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沈黙の絆



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【この小説が収録されている参考書籍】
沈黙の絆 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

沈黙の絆の評価: 3.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

久しぶりの新作。ボリュームは増したが、もっと内容が濃い方が良いと思う

『永遠の沈黙 』に続く約4年ぶりのシリーズ2作目。
今作は、連続する「ヴァンパイア」による事件と爆弾テロの容疑者として、捕まった少年の弁護という二つの事件を軸に、主人公の二人が時には自ら、また、時には意図せずに巻き込まれていく、というのが基本的な図式。当然、2作目であるので、主要な登場人物たち(犬含む)は、もう既知で、その分本編全体を通じて、楽しめる。ただ、全体的に印象がそれほど濃くないというか、割とさらりとした感じで、淡々と進んでいったように感じられ、若干の物足りなさを覚える。逆に言えば、前作にも共通しているが、結構重いテーマを扱っていながら、それを意識させないという風に見れば、その辺りは上手だと思う。
本書の中に、ビデオカメラで撮っている映像を、リアルタイムでウェブ上で流すといった場面があったが、何となく技術の進歩を感じてしまった。前作での事件から、ある程度の時間が経過しているが、具体的に何ヶ月後、或いは何年後といった記述はなかったように思う。したがって、登場する技術や製品から、時間の経過が感じられる。その一方で、登場人物がその期間を律儀に年を取っている、というような風でもなかったので、その点は良かった。
その他、直接本編とは関係はないが、タイトルが前作、今作と「沈黙」という言葉でそろえてきた。確かに、内容を考えれば、悪くはないが、「沈黙」シリーズというと、スティーブン・セガールの印象が強すぎるので、避けた方が無難な気がする。
沈黙の絆 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:沈黙の絆 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151763023

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