いをするところ、そしてその命乞いがアレヨアレヨと成就する展開は、アレアレ?っという感じ。それに白太太は嘘の予言をしない設定になっていて、それは予言を口にしている間は我を失っているからという理由付けもされるのだが、だったら春児のときだけ、どうして嘘がつけたんだろう。 西太后のキャラも、私としてはあまり説得力を感じなかった。プライヴェートな会話はあまりに蓮っ葉で、そこらのネエチャン。しかもろくでなしの昔の恋人の甘言さえ見抜けない女が、清朝の滅亡の苦悩を一人背負っているというのは、ウッソーの世界。王朝の滅亡を成就するために敢えてする悪行の数々って、そんなの必要ないんじゃない? ま、言い出すとキリがないのでこの辺にします。怒らないでください。付け足しみたいですが、李鴻章の人物造詣は魅力的でした。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.33
(5pt)

人間は宿命を変えられるのか?

李鴻章「人間の力をもってしても変えられぬ宿命など、あってたまるものか」印象的な言葉でした。
蒼穹の昴(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(4) (講談社文庫)より
4062748940
No.32
(5pt)

何度でも号泣。

この本は私が今まで読んだ中で、間違いなくベスト5に入る素晴らしい本です。偽りの予言を信じ、真っ直ぐに前を向き生きていく春児の姿に、鬼と言われた西大后の光緒帝を思う心に、幾度涙を流したか分かりません。もう何十回と読んでいるのに、本屋で立ち読みしただけで泣けます。歴史小説ってちょっと苦手だな、と思う人にこそオススメしたい作品。文庫化されるまで8年もかかった待望の本です!
蒼穹の昴(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.31
(5pt)

 浅田次郎、もっと読んでみよう

 浅田次郎に「鉄道員(ぽっぽや)」から入ったぼくは損をした。あの本を読んだのは何年前だったか、おかげでそれ以来浅田次郎という作家を完全に無視してきたのだが・・・。それが今回「蒼穹の昴」文庫版の書評を見かけ絶賛されているのを知り、買うまでもないだろうと図書館に行って借りて読み始めたらすぐさまハマっちゃいました。 この作家がよくよく指摘されるところの「お涙頂戴」的テイストが随所にあり、ちょっと素直に感動できなかったりもするのですが、そんなひねくれ者のぼくでもこれは傑作だと太鼓判おします。純粋に、面白いです。  それまでのぼく同じく「浅田次郎?ちょっとね・・・」という人も、一度読んでみることを自信をもってお勧めします。
蒼穹の昴(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(4) (講談社文庫)より
4062748940
No.30
(4pt)

清の立志伝。。

~本の内容については、みなさんにおまかせするとして、感想だけ。中国読みの漢字はなれるまで、とても読みにくかったですが、ページが変わるごとにふりがなを付けてくれているので、最初の方のページに指をはさんでおく必要とかはありませんでした。ストーリー自体は、とてもおもしろく一気に4巻読み終えてしまいました。中国の歴史的背景や、主人公の~~純粋さ。そして、どこまで史実通りなのかは知らないですが、実際にあったであろう、いわゆる宮廷内の悪者たちの真意。そういった内容を、文字の間に発見することの出来る素晴らしい本だと思いました。ただ生意気いうと、ちょっと仕上げがおおざっぱかな?って感じました。ストーリー内に矛盾まではないんですが、腑に落ちないというかすっきりしないという~~か、何らかの事情で執筆を無理矢理終わらせたというような印象を後半で持ってしまいます。ラストエンペラーとか、歴史的にこの本の続きになるものを読みたいと感じました。ともあれ、読んで後悔するような作品では絶対にないと思います。~
蒼穹の昴(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒼穹の昴(4) (講談社文庫)より
4062748940