魂の岸辺
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
評判
魂の岸辺の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
魂の岸辺の総合評価:
9.33/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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きっとさらに面白くなったと思います。
主人公・川田周一の成長の物語ですから、
それをもっともっと丹念に描くことができたはずです。
物語自体はわりと平凡な内容なんですけど、
主人公の川田周一が物凄く魅力的です。
以下に、周一と今作品の敵との会話を少し。
・
「女将さんに会いたいんだが」
弁護士の方が言った。周一は、黙ってバットを振り続けた。
「聞えないのかね。女将だ」
「営業中じゃねえよ。大晦日だぜ」
「用事があって来てるんだ。あまり手間はとらせるな」
「取り次いで欲しかったら、さきに名前を言えよな。
いい歳をして、礼儀ってやつも知らねえのかよ」
「おい、君」
「佐藤だ。佐藤興業の佐藤」
大きな声だった。周一は佐藤の方に眼をむけて、にやりと笑った。
「おっさん、耳が遠いのかよ」
「なに?」
「老いぼれて耳が遠くなったんじゃねえかと思ってさ。
耳が遠いと、声がでかくなるって話を聞いたことがある」
「おまえ、この家の人間か?」
「おまえと呼ばれる筋合いはねえな、おっさん」
「おっさんと呼ばれる筋合いもない」
「名乗らねえからさ。名前がわからなきゃ、見た感じで呼ぶしかねえだろう。
だから、おっさんさ。成金趣味のおっさん」
・
・・・川田周一は、まだ14歳なんですけどw
しかっりとハードボイルドしています。
14歳にしては、喧嘩も強いですし、
まわりの人間たちが将来性大と認めているだけあります。
周一の10年後、20年後の姿をぜひとも見たいですよ。
周一が師と仰ぐことになる久我との約束もあることですし、
続きを絶対に読みたい作品でした。
オススメです。