江戸で相次ぐ無差別の人殺し。手口は様々で、骸の傍には必ず一輪の白椿が置かれていた。

「ファンシーカラーダイヤを委託なさってみませんか?」相田宝飾店のネットショップで呼びかけたところ、若くて綺麗な女性が、レッドダイヤやブルーダイヤのリングなどを持ち込んだ。

精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞級の研究者/サイコセラピスト。だが、彼女にはもうひとつの秘密の顔があった。

青山骨董通りに静かに佇む「相田宝飾店」の跡とり娘・青子。

“日本人の薬膳”という本に関わる文化人類学者・日下部のまわりで起きる連続殺人事件。

出産直後に殺された若い女の骸が発見される。

著者が満を持して贈る「日本人とは何か」を問う巨編。三重ラセン構造を呈した迷宮のミステリ。

日本海でクルージング中の大学生・黒枝真也たちが奇妙な死に方をした。

新宿御苑の桜の下から発見された白骨死体。検死をした田代ゆり子は、その死体から赤い色素が浮き出ていることに気づいた。

嬰児惨殺事件の陰に潜む驚愕の真実!捜査に参加した心理分析官の加山知子は動機をプロファイリングしていくと、母性を“業”として背負った悲しい運命の女たちに突きあたる。

次々と発見される女性と幼女の死体。その頭からは、脳がえぐり出され、手足からは、肉がそぎ取られていた。