雪の断章

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評判

雪の断章の評価:

4.18/5点 レビュー 60件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.18pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全107件 61〜80 4/6ページ
No.47
(4pt)

現実感のなさを補う1点のリアリティに支えられた世界

これもタイトルだけ知っていた作品。通勤電車の中で読んでいる人がいて、肩越しに読めた終盤の内容が気になり、その前後を読みたくて購入しました。ただの少女趣味な小説かもしれないけれど、こういう偶然でもないと読むことはないだろうから、まあ時間と費用の無駄は覚悟でという程度の興味です。

実際に読んでみると、19世紀英米の少女小説のような現実味の薄い設定--洗練されてはいるけれど特徴的な少女の一人称文体と、周囲の人物が常に主人公だけを注目しているかのようなエピソードの重ね方が、その現実味の薄さをより強調している印象です。
であるにもかかわらず、何故こんなにきちんと読ませるのだろうありえない、と批判する気には何故かならないのです。
少女の境遇をめぐる現実感のなさも、殺人事件の捜査の甘さも、札幌という雪の多い街を舞台に、マルシャークの「森は生きている」のモチーフを引用したファンタジックな舞台装置のおかげもあって、ひとつの作品世界として十分納得できるものとなっています。
本書の刊行から40年も経過しているというのも良い方に出ているかもしれません。この時代の価値観(全共闘後のロストジェネレーション?)では、こういうこともあったのかな、とすんなり受け入れられた部分もあるので。

また、思い込みが強い主人公に対し、周囲の人物が感情的には寄り添い愛しながらもその姿勢を無条件に受け入れることはしていない、この1点のリアリティが凡百の若い女性向け小説と一線を画しているところでしょう。

この作家を続けて読むか、と問われると今は態度保留にしたいですが、私の本棚にあっては孤高の輝きを持つ思わぬ収穫でした。
雪の断章 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (講談社文庫)より
4061831364
No.46
(4pt)

雪の断章

綺麗な状態で、良かったと思います。 楽しんで、読んでいます。 また、機会かあれば、利用したいと思います。
雪の断章 Amazon書評・レビュー: 雪の断章より
406130349X
No.45
(4pt)

雪の断章

綺麗な状態で、良かったと思います。 楽しんで、読んでいます。 また、機会かあれば、利用したいと思います。
雪の断章 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (創元推理文庫)より
4488467040
No.44
(4pt)

雪の断章

綺麗な状態で、良かったと思います。 楽しんで、読んでいます。 また、機会かあれば、利用したいと思います。
雪の断章 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (講談社文庫)より
4061831364
No.43
(4pt)

親のいない飛鳥の人生を応援したくなる!!

中3の時に友達のススメで読みました。 その時は図書館から借りました。 北海道の話なので北海道民として場所の想像がつくのも楽しいです。 そして飛鳥の成長を応援したくなります。 佐々木丸美さんの言葉が優しくて好きなのでとても癒されました。
雪の断章 (佐々木丸美コレクション) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (佐々木丸美コレクション)より
4835442695
No.42
(5pt)

『雪の断章』は、推理小説というより、優れた成長小説・恋愛小説だ

我が家のハナミズキが咲き出したので、今日の散策はハナミズキを辿ることにしました。日米の友情という歴史的背景を持つハナミズキの白やピンクの花(正しくは総苞)が、あちこちの街路や庭で咲いていることに、思ったより多く植えられているわね、と女房も新たな発見を喜んでいます。因みに、本日の歩数は14,187でした。

閑話休題、佐々木丸美の作品を初めて手にしました。『雪の断章』(佐々木丸美著、創元推理文庫)は、著者も評者も読者も推理小説として扱っていますが、私は異なる印象を持ちました。これは、主人公・倉折飛鳥のビルドゥングスロマン(成長小説)であり、恋愛小説だと思うのです。

飛鳥は、あすなろ学園という札幌の孤児院で育ち、6歳の時に本間家という裕福な家にもらわれていきますが、お手伝い同然にこき使われた上に、奈津子という同い年の娘や家族から事ある毎に徹底的に苛め抜かれます。その仕打ちに耐えかねて、7歳になった厳冬のある日、とうとう本間家を飛び出すのですが、この時、札幌の大通り公園で、滝杷祐也という青年と運命的な出会いをします。

「不幸はナイフのようなものだという。刃をもてば手が切れるけれど逆手に持てば利用出来る、と。6歳の私にまだその智恵はなかった。指を切り、心を切り、その幼い鮮血は点々と雪を染めていった」。

「たくさんの人、たくさんの出来事に戸惑いながら私は大きくなった。本間家を忘れることは出来なかったけれど、築きあげられてゆく現在の幸福で、あれほど強烈だった記憶がしだいにうすれた。そしてまた、時々、あすなろ学園を思い出した。何の痛痒もない平凡な生活、しかし、あそこが私の故郷であり出生と生い立ちを物語る家であることにちがいはない。決して卑下すまい」。

「中学生になると顔も身体も少しずつ変った。色が白いだけではなく唇の赤味が濃くなったようだし、目の黒さがひきたってきた。ショートカットの髪のせいか、きつい顔立ちになった。それと反対に胸はふくらみ、足も手もしなやかにのびて、身体の線は優しくなった」。

「人はやはり勇気だけでは道を歩めない。勇気を育てる愛と、愛をつつむ灯がなくてはならない」。

「奈津子さんの姉が、つまり本間聖子さんが同じアパートに越して来た時に私は初めて知ったのだ、私と本間家との宿命を」。

「聖子さんは死んでいた。一一○番に通報され、ただちに捜査が開始された」。

「尊敬と畏怖にいつの間にか恋がしのび込み知らずに暮してきた日を辿りながらそばに腰をおろしていたい。気がついてくれなくてもいい、祐也さんが在るだけで充分幸せだったのだから。誰に奪われようと焦がした思慕は私だけのものだし、楽しかった昔も私だけのものだ。一方的な記憶が深く燃えている、そんな幽かなつなぎ合わせを、もう一度確認して心にしまい込む時間がほしい。そうする前に私の夢をこわすのは許して下さい」。

懸命に生きる飛鳥の幸せを祈らずにいられません。
雪の断章 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (創元推理文庫)より
4488467040
No.41
(5pt)

『雪の断章』は、推理小説というより、優れた成長小説・恋愛小説だ

我が家のハナミズキが咲き出したので、今日の散策はハナミズキを辿ることにしました。日米の友情という歴史的背景を持つハナミズキの白やピンクの花(正しくは総苞)が、あちこちの街路や庭で咲いていることに、思ったより多く植えられているわね、と女房も新たな発見を喜んでいます。因みに、本日の歩数は14,187でした。

閑話休題、佐々木丸美の作品を初めて手にしました。『雪の断章』(佐々木丸美著、創元推理文庫)は、著者も評者も読者も推理小説として扱っていますが、私は異なる印象を持ちました。これは、主人公・倉折飛鳥のビルドゥングスロマン(成長小説)であり、恋愛小説だと思うのです。

飛鳥は、あすなろ学園という札幌の孤児院で育ち、6歳の時に本間家という裕福な家にもらわれていきますが、お手伝い同然にこき使われた上に、奈津子という同い年の娘や家族から事ある毎に徹底的に苛め抜かれます。その仕打ちに耐えかねて、7歳になった厳冬のある日、とうとう本間家を飛び出すのですが、この時、札幌の大通り公園で、滝杷祐也という青年と運命的な出会いをします。

「不幸はナイフのようなものだという。刃をもてば手が切れるけれど逆手に持てば利用出来る、と。6歳の私にまだその智恵はなかった。指を切り、心を切り、その幼い鮮血は点々と雪を染めていった」。

「たくさんの人、たくさんの出来事に戸惑いながら私は大きくなった。本間家を忘れることは出来なかったけれど、築きあげられてゆく現在の幸福で、あれほど強烈だった記憶がしだいにうすれた。そしてまた、時々、あすなろ学園を思い出した。何の痛痒もない平凡な生活、しかし、あそこが私の故郷であり出生と生い立ちを物語る家であることにちがいはない。決して卑下すまい」。

「中学生になると顔も身体も少しずつ変った。色が白いだけではなく唇の赤味が濃くなったようだし、目の黒さがひきたってきた。ショートカットの髪のせいか、きつい顔立ちになった。それと反対に胸はふくらみ、足も手もしなやかにのびて、身体の線は優しくなった」。

「人はやはり勇気だけでは道を歩めない。勇気を育てる愛と、愛をつつむ灯がなくてはならない」。

「奈津子さんの姉が、つまり本間聖子さんが同じアパートに越して来た時に私は初めて知ったのだ、私と本間家との宿命を」。

「聖子さんは死んでいた。一一○番に通報され、ただちに捜査が開始された」。

「尊敬と畏怖にいつの間にか恋がしのび込み知らずに暮してきた日を辿りながらそばに腰をおろしていたい。気がついてくれなくてもいい、祐也さんが在るだけで充分幸せだったのだから。誰に奪われようと焦がした思慕は私だけのものだし、楽しかった昔も私だけのものだ。一方的な記憶が深く燃えている、そんな幽かなつなぎ合わせを、もう一度確認して心にしまい込む時間がほしい。そうする前に私の夢をこわすのは許して下さい」。

懸命に生きる飛鳥の幸せを祈らずにいられません。
雪の断章 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (講談社文庫)より
4061831364
No.40
(5pt)

『雪の断章』は、推理小説というより、優れた成長小説・恋愛小説だ

我が家のハナミズキが咲き出したので、今日の散策はハナミズキを辿ることにしました。日米の友情という歴史的背景を持つハナミズキの白やピンクの花(正しくは総苞)が、あちこちの街路や庭で咲いていることに、思ったより多く植えられているわね、と女房も新たな発見を喜んでいます。因みに、本日の歩数は14,187でした。

閑話休題、佐々木丸美の作品を初めて手にしました。『雪の断章』(佐々木丸美著、創元推理文庫)は、著者も評者も読者も推理小説として扱っていますが、私は異なる印象を持ちました。これは、主人公・倉折飛鳥のビルドゥングスロマン(成長小説)であり、恋愛小説だと思うのです。

飛鳥は、あすなろ学園という札幌の孤児院で育ち、6歳の時に本間家という裕福な家にもらわれていきますが、お手伝い同然にこき使われた上に、奈津子という同い年の娘や家族から事ある毎に徹底的に苛め抜かれます。その仕打ちに耐えかねて、7歳になった厳冬のある日、とうとう本間家を飛び出すのですが、この時、札幌の大通り公園で、滝杷祐也という青年と運命的な出会いをします。

「不幸はナイフのようなものだという。刃をもてば手が切れるけれど逆手に持てば利用出来る、と。6歳の私にまだその智恵はなかった。指を切り、心を切り、その幼い鮮血は点々と雪を染めていった」。

「たくさんの人、たくさんの出来事に戸惑いながら私は大きくなった。本間家を忘れることは出来なかったけれど、築きあげられてゆく現在の幸福で、あれほど強烈だった記憶がしだいにうすれた。そしてまた、時々、あすなろ学園を思い出した。何の痛痒もない平凡な生活、しかし、あそこが私の故郷であり出生と生い立ちを物語る家であることにちがいはない。決して卑下すまい」。

「中学生になると顔も身体も少しずつ変った。色が白いだけではなく唇の赤味が濃くなったようだし、目の黒さがひきたってきた。ショートカットの髪のせいか、きつい顔立ちになった。それと反対に胸はふくらみ、足も手もしなやかにのびて、身体の線は優しくなった」。

「人はやはり勇気だけでは道を歩めない。勇気を育てる愛と、愛をつつむ灯がなくてはならない」。

「奈津子さんの姉が、つまり本間聖子さんが同じアパートに越して来た時に私は初めて知ったのだ、私と本間家との宿命を」。

「聖子さんは死んでいた。一一○番に通報され、ただちに捜査が開始された」。

「尊敬と畏怖にいつの間にか恋がしのび込み知らずに暮してきた日を辿りながらそばに腰をおろしていたい。気がついてくれなくてもいい、祐也さんが在るだけで充分幸せだったのだから。誰に奪われようと焦がした思慕は私だけのものだし、楽しかった昔も私だけのものだ。一方的な記憶が深く燃えている、そんな幽かなつなぎ合わせを、もう一度確認して心にしまい込む時間がほしい。そうする前に私の夢をこわすのは許して下さい」。

懸命に生きる飛鳥の幸せを祈らずにいられません。
雪の断章 Amazon書評・レビュー: 雪の断章より
406130349X
No.39
(5pt)

すごい!一気に読めました

ものすごく切なく哀しく、それでいて心が暖かくなる小説でした。この後が読めなくて少し残念な気がしますが、心がジーンとする一冊でした。
雪の断章 (佐々木丸美コレクション) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (佐々木丸美コレクション)より
4835442695
No.38
(4pt)

面白い!

すぐれた作品で一気に読みました。欲を言えば、
警察の捜査の状況描写が簡略すぎている感じがしました。
殺人事件だからもっと緊迫感があるのでは?
雪の断章 (佐々木丸美コレクション) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (佐々木丸美コレクション)より
4835442695
No.37
(5pt)

心の傷に効く一冊

あらすじは他の方が記載されていますので省略。

主人公は孤児なるが故の辛い体験から、自分の心に壁を作ってしまい、それに苦しむ。心を許したい人にも、それが障壁となり自らの気持ちをうまく表現することが出来ないところがいじらしい。

小説中には、つらい体験をした人のみが感じ得るえるであろう気持ちの数々が文章に綴られる。
「悲しみや喜びは公平に順番が回ってくる」と登場人物に語らせていますが、そのような読み手に対しては、主人公「倉折 飛鳥」を通じ、目に見えない著者がそっと寄り添ってくれているような錯覚すら感じる。

本作は、心に傷を持つ方にぜひ読んでいただきたい。
雪の断章 (佐々木丸美コレクション) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (佐々木丸美コレクション)より
4835442695
No.36
(4pt)

久しぶりに徹夜をしました。

この表紙絵にひかれて購入したのだが内容はやや違った。不幸な時期の描写はわずかである。この部分がもう少し多くてもいいと感じた。大要は、主人公の不条理に対する強い反発心とそれをバネにしていく生き方である。主人公は孤児であるが、運良くすぐよき人に巡り合い・引き取られ、結果的には孤児ゆえの幸福物語となっている。強気な心の持ち主の反面、内向的な頑ななところがあり、自分の心をなかなか伝えられないその純な恋心がヤキモキさせるお話です。
 最後の結果が急転直下的で、だらだら引き延ばした割には尻切れトンボ的に感じたので、星4つとしましたが、久しぶりにのめり込み徹夜をして読み上げたほど、面白いものでした。
 小公女の話とは違い、恋愛物語です。

雪の断章 (佐々木丸美コレクション) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (佐々木丸美コレクション)より
4835442695
No.35
(5pt)

遠い昔の懐かしい記憶

遠い昔、10代の頃に書店で偶然手にして購入しました。
その時点で佐々木丸美さんのことは知らなかったのに、
たぶん表紙を見て何となく気になって購入(文庫)したような記憶があります。
読み始めたらどんどん引き込まれて、ほんとにどっぷりのめり込みました。
周りの友人にも勧めて、ほとんどの人はやはりかなりハマってました。
今読んでどうかはわかりませんが、当時の私にはかなり印象深かった小説です。
独特の世界観でもありましたね。
私の手元にもう色がかなりあせた文庫が残っていますが…
ご本人は亡くなったのですね。知りませんでした。
ご本人の強い希望で復刊は無理とは知っていましたが、亡くなって復刊されていたとは知りませんでした。
今の若い人が読んで共感できるのかはわかりません。
でも読んでみてほしいですね。

雪の断章 Amazon書評・レビュー: 雪の断章より
406130349X
No.34
(5pt)

遠い昔の懐かしい記憶

遠い昔、10代の頃に書店で偶然手にして購入しました。
その時点で佐々木丸美さんのことは知らなかったのに、
たぶん表紙を見て何となく気になって購入(文庫)したような記憶があります。
読み始めたらどんどん引き込まれて、ほんとにどっぷりのめり込みました。
周りの友人にも勧めて、ほとんどの人はやはりかなりハマってました。
今読んでどうかはわかりませんが、当時の私にはかなり印象深かった小説です。
独特の世界観でもありましたね。
私の手元にもう色がかなりあせた文庫が残っていますが…
ご本人は亡くなったのですね。知りませんでした。
ご本人の強い希望で復刊は無理とは知っていましたが、亡くなって復刊されていたとは知りませんでした。
今の若い人が読んで共感できるのかはわかりません。
でも読んでみてほしいですね。

雪の断章 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (講談社文庫)より
4061831364
No.33
(5pt)

遠い昔の懐かしい記憶

遠い昔、10代の頃に書店で偶然手にして購入しました。
その時点で佐々木丸美さんのことは知らなかったのに、
たぶん表紙を見て何となく気になって購入(文庫)したような記憶があります。
読み始めたらどんどん引き込まれて、ほんとにどっぷりのめり込みました。
周りの友人にも勧めて、ほとんどの人はやはりかなりハマってました。
今読んでどうかはわかりませんが、当時の私にはかなり印象深かった小説です。
独特の世界観でもありましたね。
私の手元にもう色がかなりあせた文庫が残っていますが…
ご本人は亡くなったのですね。知りませんでした。
ご本人の強い希望で復刊は無理とは知っていましたが、亡くなって復刊されていたとは知りませんでした。
今の若い人が読んで共感できるのかはわかりません。
でも読んでみてほしいですね。

雪の断章 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (創元推理文庫)より
4488467040
No.32
(5pt)

思春期に読む本

中2のはじめに転校してきたとき、ともだちになろうとしてくれた子が貸してくれた本だった

自分から「読みたい」とおもったものではないから、ページのぶ厚さにしょうじきおののいた(苦笑)

多くみつもっても1週間しか借りられない、必死で読んだが、
イジメものはにがてなので、さいしょのころはなかなかページがすすまなかった…(更に苦笑)

そのうち、著者の編み出す世界に溺めとられ、
「静けさ」と「メルヘン」、「サスペンス」と「葛藤」、遂には「ラヴストーリィ」へと、吸いこまれていった

少女が夢みる完璧な男性、祐也さん
少女にとってみぢかな男性、史郎さん

ともだちはたんじゅんに「祐也さん」派だったけれど、話の軸になる史郎さんが、わたしのこころにふかく残った

そして10年ちかくまえ、中古書店でみかけ、なつかしくなりつい購入し、むちゅうになり読み耽った

著者のほかの本も読みたいとおもったけれど、当時絶版。中古屋を駆けめぐった

映画もレンタルで観た

斉藤由貴と、榎木孝明の組み合わせだったようにおもうけれど、映画では話のよさがまるで出ていなかった

ただ斉藤由貴が榎木孝明に思慕をいだき、挑発するだけ…
本編とまるでちがっていた

女性心理とこころの成長を緻密にえがいた本作は、映画でもドラマでもなく、本作でしか楽しめないのだ
思春期に読めて、ほんとうによかったとおもう

故に復刊をこころよりうれしくおもっている
雪の断章 Amazon書評・レビュー: 雪の断章より
406130349X
No.31
(5pt)

思春期に読む本

中2のはじめに転校してきたとき、ともだちになろうとしてくれた子が貸してくれた本だった

自分から「読みたい」とおもったものではないから、ページのぶ厚さにしょうじきおののいた(苦笑)

多くみつもっても1週間しか借りられない、必死で読んだが、
イジメものはにがてなので、さいしょのころはなかなかページがすすまなかった…(更に苦笑)

そのうち、著者の編み出す世界に溺めとられ、
「静けさ」と「メルヘン」、「サスペンス」と「葛藤」、遂には「ラヴストーリィ」へと、吸いこまれていった

少女が夢みる完璧な男性、祐也さん
少女にとってみぢかな男性、史郎さん

ともだちはたんじゅんに「祐也さん」派だったけれど、話の軸になる史郎さんが、わたしのこころにふかく残った

そして10年ちかくまえ、中古書店でみかけ、なつかしくなりつい購入し、むちゅうになり読み耽った

著者のほかの本も読みたいとおもったけれど、当時絶版。中古屋を駆けめぐった

映画もレンタルで観た

斉藤由貴と、榎木孝明の組み合わせだったようにおもうけれど、映画では話のよさがまるで出ていなかった

ただ斉藤由貴が榎木孝明に思慕をいだき、挑発するだけ…
本編とまるでちがっていた

女性心理とこころの成長を緻密にえがいた本作は、映画でもドラマでもなく、本作でしか楽しめないのだ
思春期に読めて、ほんとうによかったとおもう

故に復刊をこころよりうれしくおもっている
雪の断章 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (講談社文庫)より
4061831364
No.30
(5pt)

思春期に読む本

中2のはじめに転校してきたとき、ともだちになろうとしてくれた子が貸してくれた本だった

自分から「読みたい」とおもったものではないから、ページのぶ厚さにしょうじきおののいた(苦笑)

多くみつもっても1週間しか借りられない、必死で読んだが、
イジメものはにがてなので、さいしょのころはなかなかページがすすまなかった…(更に苦笑)

そのうち、著者の編み出す世界に溺めとられ、
「静けさ」と「メルヘン」、「サスペンス」と「葛藤」、遂には「ラヴストーリィ」へと、吸いこまれていった

少女が夢みる完璧な男性、祐也さん
少女にとってみぢかな男性、史郎さん

ともだちはたんじゅんに「祐也さん」派だったけれど、話の軸になる史郎さんが、わたしのこころにふかく残った

そして10年ちかくまえ、中古書店でみかけ、なつかしくなりつい購入し、むちゅうになり読み耽った

著者のほかの本も読みたいとおもったけれど、当時絶版。中古屋を駆けめぐった

映画もレンタルで観た

斉藤由貴と、榎木孝明の組み合わせだったようにおもうけれど、映画では話のよさがまるで出ていなかった

ただ斉藤由貴が榎木孝明に思慕をいだき、挑発するだけ…
本編とまるでちがっていた

女性心理とこころの成長を緻密にえがいた本作は、映画でもドラマでもなく、本作でしか楽しめないのだ
思春期に読めて、ほんとうによかったとおもう

故に復刊をこころよりうれしくおもっている
雪の断章 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (創元推理文庫)より
4488467040
No.29
(5pt)

悲しげな雪のお話

 何というすてきなお話だろう。
  「マッチ売りの少女」ではないが、生まれて二ヶ月そこそこで生みの母から世間に委ねられた少女。
  彼女は、北国の冬に青年と運命の出会いをする。
  一度目、二度目、そして三度目。青年は学生、社会人となっていたが、偶然の出会いが二人を引き結ぶ。
  物語は、少女の目線で綴られて行き、彼女の曇りのない生きた目線で周囲の人々を生き生きと描いて行く。
  北国の風景の中、雪の降る時間が様々な時を優しく、悲しく彩る。
  少女を守るあしながお兄さんとその無二の親友。二人の多感な若者に慈しまれ躾けられる少女は、次第に美しく育つ。
  これだけでも十二分に引きつけられるが、後半に無情な事件が起こり、純粋な少女の心を激しく揺さぶる。
  
   こんな素晴らしいお話を書いた人は・・・残念ながら十年以上も前に他界していた。
   もっと早くに出会いたかった。
雪の断章 Amazon書評・レビュー: 雪の断章より
406130349X
No.28
(5pt)

悲しげな雪のお話

 何というすてきなお話だろう。
  「マッチ売りの少女」ではないが、生まれて二ヶ月そこそこで生みの母から世間に委ねられた少女。
  彼女は、北国の冬に青年と運命の出会いをする。
  一度目、二度目、そして三度目。青年は学生、社会人となっていたが、偶然の出会いが二人を引き結ぶ。
  物語は、少女の目線で綴られて行き、彼女の曇りのない生きた目線で周囲の人々を生き生きと描いて行く。
  北国の風景の中、雪の降る時間が様々な時を優しく、悲しく彩る。
  少女を守るあしながお兄さんとその無二の親友。二人の多感な若者に慈しまれ躾けられる少女は、次第に美しく育つ。
  これだけでも十二分に引きつけられるが、後半に無情な事件が起こり、純粋な少女の心を激しく揺さぶる。
  
   こんな素晴らしいお話を書いた人は・・・残念ながら十年以上も前に他界していた。
   もっと早くに出会いたかった。
雪の断章 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 雪の断章 (講談社文庫)より
4061831364