風屋敷の告白
- 白骨死体 (98)
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タイトルからは本格的なミステリーを想像しましたが、実際は定年を迎えた中年の男性二人の探偵話です。 実業家の美人妻から、売却された母親の旧家を買い戻したいので現所有者を探してほしい、という依頼から物語は始まります。過去の事件が関わってきたり、女探偵が絡んできたりして序盤は快調にすすみます。 ただ事件解明の過程で、あまりにも都合よく話が進み過ぎるのが気になります。(小説なんですけど)そんなにうまく事が起きんだろうとか、相手がそんなにペラペラ喋ってくれないだろうとか、思ってしまいました。 伏線が散りばめられていて主人公が論理的に解き明かしていこうとする姿勢は、本格的ぽくって良かったです。 | ||||
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タイトルを見て、古典風の謎解きかと思いましたが、その印象とは趣きが異なるストーリーでした。 主人公は探偵、といっても、定年まで無事に勤め上げてきた実年世代の男性二人。 過去のあこがれを実現すべく、定年後に探偵事務所を開業したものの、しばらくは客もつかず過ごしていますが、実業家の妻から依頼を受けるところから、このストーリーは始まります。 その依頼とは、ある洋館の今の持ち主を探して欲しい、その洋館にはかつて、自分の両親が住んでいた、今、母親が存命のうちに、その洋館を取り戻すために今の持ち主を探して欲しいということでした。 初めての依頼に張り切る素人探偵の二人ですが、この依頼にまつわり、思いも拠らぬ事件に巻き込まれていきます。 物語の冒頭にはワクワクし、そして、探偵二人の奮闘ぶりには共感を覚えます。 ただ、状況の展開がやや強引なような気もして「推理小説」を打ち出すには、もう少し論理的な組み立てが欲しいという思いも持ちました。 それでも、現実世界でも偶然のいたずらやハプニングで事が進んでいくこともあるわけですので、小説にそのような要素があっても。。。これは、読み手の期待度や感覚に委ねるところかもしれません。 探偵二人の奮闘で、現在進行中の事件と過去の事件とが入り組みながら、その真実が明らかにされていく、これらの事件の話のつながりは緻密に組み立てられていると思いました。 その分、核心が明らかになるまで、もう少し、紆余曲折があっても良いのではという気もしました。 繰り返しですが、登場人物には共感をもてます。 また、終盤に新たな依頼が舞い込んできたかのような記述があり、ひょっとして続編があるのかもしれません。 彼ら探偵二人が経験を積みながら、難事件にもロジカルかつタフに立ち向かう、そんな続編に期待したいと思います。 | ||||
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