■スポンサードリンク


tool さんのレビュー一覧

toolさんのページへ
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.38pt

レビュー数8

全8件 1~8 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.8: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

名探偵バトルロイヤル

本全体の六割近くが「ゲームプレイヤー」である名探偵たちの能力紹介用短編集になっているのだが、この部分だけでもう面白い。
アメリカン・コミックの「ヒーロー・オリジン」あるいは一話完結のTV推理ドラマの第一話スペシャルをまとめて見ているようなワクワクが、
またいずれ相争う一人一人の「特殊能力」が実例を挙げて紹介されていく様には風太郎忍法帖のような期待感があった。

事件が起きた後は不可能状況からの「証拠発見→トリック推察→犯人指摘→別の証拠による否定」という流れが幾度も繰り返されるのだが
どんなトリックでも「探偵への出題」という前提があるため許容されてしまう、という所は講談社タイガでの別シリーズと同じものを感じた。

最後に個人的な期待として
作中で井上真偽さんの『その可能性はすでに考えた』とその前作であるデビュー作『恋と禁忌の述語論理』について言及されるのだが、『その可能性はすでに考えた』は『恋と禁忌の述語論理』内に名が出てくる複数の名探偵の中の一人を主役にして新たに書かれた長編シリーズの第一作であるという事実…
これははたして、作者からの密かな予告なのだろうか?(そうであってほしい)

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
推理大戦 (講談社文庫)
似鳥鶏推理大戦 についてのレビュー
No.7:
(6pt)

いささか疑問があるが…(ネタバレ)

読後感は同作者の『密室の神話』のそれに近い。
あまり好みではない終わり方だった。

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
ジョン・ディクスン・カーの最終定理 (創元推理文庫)
No.6:
(6pt)

もやもやする部分(駄文注意)


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
ギリシャ棺の謎【新訳版】 (創元推理文庫)
エラリー・クイーンギリシア棺の謎 についてのレビュー
No.5:
(7pt)

解決後の言葉に不満が


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
浜中刑事の迷走と幸運 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)
小島正樹浜中刑事の迷走と幸運 についてのレビュー
No.4: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

時代推理小説+タイムトンネル

ミステリマニアの元OLが、祖母から受け継いだ「家付きタイムトンネル」を使って現代と江戸とを行き来しながら、
現代の科学分析技術を江戸の事件解決に利用する話。

石川英輔さんの『大江戸神仙伝』が好きなので設定に惹かれて買いました。『大江戸~』と同じく時間移動についての説明は特になく
「そういう設定」で済まされているので「SFっぽい」程度だと考えた方がいいでしょう。

現代の科学分析で判明した事実をどうやって江戸の人たちに納得させるか…
森川智喜さんの『トリモノート』も同様の問題を扱っていましたが、あちらはロジック重視の展開だったのに対し
こちらでは「(江戸では主人公だけが知っている)結論に行き着くための別の話の道筋をひねり出す」ことによってなんとか解決しています。

どう考えても「主人公の言動怪しすぎ」というのはこのシリーズのお約束になっており、江戸での協力者である同心「鵜飼伝三郎」が
それらをことごとくスルーしてくれているのには違和感がありますが、ラストである意外な説明がなされこの話は幕を閉じます。

シリーズ物を三冊まとめ買いしたこともあり、好みに合うかどうかおっかなびっくりで読んだ一冊目でしたが十分楽しめる作品でした。
大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
山本巧次大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう についてのレビュー
No.3:
(7pt)

タイトルでミステリファンに見過ごされてそう

「光文社時代小説文庫」の一冊ではあるが、執筆者が本格推理作家の面々という書きおろしアンソロジー
続く「赤ノ巻」も購入予定


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
忍者大戦 黒ノ巻 (光文社時代小説文庫)
光文社文庫編集部忍者大戦 黒の巻 についてのレビュー
No.2:
(4pt)

いわゆる「密室物」のアンソロジーではないので注意

トリック=「糸を使って外から鍵を閉めた」
この条件で書かれた五篇のミステリ、というコンセプトに惹かれて購入(ただし古本)した一冊。

しかしその内訳は………

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
鍵のかかった部屋 5つの密室
似鳥鶏鍵のかかった部屋 5つの密室 についてのレビュー
No.1:
(8pt)

原点回帰?

この作品の読みどころは
「自衛隊vsモンスター軍団の全面戦争」これに尽きる(あくまでも個人的意見)
名作『二重螺旋の悪魔』には届かないかもしれないが、陸・海(河)・空における「現代兵器と怪物との対決」を楽しめる作品だと思う。

テュポーンの楽園
梅原克文テュポーンの楽園 についてのレビュー