オススメ?ダメダメ? 推理小説(ミステリ)について読書管理や感想を書いていく書評サイトです。 はじめての方はこちらからどうぞ。 サイトの要望はこちらからどうぞ。
2026年度雑誌ランキング
会員機能
その他
テスト稼働中自由に遊んでみてください!
絞込み:
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.96
アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂幸太郎
アヒルと鴨のコインロッカーの感想
No.95
マリオネットの罠
赤川次郎
マリオネットの罠の感想
No.94
マークスの山
高村薫
マークスの山の感想
No.93
神の子
薬丸岳
神の子の感想
No.92
名探偵のままでいて
小西マサテル
名探偵のままでいての感想
No.91
此の世の果ての殺人
荒木あかね
此の世の果ての殺人の感想
No.90
罪人の選択
貴志祐介
罪人の選択の感想
No.89
Another 2001
綾辻行人
Another 2001の感想
No.88
可燃物
米澤穂信
可燃物の感想
No.87
倒錯のロンド
折原一
倒錯のロンドの感想
No.86
鬼の跫音
道尾秀介
鬼の跫音の感想
No.85
螢
麻耶雄嵩
螢の感想
No.84
蟻の棲み家
望月諒子
蟻の棲み家の感想
No.83
鴉
鴉の感想
No.82
誰も僕を裁けない
早坂吝
誰も僕を裁けないの感想
No.81
夜の終る時
結城昌治
夜の終る時の感想
No.80
リバース
湊かなえ
これはギャグなのか(リバースの感想)
No.79
ハヤブサ消防団
池井戸潤
ハヤブサ消防団の感想
No.78
機龍警察
月村了衛
機龍警察の感想
No.77
空中ブランコ
奥田英朗
空中ブランコの感想
読み終わった第一感想は、ちょぴり哀しい青春小説という印象。
時間軸のズレで二つの物語が進行するが、登場人物は少ないので非常に分かり易い。
そして、時間軸のズレは最後に収斂するスタイルと思われるので、当然そこには何らかの仕掛けがあることも予想される。
しかしながらその仕掛けは本冊のテーマでは無いだろう。著者のおまけ的なお遊びという程度で捉えていいのではないか。
だから、この小説をミステリー本という位置づけで評価する必要は無い。この部分は遊びの付録なんです。
さてでは、この小説のテーマであるが、若さと純粋さと正義と葛藤と死であると思う。
まさに青春その物。しかもそれは儚く哀しく切ない。
そういえば、同じ仙台を舞台にした「砂漠」という著者の作品があったが、似たようなテイストだったと思う。
あちらは後味が良かったが、こちらは少々重い。
また、琴美と椎名のちょっとした行動にイラつく。※「もう少し何とかしてよ!」と思ってしまう。
さらに、動物虐待、外国人差別、HIV偏見という社会性のあるテーマにも触れてはいるが、それぞれの深堀は無く、総花的になってしまい却ってぼやける。
そういうこともあり、「砂漠」でつけたポイントより1点下げて6点というところか。
最後に、残された二人はその後どうなるのか。
余韻は残った。