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花筏 さんのレビュー一覧

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レビュー数2

全2件 1~2 1/1ページ

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No.2:
(5pt)

猫泥棒と木曜日のキッチンの感想

日常の謎で検索をして見つけた1冊です。本の薄さから読みやすさを求めて手に取りました。
しかし、ミステリの中における「日常の謎」のジャンルとしてはやや弱いと思います。
謎が謎として明示的に定義されていませんので、物語の流れの中のエピソードになっています。
多くの人がミステリとして読むには疑問を感じるのではないかと思います。

ただ、青春小説として読むには、いろいろと考えさせられる内容です。
主人公のみずきが、自分に欠けていると感じていた感情に何らかの折り合いをつけて成長たことが良く分かります。
「人は何かを乗り越えて大きくなる」というテーマを綺麗に表現されている感じです。
あらすじを読むと、カンヌ受賞で有名になった「誰も知らない」を連想しますが、全く雰囲気の違った物語になっています。

猫泥棒と木曜日のキッチン (新潮文庫)
橋本紡猫泥棒と木曜日のキッチン についてのレビュー
No.1:
(5pt)

私立探偵による連作短編集

私は加納朋子さんの本が好きなのですが、「螺旋階段のアリス」の話はあまり好みではありません。
少々不自然な謎の解決方法が気になってしまい、物語に集中できません。
たとえば、


▼以下、ネタバレ感想
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螺旋階段のアリス 文春文庫
加納朋子螺旋階段のアリス についてのレビュー