赤き死の香り



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    初公開日(参考)2008年06月
    分類

    長編小説

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    赤き死の香り (論創海外ミステリ)

    2008年06月01日 赤き死の香り (論創海外ミステリ)

    富豪一族に相次いで起こる変死事件。現場に残されたクチナシの香りを追って、酒と女に弱い私立探偵ビル・クレインが謎に挑む。古典的名作『モルグの女』のジョナサン・ラティマーによる、ハードボイルド+本格ミステリの秀作。ビル・クレイン・シリーズ最終作。 (「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (4pt)

    老いも若きも楽しめるユーモア・ハードボイルドと本格ミステリの絶妙なブレンドです。

    名作「処刑六日前」「モルグの女」で四十年以上前にオールド・ファンを魅了したハードボイルド・ミステリーの巨匠ラティマーの貴重な未訳作品が翻訳紹介されました。著者の本領はハードボイルドに本格ミステリーの面白さを加味して絶妙に料理する手腕と、殺人ミステリーですがユーモアを随所に挿んで殺伐とした雰囲気を和らげてくれる腕前です。前述の2作にも登場したシリーズ探偵は、酒と女に弱い私立探偵のビル・クレインです。酒が入ると口も滑らかになり快調その物で、時に過ごして二日酔いでへべれけにもなりますが、頭の回転もスピーディーにしてくれるお酒は彼にとって無くてはならない潤滑油でしょう。本書では相棒として所長の姪の美人探偵アン・フォーチュンと夫婦役を演じて事件に乗り出し、愉快な掛け合い漫才のようなノリで大いに楽しませてくれます。
    大富豪の依頼は、続発する一族の変死事件を調査して欲しいという物だった。自動車内でガス漏れによる酷似した状況で死んだ二人の男の死因は、事故死か?自殺か?他殺なのか?。現場には〈レッド・ガーディニア〉という香水の香りが微かに漂っていたらしい。浮気症だった被害者を巡って、美貌の未亡人、情婦とその情人のギャング等の容疑者が入り乱れ、事件は謎を深めて行く。
    さて、本書のミステリーとしての出来栄えですが中の上といった所でしょうか。偽の手掛りをちりばめて読者の注意を逸らし犯人を隠すテクニックは流石と唸らされます。少しだけ難点を挙げると、後半で読者を迷わせる大掛かりな場面があり緊迫感が盛り上がって楽しめますが、これはかなりずるい手だと思います。著者は生涯に全部で八冊の長編ミステリーを残しており、ビル・クレイン物は五作の内まだ二作が未紹介ですので、これを契機に翻訳される事を期待します。本書を読んで著者の既訳作品五冊も読み返したくなりましたので、眠っていた本棚から久々に出して来ようと思っています。
    赤き死の香り (論創海外ミステリ)Amazon書評・レビュー:赤き死の香り (論創海外ミステリ)より
    4846007863



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