(短編集)
三つの悪夢と階段室の女王
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第35回小説推理新人賞を含む50ページ程度の短編集4編。どの話も内容は暗く後味は良くないですが、文体は軽くサクサクと読みやすいです。デビュー作と「復讐の花は枯れない」が何となくテイストが似た作品との印象ですが、全編とも推理小説とは少し違うかもしれません。サスペンス色が濃いかなと思います。 ごく普通の人がある事が原因でトラブルに巻き込まれ、抜け出せない状態になりその結末がどうなる、というのが基本コンセプトという風に感じます。段々ドツボにはまる様が何となくコミカルで構成も良く練られた「階段室の女王」が一番印象に残りましたが、作品を重ねるごとにストーリーに厚みが出ているように感じられ次回作が楽しみです。 | ||||
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4つの短編推理小説 意外とさっと読めます。 どれも次の展開が気になって仕方ないいい小説です しかし内容が脳裏に残って後味は悪いかも☹️ | ||||
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酔った勢いで心無い言葉を口走った、いじめっ子に強要されていじめの片棒をかついでしまった、向こうにそりの合わないヤツがいるのを見つけて思わず横道に逸れてしまった‥‥褒められたことではありませんが、「その程度」のことなら誰しも見に覚えがあるかと思います。 しかし、それが運悪く「その程度」で済まなかった時、それがきっかけで思わぬ悲劇が起こった時、「やってしまった」側と「やられた」側の受け止め方の深刻さの差から、事件の幕が切って落とされます。 どこにでもありそうな町の、どこにでもいそうな住人達の日常の上に、潜んでいた悪意の種が芽吹き、顕在化し、どんどん増大していくさまがとても怖く、一気に読了しました。 いくらなんでも現実にはここまでにはならないだろう、と思いつつも、近年起こった事件を鑑みれば、絵空事とは言い切れないかも‥‥。 | ||||
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脅迫や殺人に関する4つの短編集なのだが、どの短編も先が読めない展開と、人間の心理をついた怖さがあり、最後まで楽しめた。個人的には、「夜にめざめて」と「階段室の女王」が好きだった。 「夜にめざめて」は、ある町で発生している通り魔事件で、無実なのに犯人と疑われた男と、自警団を名乗り正義感を振りかざす連中とのやりとりを描いた話。一度疑われたらとことんまで追い詰められてしまうことの怖さが伝わってきた。最期の終わり方も怖かった。 「階段室の女王」は、高層マンションの階段で偶然、嫌いな隣人が倒れているのを見つけた女性の話。救急車を呼ぶかどうか迷っているうちに、隣人の知り合いに話しかけられ、ドツボにはまっていく様子が楽しめた。 著者はこれがデビュー作とのこと。今後も著者の小説に期待したい。 | ||||
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