黄昏という名の劇場
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
黄昏という名の劇場の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク
黄昏という名の劇場の総合評価:
8.40/10点 レビュー 5件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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前知識なく、誰が書いたかも知らずに読めば、イギリスの幻想小説だと思いそうです。登場するのは欧米人であり、舞台はなんとなくイギリスの香りがします。登場人物の名前は書かれていないことがほとんどで、”僕”、”黒い服の男”、”艦長”、”男爵”のような役職や敬称で呼ばれます。
作品は、いまひとつ意味がわからないものもあり、好みがあると思いますが、個人的に気に入ったものは、
船室の置かれた人形たちが怪異を起こす人形譚であり、幽霊船怪談でもある「人形たちの航海」、
怪しい侯爵家に家庭教師に入った女性が出会う恐怖、これは植物の怪異であり、ふと、古典怪談である「ラパチーニの娘」を思い出しました。
「赤い皮装の本」舞台となる無限に続くような図書館の描写が圧巻です。そこで、それぞれ一冊の本を探すことだけに人生を費やす人々。ある日、そのことに疑問を持った少女は・・?いったい世界はどうなってしまったのか?奥深い内容の幻想SFです。
「憂い顔の探偵」はまるでシャーロック・ホームズ物の雰囲気でいて、それをさらにひとひねりしたものです。
どの作品も、幻想小説として個性的でレベルが高く、その世界に引き込まれます。ただ、どの作品にも登場する謎めいた”私”、物語の語り手の正体が最後に明らかにされるということなのですが、明らかになった??自分にはなっていないような気がしたのですが・・・これが最後のオチというなら、よくわかりませんでした。そちらにも気を取られてしまったので、そんなことを考えずにただ短編集として読んだ方がよかったかもしれません。その点だけが残念でした。