恐怖の総和

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長編
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あらすじ

1993年04月30日 恐怖の総和〈下〉 (文春文庫)

宗教界の歴史的和解によって、中東に人類悲願の平和が実現した。しかし、その平和を偽善と受けとめ、スーパー・ボウルを標的としたテロリストたちは、無謀にも核テロを実行に移した。未曾有の惨劇は、ふたたび米ソの対立をまねき、世界を破滅の淵に立たせる。疑心暗鬼が恐怖を生み、「恐怖の総和」が世界を動かしはじめた。(「BOOK」データベースより)

評判

恐怖の総和の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク

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恐怖の総和の総合評価:

7.57/10点 レビュー 14件。

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.14
(4pt)

緻密にして大胆にして長い

CIAの副長官ライアン発案の和平条約がアメリカ主導で締結され、中東での平和が実現した。
それに伴い米ソ間の緊張もゆるむが、それが気に入らないイスラム系のテロリストが、偶然手に入れたプルトニウムから核爆弾を製造し、アメリカでのテロを企てる。
政治家や政府高官たちは、誤った情報や思い込みから疑心暗鬼にとらわれ、核兵器大国である米ソ間でお互いへの不信感が高まり、世界は破滅の淵に立たされる。
果たしてライアンは、人々の恐怖の総和が生み出したこの危機を、回避させる事ができるのか。

【以下ネタバレあり】

専門用語を駆使した技術的な描写は細緻を極め、したがってとても長い。
クライマックスが始まるまで1100ページあまりも費やされ、それまでは特に盛り上がる場面もなく、物事の経過が描かれるだけなので、忍耐力が必要。
しかし、ひとたび物語が動き出してからは一気呵成。

こういう話は、核爆弾の爆発が間一髪で阻止されて終わるというのが通常だが、本書ではそれが実際に爆発し数万人の死者が出てしまう。
そのため、終盤の展開では「本当に最悪の事態になってしまうのでは」と読者は思わされ、手に汗を握る事になる。
ここは、極めて大胆だし上手い。

本書の弱点はやはり、上下巻で1500ページ近い本編にぎっしりと詰め込まれた、軍事、技術、科学的専門用語が、一般読者へのハードルを上げてしまっているところだろう。(好きな人には、そこがいいのだろうけど)

段落ごとの人物の視点の統一がなされていない。
技術的描写とは対照的に、風景描写があまりないので、誰がどこにどういう状況でいるのかが分かりにくい。
読者にある程度、軍事知識がある事を前提に書かれているので、艦船、車輌、ミサイル、爆弾などの、そのものの形や大きさの説明も少ない。
などのように、小説としての及第点に達していない部分もある。

核爆弾の製造過程は数十ページにわたって描かれるのに、最大の見せ場であるその爆発シーンがわずか数ページで、しかも直接的な破壊の描写もないため不満が残る。

とはいえ、核兵器の抑止力による平和がいかに危ういかを、1990年代初頭に、ここまでのリアリティーをもって書ける作家は著者以外にはいなかったと思う。
本書が、軍事スリラーというジャンルのひとつの到達点である事は、間違いない。
恐怖の総和〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 恐怖の総和〈上〉 (文春文庫)より
4167527197
No.13
(4pt)

緻密にして大胆にして長い

CIAの副長官ライアン発案の和平条約がアメリカ主導で締結され、中東での平和が実現した。
それに伴い米ソ間の緊張もゆるむが、それが気に入らないイスラム系のテロリストが、偶然手に入れたプルトニウムから核爆弾を製造し、アメリカでのテロを企てる。
政治家や政府高官たちは、誤った情報や思い込みから疑心暗鬼にとらわれ、核兵器大国である米ソ間でお互いへの不信感が高まり、世界は破滅の淵に立たされる。
果たしてライアンは、人々の恐怖の総和が生み出したこの危機を、回避させる事ができるのか。

【以下ネタバレあり】

専門用語を駆使した技術的な描写は細緻を極め、したがってとても長い。
クライマックスが始まるまで1100ページあまりも費やされ、それまでは特に盛り上がる場面もなく、物事の経過が描かれるだけなので、忍耐力が必要。
しかし、ひとたび物語が動き出してからは一気呵成。

こういう話は、核爆弾の爆発が間一髪で阻止されて終わるというのが通常だが、本書ではそれが実際に爆発し数万人の死者が出てしまう。
そのため、終盤の展開では「本当に最悪の事態になってしまうのでは」と読者は思わされ、手に汗を握る事になる。
ここは、極めて大胆だし上手い。

本書の弱点はやはり、上下巻で1500ページ近い本編にぎっしりと詰め込まれた、軍事、技術、科学的専門用語が、一般読者へのハードルを上げてしまっているところだろう。(好きな人には、そこがいいのだろうけど)

段落ごとの人物の視点の統一がなされていない。
技術的描写とは対照的に、風景描写があまりないので、誰がどこにどういう状況でいるのかが分かりにくい。
読者にある程度、軍事知識がある事を前提に書かれているので、艦船、車輌、ミサイル、爆弾などの、そのものの形や大きさの説明も少ない。
などのように、小説としての及第点に達していない部分もある。

核爆弾の製造過程は数十ページにわたって描かれるのに、最大の見せ場であるその爆発シーンがわずか数ページで、しかも直接的な破壊の描写もないため不満が残る。

とはいえ、核兵器の抑止力による平和がいかに危ういかを、1990年代初頭に、ここまでのリアリティーをもって書ける作家は著者以外にはいなかったと思う。
本書が、軍事スリラーというジャンルのひとつの到達点である事は、間違いない。
恐怖の総和〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 恐怖の総和〈下〉 (文春文庫)より
4167527200
No.12
(1pt)

専門的な内容

「プロットがすばらしい」、「厚みのある内容」、「読み応えがある」などの絶賛する評価があるが、

フィクションとはいえ、記述には専門用語が並び、世界の政治の世界や動きに疎い読者には、完読は耐え難い。

知識不足では内容を理解するにはとても骨が折れる、楽しめるものではない。

世界情勢に詳しい人ならば心から楽しめる内容であろう。
恐怖の総和〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 恐怖の総和〈下〉 (文春文庫)より
4167527200
No.11
(1pt)

専門的な内容

「プロットがすばらしい」、「厚みのある内容」、「読み応えがある」などの絶賛する評価があるが、

フィクションとはいえ、記述には専門用語が並び、世界の政治の世界や動きに疎い読者には、完読は耐え難い。

知識不足では内容を理解するにはとても骨が折れる、楽しめるものではない。

世界情勢に詳しい人ならば心から楽しめる内容であろう。
恐怖の総和〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 恐怖の総和〈上〉 (文春文庫)より
4167527197
No.10
(1pt)

専門的な内容

「プロットがすばらしい」、「厚みのある内容」、「読み応えがある」などの絶賛する評価があるが、 フィクションとはいえ、記述には専門用語が並び、世界の政治の世界や動きに疎い読者には、完読は耐え難い。 知識不足では内容を理解するにはとても骨が折れる、楽しめるものではない。 世界情勢に詳しい人ならば心から楽しめる内容であろう。
恐怖の総和〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 恐怖の総和〈下〉 (文春文庫)より
4167527200

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