ベロニカは死ぬことにした

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ベロニカは死ぬことにしたの評価:

4.00/5点 レビュー 66件。 B ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全72件 61〜72 4/4ページ
No.12
(5pt)

期限付きの命

若くて、きれいで、恋人もいるし、仕事もあり、両親の愛も足りているのに、死を決意する主人公。運び込まれた精神病院で、あと数日の命という宣告を受け、自分のこころをみつめていく。ひとはみんなオリジナルな存在であり、それぞれどこかヘンなのだ。でも、いろいろなものに適応しようとするうちに、何か大切なものを抑圧してしまうのかもしれない。この小説の中の精神病患者は抑圧された何かを持ち、それに耐えられずに逃避してしまった「ふつう」の人たちであるように思う。ベロニカは、自分が知らない間に抑圧していたものの存在を認め、死が迫る中、自分のこころにしたがって生きようとする。自分のこころに忠実に生きることが、生きることであり、そうでなければ、体が生きているだけで、死んでいるのと一緒なのかもしれない。命に期限が迫っていることに気づいて、ベロニカはこころのままに生きようとする。でも、実はすべての人の命に期限があるのであり、良く生きるにはこころのままに生きるしかない。(時として、勇気のいることだが。)エンディングも暗いものではなく、とにかく、パウロ・コエーリョの他の作品と同様、生きる勇気を鼓舞するメッセージに溢れた作品である。
ベロニカは死ぬことにした (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
4042750052
No.11
(5pt)

「死」は「生」を生み出す

この本は面白い。一言でまとめると「生」と「死」について述べられている。 いや小説だから、述べられているというよりもあたかも読みながら自分が主人公のベロニカのようになったような疑似体験ができて読み終わったあと生きていることに対しての意義はすごいなあ、価値は大きいなあ、と実感したし、「生きよう!」と力がわいてきた。 面白いのは死を意識すればするほど生の意識が高まると言うこと。 藤原紀香が自分の親戚の死に直面して一回しかない人生は後悔してはならない!と決心した、といつかの日経新聞で語っていたことを思い出した。 やっぱり僕も死ぬ。いつかは分からないけど。でもその「いつかは死ぬ」という意識がありながら生きることと、意識が無くただダラダラ生きているのとは決定的に違う。 また死の意識がなくだらだら生きていること=「おまえはすでに死んでいる」(ケンシロウ)(なんとすごい言葉だろう!)ということだろう。 でもそのように既に死んでいる人は今日多いのかもしれない。今日生きていることは奇跡であることを感じさせてくれる一冊でした。
ベロニカは死ぬことにした (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
4042750052
No.10
(5pt)

飛ばし読み厳禁!!

死から甦ったベロニカは暗い精神病院の灯台☆皆の心を明るく、残酷に、滑稽に照らし出していく。精神病院というとても不自然な環境を、「自然」に思わせてしまうパウロ・コエーリョはすごい!!
ベロニカは死ぬことにした (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
4042750052
No.9
(5pt)

面白かった!!

単行本版、文庫版、両方読みました。文庫化に際して、大分訳に手が入れられているようで、読みやすくなったように思います。現代日本が抱える病巣をいち早く見抜いていたようなコエーリョ氏の着眼点の鋭さに感服しました。星5つです。
ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ) Amazon書評・レビュー: ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ)より
4047913448
No.8
(3pt)

訳がマズイ!「た。」が多すぎる!

文末のくくりが、「・・・した」「・・・であった」「・・・だった」等いやと言うほど「た」が多用され過ぎていて読みにくかったです。原作がいくら良くても、訳者のせいで魅力が台無しになる事があるけれど、これもそれの一つ。それから文の作り方が、中学生の英文訳のようなんです。私は英語が出来ないので、原作とどれくらい違いがあるかは分かりませんが、この本の訳はかなり杜撰だと言えるでしょう。だけど内容自体は面白いので星三つ。だからその分残念です・・。
ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ) Amazon書評・レビュー: ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ)より
4047913448
No.7
(4pt)

読みづらいですけど,興味深いです

 訳が少々わかりづらいです.私の頭が堅いからかもしれませんが...文脈をよく読んでいかないと誰の発言なのか誰の描写なのか,不明の個所が多々あるように感じました.もう一度,筋がわかった時点で読み返してみるともっと深く理解できると思います. 内容は自分にとってはかなり興味深いものでした.最近の精神世界関連の本とは趣を異にする,人生に悩み疲れた時に考えそうな事柄を丁寧に扱っていると感じました.自殺場面が妙にリアルで自分の息も止まっていきそうに感じて...いろいろ考えさせられました.
ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ) Amazon書評・レビュー: ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ)より
4047913448
No.6
(1pt)

翻訳がまずい!

あまりの翻訳のひどさに驚いた。 原文と照らし合わせて読んでみたが、誤訳・誤読が無数にあるし、何より日本語として意味が通じないいものが少なくない。もう少し力のあるというか、良心的な翻訳者に任せるべきだと思う。
ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ) Amazon書評・レビュー: ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ)より
4047913448
No.5
(4pt)

複雑な現代人の心の病をコンパクトに

アルケミストが老若男女、万人向けのお勧め本なら、こちらは一寸現実に疲れた大人子供向け寓話。非常に特殊な舞台設定(精神病院)で繰り広げられる人間ドラマ。ここは現実に疲れた人たちが集うオアシス。鋭気を養って再び現実という戦場に向かっていく為の、休息地。大前提として日本の精神病院を想像してはいけません。一人一人が現代の病みを一つづつ背負っているような個性的で判り易い登場人物といい、「おおっと、大どんでん返しか?」というような医者のニクイカラクリがベースにある進行具合といい、重たいテーマを軽いタッチで上手く扱っている。物憂いベロニカは何となく自殺未遂を図り、担ぎ込まれた先の病院で命の宣告を受け、逆に「生きる」事を体感するようになり・・・。これいい舞台になるんじゃないかな?
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4047913448
No.4
(5pt)

自殺したい人に

自殺したい人に私はいつも、この本を薦めています。その人たちが、(読む人たち)が、この本を読んでわたしと同じ考え方をするかはわかりませんが、私はこの本を読んで、自分が死にたいのは、今、自分が健康だからだと思います。 もし 死ななくちゃいけないならきっと 死にたくなくなるって事を 私は考えました。
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4047913448
No.3
(2pt)

原書を読んでみたいです。

エディターレビューなどでは、ベロニカが美しく、恵まれた女性であると説明されていますが、実際の本の中ではそれほど彼女の描写がなされていません。場面場面を盛り上げようと訳者ががんばっているのは感じられますが、本全体としてはイメージが伝わりづらく、日本語として非常に読みにくいものになっている印象を受けました。パウロ・コエーリョの「アルケミスト」を読んで非常に感銘を受けたので、作者自身の書き方と言うよりも、訳者の翻訳の仕方に影響されているかと思われます。ぜひ、原書を読んでみたい作品です。
ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ) Amazon書評・レビュー: ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ)より
4047913448
No.2
(4pt)

内なる狂気

 若く、美しいベロニカは自殺未遂により1週間の命であることを宣告される。精神病院での様々な心の病を持つ人々との関わりの中で、ベロニカは次第に生きることの意味を見つけだしていく。 最近、社会問題化する引きこもりや身近になりつつある自律神経失調症など人間の心の問題をテーマにした作品である。具体的に言うと人間の心にある「内なる狂気」を扱っている。 生きていく中で、様々な葛藤やストレスにより抑圧されていた心は、自分の死を意識したとき初めて本当の自分と向き合うことができることをベロニカの生き方を通じ感じることができる。「内なる狂気」が誰しも心のどこかに持つものであると考えると、正常という枠組みからはずれてしまったものは一体なんなのかということを考えさせ!られる1冊である。
ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ) Amazon書評・レビュー: ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ)より
4047913448
No.1
(4pt)

憂鬱の正体

平和な日常、恵まれた暮らし、なのに幸せを感じない。なぜ? これからの人生に何の希望も見出せずに命を断とうとしたベロニカは精神病院で目を覚まします。彼女の気持ちの変化を追いながら、彼女と関わる入院患者たちそれぞれの人生が語られていきます。なぜ彼等は精神病院に入ることになったのか?ついこの間まで普通に社会生活を送っていた人がなぜ?「狂っている」とはいったいどういうことなのでしょう。私にはべロニカや他の登場人物が、今の日本に住む私達に重なって見えました。日常に潜む狂気の種の数々。人は時として憂鬱にのみ込まれそうになりますが、病院長の語る最後のコメントがひとすじの光になっています。 不思議な読後感の残る本です。 
ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ) Amazon書評・レビュー: ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ)より
4047913448