MOMENT

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評判

MOMENTの評価:

4.06/5点 レビュー 79件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全107件 81〜100 5/6ページ
No.27
(4pt)

淡々とした中に時時々現れる刃

本田孝好氏の小説は短編に限る、と思ってきた。だが、この短編四つで長編という形式ならば氏の持ち味は一切損なわれたり間延びを感じる事無く楽しめた。決して長編を書く能力に劣るわけではないが、氏の持ち味の一つであろう、「テンポ良くサクサクと進む中にチラチラと見え隠れる何かからのラストへ向けての破壊力」をこよなく愛する自分としてはこの形式を渇望する。 内容であるが、短編連作であるが決して一つ一つが完全に独立している話ではない。一つ一つが「それ単体」で読めるようには作られているが、とは言っても文庫一冊程度を分けて読む人もいないであろうが。 個人的には「FIREFLY」のラストが最高にキた。今までの本多作品が好きだった人で未読なら即購入で問題無いと思う。文庫だから場所も取らないし。
MOMENT (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: MOMENT (集英社文庫)より
4087478599
No.26
(3pt)

ありがちなストーリー

「死を目前にした人の望みを叶えてくれる人がいる」という噂のある病院でアルバイトをする大学生の話です。4つのストーリーが収められており、それぞれが主人公の大学生と一人の患者を中心に物語が展開しており、4話目で完結という構成です。病院が舞台ですが、涙を誘うような感動モノではなく、わりと淡々と話が進んでいきます。ストーリー自体もありがちなものでこれといった感動はありませんでしたが、つまらないというわけでもないので、評価は星3つ位が妥当かと・・・
MOMENT (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: MOMENT (集英社文庫)より
4087478599
No.25
(4pt)

心に残る数々の人生

大学生が、病院でのアルバイトで、余命数日から数ヶ月という患者さんたち何人かと接する機会を得る。死に直面している患者さんたちは、老人から中学生まで年齢や性別も様々。主人公は、大学生なのだが、大学生は死に直面した人たちの心の中を読者に見せてくれる窓のような存在。本当の主人公は死に直面している人たち−だと思う。中学生で死に直面しなければいけない人、30歳で生きることをあきらめなけれればいけない人、戦前生まれの人の背負ってきた人生、様々な人生とその終わりが、実話なんじゃないだろうかと思うほど、見事に書かれている。死とは、生とは!といった主張はせず、様々な人の人生とその終わりを、あるがままに書いています。読み終えてみると、何人分もの人生を経験したような気がしました。心が豊かになったような、心地良い体験がでした。
MOMENT (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: MOMENT (集英社文庫)より
4087478599
No.24
(4pt)

引き込まれる

私は短編とかはあまり好きではないのですが、これは良かったです!シンンプルに描かれているので、活字が苦手な人でも読みやすいからお勧めできます。人は最後に何を願うのか?ちょっと気になる題材だし、いずれ自分にもそんな時が来るのだから、世界に引き込まれてしまいますね。一番好きなのは三つ目の話かな?女性が誰に電話しているのかはすぐに分かっちゃいましたけど、綺麗で切ない終わり方にじーんときちゃいました。それに、主人公と幼馴染の関係も良いですね!
MOMENT (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: MOMENT (集英社文庫)より
4087478599
No.23
(5pt)

独特の世界観

本多さんの文章の運び、ミステリアスな部分が上手に引き出されてる作品。この独特な世界観は読めば読むほど引き込まれます。MISSING同様、かなりいいです♪日常的なのに、非日常を自然に溶け込ませる能力を覗いてみたい方必見!
MOMENT (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: MOMENT (集英社文庫)より
4087478599
No.22
(4pt)

シリーズ作品として読み続けたくなる作品

それぞれが適度な長さの短編として、しかも内容は結構どんでん返しとかがあり、読み応えのあるしかも面白い作品に仕上がっています。未知なる力的なミステリーのエッセンスは今回は少ないので、実際にいる必殺仕事人(普通の人版)として主人公が描かれている点も現実身がありこの作品をよりリアルなものに仕上げています。続編が読みたくなる作品。読者が参加する企画も面白い。
MOMENT (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: MOMENT (集英社文庫)より
4087478599
No.21
(3pt)

ちょっとがっかり

瑞々しさを感じさせる文体、恋愛の儚さをうまく滲ませるストーリーテリングが、病院を取り巻く状況を専門的に取り上げることにより、薄まってしまったように感じました。テーマが死なのでしかたがなかったのかな。 
MOMENT Amazon書評・レビュー: MOMENTより
4087746046
No.20
(4pt)

あなたの最後の願いは何ですか?

本書が私にとって初めての本多さんの著書でした。帯書きに惹かれて購入。四話のショートストーリーで構成されているのも、あきっぽい私には重要です。あまり感情的でない、シンプルでテンポのよい文章。何より会話文の、主人公の小気味よい切り返しが最高です。一日で一気に読破。病院でバイトをする傍ら、死を目前にした患者の最後の願いを叶えていく「僕」。『FIREFLY』が私の一番のお気に入り。病院の電話から、留守電にメッセージを残し続ける女性。意外な結末に、彼女の心情を思うとせつなさが沁みてきました。「人間の本質」テーマは重いのに、重さを感じさせない。しかし、自分の中に残るものがあります。そして、知らず知らずのうちに自分に問いかけているのです。「あなたの最後の願いは何ですか?」
MOMENT (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: MOMENT (集英社文庫)より
4087478599
No.19
(4pt)

読みやすい

本多さんの本で最初に読んだのは、Alone Togetherで、現代作家らしくて読みやすく、話もそれなりだったので、この本も買ってみました。前に比べて、書き方が上手くなってるように思いますし、内容も面白いと思います。
MOMENT (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: MOMENT (集英社文庫)より
4087478599
No.18
(5pt)

上手すぎる

本当にこの人は短編をかかせたら素晴らしいです。乙一とか小林奏三に匹敵する。今回は同じ主人公を使った連載短編。GOTHのようなイメージで考えてくれるちわかりやすい。 会話や、そのあいだの文がとにかく上手い。ユーモアが適度な具合に交えてあり、しかもそれがしっくりくる。村上春樹を思わせる文体も新鮮で独特できれい。 ミステリ的に、最後にしかけがあったりもするのだが、その仕掛けがあるように思わせないテクニックがすごい。文章と話が自然すぎと呼んでいてすっと流される感じ。病院内の話なので、せつない話が多い。それぞれの話のあと、患者がみんな死ぬことを考えるとせつない。 最後の話はいわば生と死の対決であり、犯人との会話はリズミカルかつスリリング。上手い。  ヒロインの葬儀屋との関係の書き方、ラストシーンの締め方も秀逸。とにかく、天才的でみずみずしい作品。
MOMENT Amazon書評・レビュー: MOMENTより
4087746046
No.17
(5pt)

まさに珠玉

人間の死ぬ間際の輝きを、この作者らしいタッチで描いたなんとも爽やかな作品。自分の中では3作の中で一番好き。主人公はとある病院で命が尽きかけてる患者達の願いを一つだけ叶えてゆきます。その途中で読者は必ず、その人たちの姿に心を打たれるはず。それは絶対です。オチにはやられます。つくづくこの作者には動かされる。
MOMENT Amazon書評・レビュー: MOMENTより
4087746046
No.16
(4pt)

MOMENT is LIFE

「人は生まれたその瞬間から死に向かって歩いている。」という言葉をあらためて思い出した。誰もが逃れられないものが死。その死をはからずも病院のベッドで迎えるその最後の瞬間,自分は何を思い何を願うのだろう。ちょっと考えたけどやっぱり止めた。これまではっきりとした人生観や目的を持たずに生きてきたどこにでもいそうな青年が,清掃夫として働く病院で,死に旅立つ人の最期の願いを聞いているうちに,徐々にしっかりとした骨太の青年に成長していく姿に好感を持てた。青年と親友の葬儀屋の会話も実にリアルで心に残った。作者の他の作品のようにSF的ミステリーの要素は今回はないが,死というつらく悲しいテーマでありながら,永遠の世界に旅立つ人の心の中に残る淡い想いや未練を,青年が優しくかなえていく様子がちょっと切なくてちょっと暖かい。4つの物語がそれぞれ独立していて読みやすい。2つめと3つめがちょっと切なかったなあ。・・いい作品です。
MOMENT Amazon書評・レビュー: MOMENTより
4087746046
No.15
(4pt)

二度と帰れない黄泉路を前にした人たちの物語

病院で清掃員のアルバイトをしている主人公。あるきっかけから、死が迫った入院患者たちの最後の願いを叶える必殺仕事人の役割を務めることになります。主人公と、この世に別れを告げようとしている人たちの四つの話が収められた連作短編集。 物語の語り手である「僕」という存在に、とても幻想的な雰囲気を感じました。死の旅に向かう人たちと、普通の生活を送っている人たちとをつなぐ役割を担っている存在。現実に存在している実体感が希薄で、あたかもさすらい人のよう。黄泉路へと向かう人たちの渡し守を務めている、そんな不思議な雰囲気がありましたね。 死を前にした彼らが、「僕」にどんな願い事をしたか? 願いが聞き届けられたことで、彼らは肩の荷物を下ろしてあの世へと旅立つことができたのか。 気がつけば、透明感に満ちた話に浸っていました。 動物の爪痕みたいな線が四つ、縦に引かれた青の装幀。 四本の線の傷の向こうに、得体の知れない何かが潜み、ふとした拍子にこちら側に忍び出してくるみたいな。 フォンタナ「空間概念、期待」の装幀も印象に残ります。
MOMENT Amazon書評・レビュー: MOMENTより
4087746046
No.14
(4pt)

人間の成長

人生に対してガツガツしてなくて人に対する妬みとか持たない主人公が死を前にした人の願いと関わることで精神的に強くなってゆくそれは、関わるということ、つまり人間関係人に対して付き合いやすいパーツだけ選んで付き合うのではなくすべてひっくるめて向き合うしかないその人の付き合い難いパーツもその人なのだからそれは、運命に対しても言える自分の選択でない未来に対して、すべて受け入れる弱音や迷いがあってしかり人も現実もすべて受け入れる精神的逞しさこの本を読むことで、そんな強さ、逞しさを感じる
MOMENT Amazon書評・レビュー: MOMENTより
4087746046
No.13
(3pt)

持ち味がいまいち・・・

この作者の他作品と比べるといまいち持ち味が生かし切れていない気がします。普通のいわゆるミステリーものと大差なく、面白いことは面白いのですが期待していた分、ちょっと辛口採点です。病院で死を迎えつつある人の願いを一つだけ叶えてくれる謎の人物の伝説、そこに込められた命の意味に対する問いかけと作者なりの答えは少しありきたり過ぎたかなという印象があります。なぜこのテーマを選んだのか、伝えたかったことはなんだったのか、??と思ってしまいます。軽妙かつ辛辣な会話のやりとりはすごく好きなんですけどね。
MOMENT Amazon書評・レビュー: MOMENTより
4087746046
No.12
(4pt)

自分はこの人の著書FINEDAYSの方が好きです。どっちも☆4つだけど、あっちの方が全然良い。なんかパッとしない感じ。主人公が死に間際の患者の頼みを片付けて行くとゆう話。チョット人生観みたいなのも描かれてる。この本に入ってるストーリー、内容より物語の締めくくりがウマイ。☆三つの内容でパラパラめくって読んでて、最後のシメで評価が一個上がる。絶賛はしません。が、他のコレ系の本は読み尽くしてて、暇してるなら買って読んで見ては。
MOMENT Amazon書評・レビュー: MOMENTより
4087746046
No.11
(5pt)

本多さんの世界

本当に一気に読みました。授業中にいてもたってもいられなくて、でももったいなかったです。それくらい一話一話の内容がすっきりでしっかりしていました。本多さんの小説に引き込まれる要素がたくさん詰まっています。たとえば会話。若い主人公と老人、探り途中の家族、幼馴染、少し年上の女、その会話一つ一つが、妙にしっくりきます。会話を活字にしているのに違和感が全然ありません。そして登場人物と主人公。特に主人公の性格や言葉使い、行動、いろいろなことをしているのにピッタリ当てはまる人物像。どんな人なのか想像できます。そしてその想像はとってもかっこよく思ってしまいます。物語の内容が、現実と非現実の間のように感じます。早い展開なのにごちゃごちゃにならないし、回りくどいとも思いません。もう引き込まれています。読んだあとの感想は、「面白かった!!!」一度読んで見てください。とっても面白いですよ!
MOMENT Amazon書評・レビュー: MOMENTより
4087746046
No.10
(4pt)

冷たすぎない視線

主人公、文章、よく言われている「透明な感じ」が、やっぱり村上春樹を感じました。そういう人多いと思います。なので、読んでいてイヤな感じは全くありません。ちょうどいい温度なのだとおもいます。熱すぎず冷たすぎず、サラッと読める。本の表紙のブルーがそのまま文章になった感じ。死ぬ間際の最後のお願いの謎、「怖い」と思うものもあるけれど、人の死を、こんなにきれいに書けるんだなぁと思いました。新しいミステリなんだと思います。
MOMENT Amazon書評・レビュー: MOMENTより
4087746046
No.9
(4pt)

透明度が高いってことは、

いつもほめ言葉になるのだろうか?確かにこの作品は本多孝好氏の他の作品同様、透明度に溢れた素敵な作品であろう。しかし、死を背景としていながらも軽いタッチを求めたがゆえに、どこかテーマと文章がしっくりときていない感じを受けた。とはいえ、心が洗われるようなすっきりとした作品集である。私もこの中から一話を選ぶとすれば、3番目のFIREFLYを選ぶであろう。どこかで読んだようなストーリーの気もしなくはないが。
MOMENT Amazon書評・レビュー: MOMENTより
4087746046
No.8
(5pt)

はぁ・・・

最高でした。死という重い主題を軽いタッチで書きこなす作者の力量にただ、ただ、感服です。僕個人としては「FIREFLY」が気に入ってます。これからもこんな透明感のある作品を書き続けてもらいたいですね。
MOMENT Amazon書評・レビュー: MOMENTより
4087746046