ピーターパンの殺人
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 | 1986年02月28日 ピーター・パンの殺人 (Daiwa Novels) 戦時下の事件と現代の殺人が時空間を超えて結びつく、ペーパーナイフが結ぶ運命の糸―本格推理職人芸。書下し長篇ミステリ。 (「BOOK」データベースより) |
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| 田舎の温泉地で殺人事件が起きる。 凶器には、人殺しに用いるには不似合いなペーパーナイフ。 その土地の映画館では、スクリーンから殺し屋が抜け出て 観客を脅す奇妙な事件が発生した。 その殺し屋が落としていった凶器も、ペーパーナイフだった。 温泉地に逗留するベストセラー作家と、 彼の友人である往年の映画俳優は、 大戦中のどさくさに起こしてしまったある事件を思い出していた…。 過去と現在の謎が交錯して融合する、その構成力に脱帽ものです。 チョイ役で登場するレギュラーキャラ等、随所に見える作者のお遊び、 大昔の時刻表トリック、出没するドッペルゲンゲル(分身)、賛否両論必至なラストetc… 楽しい読書体験をさせていただきました。 大戦中の回想シーンは作者の実体験による注釈が数多くあり、 自分には、当時の貴重な証言集としても楽しめました。 | ||||
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