■スポンサードリンク


非澄 さんのレビュー一覧

非澄さんのページへ

レビュー数2

全2件 1~2 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.2: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

ここ最近で一番の当たり

いわゆる「クローズド・サークル」で『そして誰もいなくなった』モノ。本ミス3位はダテじゃない。
1980年代アメリカ(U国)。ジェリーフィッシュなる飛空挺(気球)が世に出回り始め、その新作の極秘研究がある研究所で進んでいた。そして完成を見たそのジェリーフィッシュの航空試験中に、添乗者が1人、遺体となって発見された。次々に起こる異常と殺人。犯人は誰で、どこから来たのか?漣&マリアの警官コンビが真実究明のため駆け回る。

伏線の貼り過ぎのためか、解決編を見てもそこまでスマートな印象を受けない。ただ、そのいずれにもきちんと説明をして筋を通しており、作品自体の完成度はかなりのもの。完結編の予想も高難度となっている。

警察の漣&マリアのやり取りはテキトーな印象を受けるが、漣の執拗な嫌味などは親しみやすさを与え、読者サービス的な意味合いも強そうである。

なにより派手なシチュエーションと「読ませる」展開は圧巻。特に後者はすごく、ここまで夢中になってページを捲った作品もいつ以来か思い出せない。お見事、と言うほかない。

ジェリーフィッシュは凍らない (創元推理文庫)
市川憂人ジェリーフィッシュは凍らない についてのレビュー
No.1: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

十角館の殺人の感想

きれいにまとまっていてしかも見事に騙されました。
台詞が多く展開も早いので、本を読むのが苦手な人にもオススメできます。
評判通りです。参りました。

11/7 評価を9から10に。
十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー