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【伊岡瞬】
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いつか、虹の向こうへの評価:
7.83/10点 レビュー 6件。 A ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点7.83pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
十分に面白い(いつか、虹の向こうへ)
350ページ程の中編だけどコンパクトに仕上がっており、十分に楽しめました。これは著者のデビュー作ですか。デビュー作がこのレベルだと、当時相当期待されていたのでは?自身の過去のレビューを調べてみると、この方の作品を結構な冊数読んでました。そして、最近読んだ「赤い砂」以外は評価も高い。8点と9点ばっかりですね。この方の作風は私の嗜好にピッタリはまっているのかもしれません。主人公の元刑事尾木には、いずれ本物の虹を見つけそこを渡って欲しいな、と思わせるどこかホッコリするような小説でした。気軽にあっという間に読み終えます。お勧めします。
いつか、虹の向こうへの感想
粋な元警官が主人公。ストーリーもややこしくなくて読みやすく、そして粋でした。
横溝正史ミステリ大賞を受賞したハードボイルド作品。コテコテのハードボイルドは苦手なのですが、この作品はノリが軽くてテンポも良いので読みやすいです。ノリが軽いっていうか、「言葉選び」という点で凄くセンスを感じさせますね。そしてやはり印象的なのは、(作品タイトルにも繋がるのであろう)「虹の種」の話。要するに「悲しみを背負った人達を幸せにするために戦う主人公」の話をハードボイルドに描いている訳ですが、挿入されたその「虹の種」の話が、作品のとんがってる部分を弱めてるというか、上手く言えないんですが、すげー効果生んでるように思えました。恐らくは作者の創作だと思うのですが・・・まぁだとしても、だとしなくても、これがデビュー作っていうのにはちょっと驚きです。ラストで主人公より真相が明らかになるシーンは、私自身も読んでて違和感ありましたし、他のレビューとか見てみるとやはり賛否両論のようですね。でも、個人的にそういう趣向の作品じゃないですし、まぁいいんじゃないかと。
読後感が良かった。
家族を失ったアル中の主人公とその家に住む訳あり同居人達が、主人公が拾ってきた少女によってその同居人達の間にもたらした明るさを信じ、警察捕まってしまった少女を助ける話。事件が起こるまでは、話のテンポやノリが軽くてあまり好みではなく、読むのがつらかったがそれ以降は逆に事件の究明に奮闘する主人公や同居人達のそれぞれ事情が解明されていき、事件自体は大した話ではないが、人との絆や家族を守ろうとする登場人物達がとても良い。最後にわかる真相は前フリもなく突然だが、個人的にはこれで良いと思った。少女を助けるためには、引き換えに真実が必要で、決してハッピ-エンドではないけど何となく心温まる終わりだと感じた。この本の題名の意味も読み終えればわかるが、考えるほど心にグッと来る。
350ページ程の中編だけどコンパクトに仕上がっており、十分に楽しめました。
これは著者のデビュー作ですか。デビュー作がこのレベルだと、当時相当期待されていたのでは?
自身の過去のレビューを調べてみると、この方の作品を結構な冊数読んでました。そして、最近読んだ「赤い砂」以外は評価も高い。8点と9点ばっかりですね。この方の作風は私の嗜好にピッタリはまっているのかもしれません。
主人公の元刑事尾木には、いずれ本物の虹を見つけそこを渡って欲しいな、と思わせるどこかホッコリするような小説でした。気軽にあっという間に読み終えます。お勧めします。