普通の推理小説を超えた物が沢山詰まってる作品です。考えさせられたり、感動したり、哀しかったり、切なかったり、怒ったりする割にはペースが落ち着いていてじっくりと読めました。

「トリック」は薄々分かっちゃうけど、それ以上に読ませられる作品でした！

横山秀夫さんの作品には外れがないですね〜 凄い！ 彼の描く人間関係のドラマも大好きだし、人は誰しも持ってるであろう「弱い部分」も納得出来るリアリティがあって良かったです。またそれぞれの登場人物を色んな角度から見れるのも楽しいですね。

いわゆるミステリーの大どんでん返しみたいな感じはなかったけど、それよりももうちょっと大きな事考えさせられるお話です。最後までグイグイ引っ張られる様に読んじゃいました。切ないですね！

面白かったです、8.7点くらい(笑！どの小説もしっかりと読み応えがあって、「おぉ〜」ってなっちゃいました。カジュアルな感じなのにサラッと名作。 こんなに読ませられる短編集も珍しいですよね。横山秀夫さん凄い！