幽霊人命救助隊

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種別
長編
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あらすじ

2007年04月01日 幽霊人命救助隊 (文春文庫)

浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者100人の命を救えと命令する。裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。地上に戻った彼らが繰り広げる怒涛の救助作戦。傑作エンタテインメント、遂に文庫化。(「BOOK」データベースより)

評判

幽霊人命救助隊の評価:

6.00/10点 レビュー 11件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.00pt

幽霊人命救助隊の総合評価:

8.35/10点 レビュー 166件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(9pt)

幽霊人命救助隊の感想

笑いあり涙あり感動ありで高野和明の傑作の一つだと思います。
物語の中には喜怒哀楽の全てがつまっています。
自殺という重いテーマをこれだけ読みやすく明るく描ききった作者の文章力に脱帽です。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.1
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

幽霊人命救助隊の感想

愚かにも自殺という選択で人生を終えた「神に選ばれし」4人が、天国に行くために100人の自殺志願者を救済するという物語。
彼らは、現世の人間からは透明人間の如く目に見えず、また物に触れる事すらできませんが、自殺志願者を発見でき、人間に憑依する事により思考をトレースする事ができ、メガホンを使って語りかける事によりある程度行動を操る事ができます。
オヤジギャグは満載ですし、4人が自殺志願者を取り囲み、メガホンで説得している姿を想像すると、最早コメディとも思えてしまうのですが、否!!、これは良質の社会派小説ですよ。

兎に角「神に選ばれし」4人のキャラクター設定が抜群です。
東大受験に失敗した19歳の青年、会社を倒産させてしまった零細企業の元社長、仕事と恋愛に行き詰ってしまった若い女性、そして鬱病のヤクザの親分。
金銭問題、会社や家庭での人間関係や処遇の問題、肉体的な問題、精神的な問題・・・などなど、自殺の原因は数多くありますが、住む世界、自殺した理由も全く異なる4人が、得意分野、不得意分野に上手く棲み分けされ、説得に際して存分に個性を発揮していきます。
それだけではなく、青年が「現在」、女性と元社長が「バブル直後」、ヤクザが「高度成長期」と、4人の死亡時期が異なっており、またキャラとその死亡時期が何とも絶妙で、物語にスパイスを効かせています。
たまに4人の議論がちぐはぐになったりするのですが、時代時代の人間の価値観や考え方の違いが表面化され、非常に面白いです。
中でもヤクザさんは、思考も単純で、言葉も汚く、ただ勢いだけで余り役に立っていないような気にもさせられますが、チームのムードメーカー的存在であったのは確かですし、実際のところ作者は、(自殺を多発させてしまうような)現代社会の矛盾に対しての怒りを彼に代弁させているような気がしました。
この作品にはほろっとさせられる箇所がいくつもありますが、ヤクザさんの言動によるところが多かった気がしますしね。

自信を持ってお薦めできる作品です。

梁山泊
MTNH2G0O

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.155
(5pt)

お気に入りの1冊です

みんなのレビュー見ました。
ちらほらと、くだらないだの幽霊のステマだの泣けないだの書いてる人がいて、この人たちはいったいどんなものを面白いと思うんだろう?って思いました。
万人に受けるとは思いませんが、そこまでけなすのは悲しい。
高評価なのはちっとも不思議ではありません。。
文句言ってる人の方が少数派です。ステマではありません。
面白かったし、泣けた。多くの人にとって、楽しめると思います。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.154
(5pt)

お気に入りの1冊です

みんなのレビュー見ました。
ちらほらと、くだらないだの幽霊のステマだの泣けないだの書いてる人がいて、この人たちはいったいどんなものを面白いと思うんだろう?って思いました。
万人に受けるとは思いませんが、そこまでけなすのは悲しい。
高評価なのはちっとも不思議ではありません。。
文句言ってる人の方が少数派です。ステマではありません。
面白かったし、泣けた。多くの人にとって、楽しめると思います。
幽霊人命救助隊 Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊より
4163228403
No.153
(5pt)

身をよじるような悩みも解決策は必ずあることを気付かせてくれる

自殺した4人が救助隊となって自殺予備軍を100人救う話だ。
 八木剛造、68才ヤクザの親分、1974年短銃自殺。死後24年。
市川春男、43才会社経営者、1988年富士の樹海で服毒自殺。死後15年。
安西美晴、24才、1986年、飛び降り自殺。死後17年。
高岡裕一19才、2003年、大学受験失敗で首吊りしたばかり。

 神様からのミッションは49日で100人の命を救うこと。与えられた道具は携帯、無線機、ヘッドセット、電卓、暗視ゴーグル(自殺予備軍が三段階の色で表示される)、メガホン。

 死後何年も経ってるから古い言葉がポンポンでてくる。なんちゃって。アジャパー、そんなバナナ、ゲバゲバピーetc。ついつい笑ってしまうが自殺者のそれぞれの悩みに解決のヒントを気付かせる。ささやく、それでだめならメガホンで怒鳴る。すると自分の考えのように頭に浮かぶのだ。

 自殺を考える理由は人それぞれだ。不治の病、借金、人間関係など。読みながら自分にもそんな悩みがあったと思い出す。でも思い詰めた人はまわりが見えなくなる。唯一の逃げ道だと思ってしまう。

 最後は高岡くんの家族の話。号泣でした。読んで良かったです。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.152
(5pt)

身をよじるような悩みも解決策は必ずあることを気付かせてくれる

自殺した4人が救助隊となって自殺予備軍を100人救う話だ。
 八木剛造、68才ヤクザの親分、1974年短銃自殺。死後24年。
市川春男、43才会社経営者、1988年富士の樹海で服毒自殺。死後15年。
安西美晴、24才、1986年、飛び降り自殺。死後17年。
高岡裕一19才、2003年、大学受験失敗で首吊りしたばかり。

 神様からのミッションは49日で100人の命を救うこと。与えられた道具は携帯、無線機、ヘッドセット、電卓、暗視ゴーグル(自殺予備軍が三段階の色で表示される)、メガホン。

 死後何年も経ってるから古い言葉がポンポンでてくる。なんちゃって。アジャパー、そんなバナナ、ゲバゲバピーetc。ついつい笑ってしまうが自殺者のそれぞれの悩みに解決のヒントを気付かせる。ささやく、それでだめならメガホンで怒鳴る。すると自分の考えのように頭に浮かぶのだ。

 自殺を考える理由は人それぞれだ。不治の病、借金、人間関係など。読みながら自分にもそんな悩みがあったと思い出す。でも思い詰めた人はまわりが見えなくなる。唯一の逃げ道だと思ってしまう。

 最後は高岡くんの家族の話。号泣でした。読んで良かったです。
幽霊人命救助隊 Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊より
4163228403
No.151
(5pt)

感想文

正直な感想は、多分、本当に自殺する人は、この本を読破するだけの忍耐力とこの本に対する知識への信頼が足りなくて手に取るだけの余裕は無いだろう事が残念に思える内容だった。知っていれば、自殺を回避出来る知恵が沢山盛り込まれていて、参考文書の多さに正直驚いた。そこに作者の他者に対する想いというものを感じた。
 思うのは、やっぱり、側にいる人が大切な気がする。それは、本当に私も常々思って来た部分であるけれど、まず、その人の周りから変えて行くしかないのではないだろうか。遠くの悲劇より、近くの人の悩みというか。
 一見、正論を言っている指摘者達は、本当の優しさや愛を持って言う様に意識していないのだろうなという事。正し、そういう人達の中にさえ、私は何かに追い立てられているその人自身を感じたりもする。まるで、自殺者の候補であり、相手にすがるように正論と思われる言葉を盾に「助けて」と言わんばかりだなと。
 これは現代だからという話では無いと思った。自殺者が多い少ないの問題ではない時代だからではないか。それを聴いて、まず、自分自身が苦しんでいる事に気付き、人を攻撃したり、自殺を考えたりするのではなく、本を読んでみたり紙に気持ちを書き出してみたりして自分と向き合ってみたら良いのかもしれないと感じました。
 私に取ってこの本は、自殺を考えたりするのではなく、最近の私の考えていた本来、人が持っている思いやりや愛の在り方を考える良い参考ではあったなと思います。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263

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