異郷の帆
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
異郷の帆の評価:
3.00/10点 レビュー 1件。 D ランク
異郷の帆の総合評価:
7.40/10点 レビュー 5件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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「わげもん」はペリー来航前の幕末の長崎・出島が舞台。本作は元禄年間(1688年〜1704年)なので約150年以上前に遡る。
本作はフィクションではあるが、江戸幕府が磐石だった頃でも、出島は一種権力の空白地帯。「出島行」と呼ばれる専属の遊女達がいて、オランダ商館に出入りして、その間に生まれた者達もいる。そして役人の目を上手くかわしてして抜荷(密輸)で私服を肥やす者達がいる。
そこに通詞がどう絡んでいたのか、史実はわからない。
ともあれ、本作の浦は自ら度胸がないといって儲け話には一切耳を傾けない。また通詞をスタート地点としてブラッシュアップして(例えば医師になる等)立身出世しようという気概もない。
しかし、異国への憧れは人一倍あり、外の世界をこの目で見てみたいという願望がある。
そんな彼が想う相手はオランダ人の血を引く娘・幸であり、キリスト教への信仰を捨て日本に帰化した元ポルトガル人僧侶の同僚に対しても嫌悪感を抱きつつも対等に接している。
そんな彼がオランダ商館で起きた殺人事件に遭遇。そして起こった第二の事件。お幸に容疑が掛かったため、図らずも犯人探しに巻き込まれていく。
時代を考えるといくら出島でもここまでの自由が許されたのか甚だ疑問であるが、この出島が一種の密室となっていてミステリとしては大変面白かった。