天使を同じ夢を見る
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あらすじ
仕掛けられたゲームは真実への入り口か、それとも過ちへの序章か…?世界的ベストセラー『さよならジェーン』の著者が放つサスペンス最新刊。5年前、3人の幼い少女が次々と殺害された。その遺体がまるで眠る天使のように美しかったことから、犯人はSAK―スリーピング・エンジェル・キラーと呼ばれ、世間を騒がせた。そして今、再び少女が殺された。SAKの手口をそっくり再現するかのように…。当時あと一歩のところで犯人を取り逃がした刑事キットは、今度こそはと逮捕を心に誓う。しかしその翌日、SAKを名乗る人物から一本の電話が入った。「僕はあの少女を殺していない。誰かが手口を盗んだ。まねしたんだよ。僕はそいつを捕まえて、犯行をやめさせたい」。(「BOOK」データベースより)
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評判
天使を同じ夢を見るの評価:
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天使を同じ夢を見るの総合評価:
10.00/10点 レビュー 1件。
感想一覧
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…といっても明るく快活なものではありません。エリカ・スピンドラーの作品なので。
特に犠牲者が10歳の少女たちと罪のない老女たちとあっては。
ふたりが事件の解決に奔走することと、彼女たちの人間性、関係、プライベートでの出来事が盛り込まれており、退屈しない展開で、読み応えのある作品でした。
本作の3年後の物語として『彷徨う絆』(ヴィレッジブックス)がありますが、私はそちらを先に読んでしまいました。順序良く読んだ方が、本作での犯人予測の的が広がって、よりおもしろいと思います。
ここでの序盤のMCはとても生意気。22歳年上のキットに対して態度が悪いです。
(狭量の私は『彷徨う絆』を読んでいなければMCが嫌いだったかも。その点、逆の順序で読んで良かったのかもしれません。こんな生意気な後輩は現実でもいますが)
仕事と私生活で失脚した過去があるキットが謙虚で大人だから、やっていけたのでしょう。
そうこうしているうちに、次第に本来のMCのいい人間性が現れてきます…。
ちょっと思ったのは、バディ・ブラウンが1週間前まで生きていたのに(P329)、監察医から“死後2週間”とされるところ(P356)。たぶん筆者のミスでしょう。
また、犯人が48歳のキットを「子猫ちゃん」と呼ぶことには違和感がありました。
終盤、悲哀を感じました。
…それとラストには余韻が。これが次作につながる伏線に。