オーダーメイド殺人クラブ

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初版刊行(参考)
種別
長編
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10,417回
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5
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50
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あらすじ

2015年05月20日 オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)

クラスで上位の「リア充」女子グループに属する中学二年生の小林アン。死や猟奇的なものに惹かれる心を隠し、些細なことで激変する友達との関係に悩んでいる。家や教室に苛立ちと絶望を感じるアンは、冴えない「昆虫系」だが自分と似た美意識を感じる同級生の男子・徳川に、自分自身の殺害を依頼する。二人が「作る」事件の結末は―。少年少女の痛切な心理を直木賞作家が丹念に描く、青春小説。(「BOOK」データベースより)

評判

オーダーメイド殺人クラブの評価:

7.83/10点 レビュー 6件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.83pt

オーダーメイド殺人クラブの総合評価:

7.48/10点 レビュー 79件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.73
(4pt)

若さの象徴的な小説

タイトルは過激ですし、内容も最初は少し過激ですが、読み進めるうちに私は印象が変わりました。
若いっていいですね。
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.72
(4pt)

猟奇的な設定だが感動させられる話になっているのがすごい。

辻村深月作品には突飛と思えるほど
猟奇的なシーンが描かれることがある。
『スローハイツの神様』の事件もそうだし
『ぼくのメジャースプーン』の事件もそう。
それらはのっけから
暗い雰囲気はないのだが
本書はヒロインが病んでいるので
全体的に暗さを伴っている。
学校の中での居場所のなさが
彼女の自殺願望を醸成するのだが、
彼女の作り出したい自殺を考えるために
稚拙だが危なっかしいことをやって
読者としてはちょっと複雑。
でもまぁ江戸川乱歩にも猟奇的、
変態的な設定や筋書きはあるし
江戸川乱歩が好きな自分としては
過剰な抵抗なく読める。

そんなふうにやや怖い設定ではあるものの
物語の全編を通じて
生への拘り、執着が
描かれていると感じる。
ほんとは彼女だって生きたいのだ。

本書後半、特にクライマックスは
とても劇的で、
読み出したら止まらない。
一気に読める時間を見つけて
読んでしまいましょう。
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.71
(4pt)

一冊の小説でこんなに評価や感情が乱高下したのは初めて

この小説は冒頭で読むのをやめてしまっては勿体ない。そして中盤や後半で読むのをやめてしまってもやはりもったいない。ぼくも実際にそうだったのだが、本書は読んでいる最中ころころと評価が変わる珍しいタイプの小説なのでぜひ最後まで読んでほしい。

――中学二年生の少女、「アン」は平凡だが、自分ではそう思っていない平凡な少女。母親と衝突し、女友達との軋轢に閉口しながら、ひそかに中学生や高校生が起こした自殺や殺人事件をスクラップしている。
 そんなアンは河原で、ネズミの屍体を入れたスーパーの袋を持つ少年と出会う。彼は「トクガワ」、クラスで昆虫系男子と陰口をたたかれている、アンの「隣の席の少年」だった。彼の描く不気味な絵に魅せられたことがあるアンは「トクガワは自分の少年A」だと思いこむ――

 ストーリーは、アンを語り手として進行する。物語の序盤、このヒロインであるアンの性格やら状況が色んな意味でとことん「中二」で、わりと理解と耐性のあるつもりのぼくでもなかなかのめりこめず、『ツナグ』が面白かったからこの本を手にとってみたけどこれは読む小説間違ったか?と思ったほどだった。

 しかし、アンとトクガワが急接近するあたりか急速にストーリーが面白くなってくる。ここ、ネタバレになるけれど、文庫のあらすじにもあるので書いてしまうが、アンがトクガワに「自分の殺人を依頼する」のだ。彼女のこじらせた中二病の爆発の仕方は「自分を少年Aの被害者」とすることだった。
 ここから「殺人犯と被害者の共同作業としての殺人計画」がスタートし、解説で大槻ケンヂさんも書いておられるが実はここ「コメディ」の要素もある。ぼくもこのあたりの流れを「ラブコメ」として楽しんで読み、オーダーメイド殺人について真剣に話し合う二人に爆笑する場面もあった(ただ、このあたりの荒唐無稽さをついていけない読者もいると思う)。

 このあと、アンをとり巻く状況は冒頭に戻り、中学生の「家庭と学校にしか居場所がない」狭い世界の閉塞状態について読み進めるのがしんどくなり、せっかく面白くなったのにこれ、ちゃんと終わるのかなあ、と読んでいたら……最終的に炸裂するようなカタストロフィーと、心に沁みるカタルシスの両方が用意されていた。

 いやあ、一冊の小説でこんなに評価や感情が乱高下したのは初めて。こんなふうに読者の心を自在に操るよう書いたのだとしたら(たぶんそう書いたのだろうけどと)作者は手練れのストーリーテラーだと思う。そして女性作家さんってたまに「自分が読みたい少女マンガの原作」書いちゃうよなと思った。
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.70
(5pt)

大好き

中学生の時読んでから何度も何度も読み返してます。紙も持っていますが、最近は満員電車に揺られているので電子版も購入しました。もう、本当に言葉にならないくらい大好きです。
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.69
(1pt)

典型的な厨二病小説

小説を読んでいて、これ程リアリティを感じた事は余り無い。
そしてこのリアリティ感が読んでいて不快だったので星を一つとした。

恐らくこの小説を読む、あらゆる年代の女性から見れば、「この程度でリアリティを感じるなんて、ヤワも良いとこ。現実はもっと凄いよ」と言うと思う。

もっとも自分がリアリティを感じたのは、主人公のアン、芹香、倖の三人のやり取り部分だけで、それ以外は「まぁ、小説だからね」「あぁ、現実でもこの様な事件があったな」とは思ったが。

自分の時代、人間関係はジャ〇アン、ス〇オ、の〇太で決まりだった。せいぜいトップに嫌われたス〇オが、の〇太の位置に降格する程度。
今30歳前後の人達が中高生の頃だったと思うが、その頃の記事に現役教師の談が載っていて、「今のイジメはわからない。イジメの首謀者と思われる者が、有る日を境にイジメられる側に回ってしまう」と言うのを読んで、今の中高生は可哀そうだなと感じたものだった。

なので、直接的な暴力や言葉による暴力シーンは無いが、ヒソヒソ話しによるイジメやハブられるシーンは豊富なので、その様な内容が嫌な人には向かないと思う。

本書に対する星五つの評価は十分理解出来る。但し中間部分が冗長的で、まどろっこしい。
例えるなら、本書は止まりもせず加速も出来ず、ただただ時速30km程度でノロノロ運転をしていて、到着まであと10分ほどの所で一気に時速100kmまで上げて無事到着した感じの小説。

ジュブナイル小説が好きで、最後の最後で一気に展開が開け ”了” まで行くのが好きなタイプなら向いている小説だと思う。

最後の最後で小説感丸出しになったので、星一つと言っても読後感は悪くなかったのが救い。

なお、巻末の大槻ケンヂの解説は不快だった。この小説の解説では無く、「俺って、俺って、こんなに変わり者なんだぜ~」「だからこの小説だって、こんな斜めから読んじゃうもんね~」といった自分自慢ばかり。自分もアンたちの年齢の時は昆虫系だった話しでもすれば良いのに。
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138

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