失踪人 磯貝探偵事務所ケースC
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小路幸也さんの作品は大好きで、このシリーズも絶好調です! 大学生の光と探偵事務所経営の元刑事・磯貝の名コンビが 難事件を解いていくのですが、そのバランスが絶妙です。 そして今回の謎解きは特に面白くて、 ある人の人生をかけた行動に心が揺れ動かされます! 是非その目で確かめて下さい。 最後の最後まで、ハラハラさせてくれます! | ||||
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この国の<コージー・ミステリ>なのかと思いながら読み始めました。 主人公は、元刑事の私立探偵、磯貝。舞台は、北海道。彼は小樽にある高級料亭旅館<銀の鰊亭>にて、女優の西條真奈から北海道知事の<特別秘書>をしていた姉、紗理奈が失踪してしまったので探し出して欲しいと依頼されます。 前半、磯貝は、私立探偵小説のスタンダードをなぞるようにその失踪の真相に迫るべく幾人かの関係者を尋ね歩きます。快調でした。しかしながら、三十年前の或る事件が掘り起こされていくあたりからいささかそのストーリーテリングが怪しくなってきます。スリラーである以上、あまり詳細を語ることはできませんが、そのあまりにも突飛な発想と強引な物語の繋げ方に逆に驚きを覚えました。これは私立探偵小説のようなファンタジーなのか?話が面白ければそれでいいのか?もはや私にはお手上げでした。 全体の56%を読んだあたりの違和感をお話しします。三十年前のバブル期という記述が何度か出てきますが、30年前が1989年であれば、確かにバブル期と言っていいでしょう。30年前が1994年であれば、バブルは既に崩壊していました。そして、30年前に成田空港で誰かが携帯電話をかけるシーンが登場しますが、(おそらく携帯電話は開発されていたかもしれませんが)1989年、まずほとんどの人は携帯電話を持っていなかった。1994年、持っている人はいたかもしれませんが、少なくとも私の身近で携帯電話を使って話をしている人はいなかった。 殊更リアリティにこだわるわけではありませんが、そのあたりの曖昧さがこのスリラーが(不快な)ファンタジーだと思える一つの理由なのだと思います。 ◻︎「失踪人~磯貝探偵事務所ケースC~ 銀の鰊亭」(小路幸也 光文社) 2024/6/1。 | ||||
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