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みたらし さんのレビュー一覧
みたらしさんのページへレビュー数4件
全4件 1~4 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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前に読んだ「本陣殺人事件」と「獄門島」が抜群に面白すぎたので、少々期待しすぎた印象。
ただ、決してつまらないわけではなく、金田一シリーズの悲劇性やおどろおどろしさが十分に出ており、 『悪魔が来りて笛を吹く』の真相にはぞっとさせられました。 伏線や提示すべき謎もはっきりと示されており、横溝ミステリーの醍醐味はしっかり味わえる一冊です。 |
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怪談・大仰なトリック・解けるとは思えないような大きな、大量な謎
これらを聞いてワクワクする方と、既に満腹感がある人がいると思いますが、ワクワクする方は絶対に満足する一冊。 エキナカ本屋大賞を獲得した「扼殺のロンド」を読んで楽しめたので、これも手に取った次第ですが、 私は前に挙げた要素が全て大好きなので、想像していた以上におもしろく読めました。 |
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競馬にからめた謎を扱っているということで、競馬などは毛ほども知らない自分は少し抵抗をおぼえながらこの本を手に取りました。
しかし、そんな読者にも十分にわかるように丁寧に競馬用語などを解説してるため、そんな懸念は全くの杞憂に終わりました。 主人公があまり競馬に詳しくないという人物で、その主人公に他の人物が解説をするという形をとっているため、 読者だけが疎外感を味わうような作りにはなっていないということも抵抗がなかった一因なのではと考えます。 また、事件は本格にありがちな「密室」「アリバイ」「クローズドサークル」といった派手な要素はほとんどなく、 割と登場人物同士の話し合いで進行していきます。 一歩間違えれば退屈なつくりになってしまいそうですが、主人公の友人がとても魅力的なキャラクターであるため、 主人公と友人の会話だけでも非常に楽しみながら読むことができました。 「この話をどうすれば多くの人に面白く読んでもらえるか」という思いをとことんまで煮詰めた、非常に完成度の高い作品であると思います。 岡嶋二人さんの作品は「99%の誘拐」に次いでの二冊目ですが、もっとこの作者の著書を読みたくなると思わせる一冊でした。 |
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