国境の南

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種別
長編
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1,990回
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1
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あらすじ

2005年07月31日 国境の南 (双葉文庫)

来日中のアメリカ副大統領が日本人夫婦を射殺し、その住居に立てこもった。前代未聞の事態に苦慮した日本政府は、その「現場」をアメリカ領土にすべく、「アメリカ大使館別館」を作ってしまう。日本なのに、パスポートが必要な生活に戸惑う近隣住民。そんななか、大使館別館に隣接するアパートの住人、緑川母娘の部屋にやって来たのは…。(「BOOK」データベースより)

評判

国境の南の評価:

8.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点8.00pt

国境の南の総合評価:

8.40/10点 レビュー 5件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(8pt)

America first!

来日中のアメリカ副大統領が日本人夫妻を殺害してしまう。その事実を隠蔽するために、現場をアメリカ大使館別館としアメリカ領土とする。アパートの出入りにそこを通らなければならない住民は、パスポートが必要な生活を強いられる。なんとも突拍子も無い設定が魅力的であった。

この物語を面白くしている一つの要因がリズムの良さだろう。アパートの住人やその関係者等々、複数の視点が目まぐるしく入れ替わり、スピーディな展開が繰り広げられる。また一冊を通して、文章一文ごとに改行をするといった独特な書式がそのリズムを助長していた。その奇抜な絵面とストーリー設定が見事にマッチしていたようにも思う。ストーリーの意外性も十分にあり、非常に面白く読むことができた。
唯一のマイナスポイントはディテールの弱さである。どうも雑な印象は拭えない。伏線を異様に張り巡らす割には、それをうまく活かしているようには感じられなかった。これは、アメリカの公務員の仕事っぷりが雑すぎて、結果としてストーリーを雑にしたのではないだろうか。

全体的に、序盤はユーモラスな作品かと思ったが、段々と少し重たくなってくる。良くも悪くも裏切られたかな。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4
(3pt)

全体として伝わってくるものが弱いのが残念。

「米軍基地が六本木や広尾にあるように、あなたの隣が米国領になるかも」と気付かせたい小説なのかなと思います。秘密を知った人をどんどん殺害していく米軍憲兵と、従属する日本政府。

 他家の私道経由でしか公道に出られない、その私道が米国領になってしまい、出入りにパスポートが要るようになったアパートの住人達という設定や、各人を見ていて、弱みを攻めてくる米軍のインテリジェンスの怖さ、という点はまあまあですが、全体として伝わってくるものが弱いのが残念でした。
国境の南 (双葉ノベルス) Amazon書評・レビュー: 国境の南 (双葉ノベルス)より
4575007153
No.3
(3pt)

全体として伝わってくるものが弱いのが残念。

「米軍基地が六本木や広尾にあるように、あなたの隣が米国領になるかも」と気付かせたい小説なのかなと思います。秘密を知った人をどんどん殺害していく米軍憲兵と、従属する日本政府。

 他家の私道経由でしか公道に出られない、その私道が米国領になってしまい、出入りにパスポートが要るようになったアパートの住人達という設定や、各人を見ていて、弱みを攻めてくる米軍のインテリジェンスの怖さ、という点はまあまあですが、全体として伝わってくるものが弱いのが残念でした。
国境の南 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南 (双葉文庫)より
4575510270
No.2
(3pt)

全体として伝わってくるものが弱いのが残念。

「米軍基地が六本木や広尾にあるように、あなたの隣が米国領になるかも」と気付かせたい小説なのかなと思います。秘密を知った人をどんどん殺害していく米軍憲兵と、従属する日本政府。

 他家の私道経由でしか公道に出られない、その私道が米国領になってしまい、出入りにパスポートが要るようになったアパートの住人達という設定や、各人を見ていて、弱みを攻めてくる米軍のインテリジェンスの怖さ、という点はまあまあですが、全体として伝わってくるものが弱いのが残念でした。
国境の南 新装版 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南 新装版 (双葉文庫)より
4575519529
No.1
(5pt)

西村京太郎の数少ない社会派小説

「アメリカという国は己れを守るためなら他の国を滅ぼすことも辞さない国」
というずばり本質を突いたところが優れている。
どれだけの国が、アメリカの横暴に泣いたことだろう。

それを、真正面から直球で投げたところがすごい。
それでいて、最後はさらりと批判めいたことを書かないのが赤川次郎流なのだろう。

あくまで題材として取り上げただけで、社会派として書いたのではないというような言い訳。
そこが赤川次郎の可愛さなのだということが分かった。

正面から取り上げているにの、正面から受け止めてもらえないように書き終える。
これも処世術なのだと理解しました。
国境の南 (双葉ノベルス) Amazon書評・レビュー: 国境の南 (双葉ノベルス)より
4575007153
No.0
(5pt)

西村京太郎の数少ない社会派小説

「アメリカという国は己れを守るためなら他の国を滅ぼすことも辞さない国」
というずばり本質を突いたところが優れている。
どれだけの国が、アメリカの横暴に泣いたことだろう。

それを、真正面から直球で投げたところがすごい。
それでいて、最後はさらりと批判めいたことを書かないのが赤川次郎流なのだろう。

あくまで題材として取り上げただけで、社会派として書いたのではないというような言い訳。
そこが赤川次郎の可愛さなのだということが分かった。

正面から取り上げているにの、正面から受け止めてもらえないように書き終える。
これも処世術なのだと理解しました。
国境の南 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南 (双葉文庫)より
4575510270

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