私はここにいる、と呟く。
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種別
長編
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あらすじ
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評判
私はここにいる、と呟く。の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
私はここにいる、と呟く。の総合評価:
7.00/10点 レビュー 4件。
感想一覧
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Amazonレビュー
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自分が呼びかけるのではなく、向こうから気づいてほしい、呼びかけてほしいという願いである。
ここにいると呟いているのは過去の自分だ。7つの短編のそれぞれの主人公は過去を振り返り、なにかしら過去に縛られている感覚を持つ。
その呼びかけは、現在の自分に、母親に、過去の恋人や疎遠になりつつある夫に、道をたがえた同級生、社会一般、あるいは、既に死んだ人に、向けられている。
心の中で「ここにいる」と叫び続けてみても見つけてもらえるとは限らない。あるいは、見過ごして、そっとしてもらえるとは限らない。
叫んでも届かないことがわかっているから叫ばない。でも、呟かずにはいられない。
それは赤ちゃんの泣き声にも似ていて、どこか子どもじみているかもしれないが、とても切実な響きを持つ。
届かずに消えていく声の救いのなさに、胸がざわざわと落ち着かない感じが残った。