果断: 隠蔽捜査2

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評判

果断: 隠蔽捜査2の評価:

4.56/5点 レビュー 126件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.56pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全217件 161〜180 9/11ページ
No.57
(5pt)

Good

一作目よりも面白かった!馴染みのない署長の業務も、さすが警察と思った!
果断―隠蔽捜査〈2〉 Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉より
4103002522
No.56
(5pt)

Good

一作目よりも面白かった!馴染みのない署長の業務も、さすが警察と思った!
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)より
4101321566
No.55
(4pt)

面白かった

周囲から変人と言われながらも自分の信念を曲げずひたすら貫く痛快さが良かった。
果断―隠蔽捜査〈2〉 Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉より
4103002522
No.54
(4pt)

面白かった

周囲から変人と言われながらも自分の信念を曲げずひたすら貫く痛快さが良かった。
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)より
4101321566
No.53
(5pt)

冷静な主人公の…

冷静な主人公の性格の下に淡々と語られていく事件。1の時と同じく読者は手に汗握る展開を追う。
しかし、当たり前の事が当たり前でないのが組織。
それは警察庁も警視庁も同じ。解決に向かいながら、そこには大きなカタルシスが存在していて感動すら覚える
果断―隠蔽捜査〈2〉 Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉より
4103002522
No.52
(5pt)

冷静な主人公の…

冷静な主人公の性格の下に淡々と語られていく事件。1の時と同じく読者は手に汗握る展開を追う。
しかし、当たり前の事が当たり前でないのが組織。
それは警察庁も警視庁も同じ。解決に向かいながら、そこには大きなカタルシスが存在していて感動すら覚える
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)より
4101321566
No.51
(5pt)

ますます面白いなコレ。って感じ

堕ちた(?)警察庁エリート、正論キング竜崎氏が主人公の痛快物語。

シリーズ1作目で虜になり、即、2を読みました。

竜崎氏の奥様も1に続いて登場。実にいいコンビですね。

このシリーズめちゃ好きです。
果断―隠蔽捜査〈2〉 Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉より
4103002522
No.50
(5pt)

ますます面白いなコレ。って感じ

堕ちた(?)警察庁エリート、正論キング竜崎氏が主人公の痛快物語。

シリーズ1作目で虜になり、即、2を読みました。

竜崎氏の奥様も1に続いて登場。実にいいコンビですね。

このシリーズめちゃ好きです。
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)より
4101321566
No.49
(4pt)

非常に面白いが人物造形は類型的過ぎないか?

面白いので一晩で読めた。
警察小説としては、非常に良くできていると思う。
しかし人物造形、特に主人公の竜崎警視長が、家庭の中では妻がいなければ料理はおろか風呂を沸かすことも何も出来ない赤子同然、という設定は、余りに類型的に過ぎると感じた。
熱心に受験勉強を続けて東大法学部を経て上級公務員試験に合格し、警察官僚となったエリートである竜崎警視長は、アニメなど子どもの見るものだと思い込んでいて、『風の谷のナウシカ』のタイトルすら知らない。
作者は、函館ラ・サール高校から上智大学文学部という学歴のようだが、高校時代の同級生で東大を出て官僚になった人たちは、みんな竜崎警視長のように無趣味で勉強しかしない人たちだったのだろうか?
私は竜崎警視長と同年代。中学校の同級生には、実際に東大法学部を経て警察官僚となり、警備・公安畑のエリート街道をずっと歩んでいる男もいる。
彼は同級生の中でダントツに賢かったが、一方で小学生の頃からヘルベルト・フォン・カラヤンの大ファンであり、独身時代には、給料のすべてをクラシックのコンサート通いやCD購入に費やすような生活をしていた。(結婚した後も、余り変わらなかったらしい)
高校の同級生で、入学後最初のホームルームで「趣味は数学の難問を解くことです」と自己紹介し、実際に京大工学部に現役合格して勉学を続け、現在は大学教授の男は、一方でスペースオペラのようなベタなSF小説が大好きで、「宇宙英雄ローダン」シリーズを全巻読んでいるほどだ。
同じく京都大学工学部から大学院を経てアメリカへ留学し博士号取得、帰国後は某大企業の中央研究所に勤務し年収数千万円を誇る知人は、高校時代からずっとアマチュアバンド活動を続けている。
ドラムセットの両側に譜面台を置き、一方に楽譜、一方に参考書・問題集を置いて楽器練習と受験勉強を同時にこなして公立高校から京大工学部へ一発合格し、その後も研究と音楽を両立させてきた。
このように私の周囲の東大・京大出身者を頭に順次思い浮かべても、竜崎警視長のようなガリ勉タイプなど、1人もいないのだ。
竜崎警視長や私の年代なら、小学生で『太陽の王子 ホルスの大冒険』や『どうぶつ宝島』を観て宮崎駿の名前を覚え、高校時代には受験勉強のかたわら『未来少年コナン』や『ルパンIII世』、ファーストガンダムなどは欠かさず見ていたものだ。
それでも、勉強の出来る者は東大・京大に一発合格した。数学教師とケンカして高校二年の途中から数学の勉強をやめた私ですら、大阪大学の文学部なら一発合格できた。
そして『風の谷のナウシカ』は、劇場公開封切初日の朝一番の上映を待つ列に並んで観た。
今でもヱヴァンゲリヲンだけは見ている。だからと言ってアニヲタでも何でも無い。
東大出のエリート官僚だからガリ勉で、ナウシカも攻殻機動隊も何も知らないという設定には、作者の偏見が入っているのではなかろうか?
この点だけは疑問を覚える。
果断―隠蔽捜査〈2〉 Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉より
4103002522
No.48
(4pt)

非常に面白いが人物造形は類型的過ぎないか?

面白いので一晩で読めた。
警察小説としては、非常に良くできていると思う。
しかし人物造形、特に主人公の竜崎警視長が、家庭の中では妻がいなければ料理はおろか風呂を沸かすことも何も出来ない赤子同然、という設定は、余りに類型的に過ぎると感じた。
熱心に受験勉強を続けて東大法学部を経て上級公務員試験に合格し、警察官僚となったエリートである竜崎警視長は、アニメなど子どもの見るものだと思い込んでいて、『風の谷のナウシカ』のタイトルすら知らない。
作者は、函館ラ・サール高校から上智大学文学部という学歴のようだが、高校時代の同級生で東大を出て官僚になった人たちは、みんな竜崎警視長のように無趣味で勉強しかしない人たちだったのだろうか?
私は竜崎警視長と同年代。中学校の同級生には、実際に東大法学部を経て警察官僚となり、警備・公安畑のエリート街道をずっと歩んでいる男もいる。
彼は同級生の中でダントツに賢かったが、一方で小学生の頃からヘルベルト・フォン・カラヤンの大ファンであり、独身時代には、給料のすべてをクラシックのコンサート通いやCD購入に費やすような生活をしていた。(結婚した後も、余り変わらなかったらしい)
高校の同級生で、入学後最初のホームルームで「趣味は数学の難問を解くことです」と自己紹介し、実際に京大工学部に現役合格して勉学を続け、現在は大学教授の男は、一方でスペースオペラのようなベタなSF小説が大好きで、「宇宙英雄ローダン」シリーズを全巻読んでいるほどだ。
同じく京都大学工学部から大学院を経てアメリカへ留学し博士号取得、帰国後は某大企業の中央研究所に勤務し年収数千万円を誇る知人は、高校時代からずっとアマチュアバンド活動を続けている。
ドラムセットの両側に譜面台を置き、一方に楽譜、一方に参考書・問題集を置いて楽器練習と受験勉強を同時にこなして公立高校から京大工学部へ一発合格し、その後も研究と音楽を両立させてきた。
このように私の周囲の東大・京大出身者を頭に順次思い浮かべても、竜崎警視長のようなガリ勉タイプなど、1人もいないのだ。
竜崎警視長や私の年代なら、小学生で『太陽の王子 ホルスの大冒険』や『どうぶつ宝島』を観て宮崎駿の名前を覚え、高校時代には受験勉強のかたわら『未来少年コナン』や『ルパンIII世』、ファーストガンダムなどは欠かさず見ていたものだ。
それでも、勉強の出来る者は東大・京大に一発合格した。数学教師とケンカして高校二年の途中から数学の勉強をやめた私ですら、大阪大学の文学部なら一発合格できた。
そして『風の谷のナウシカ』は、劇場公開封切初日の朝一番の上映を待つ列に並んで観た。
今でもヱヴァンゲリヲンだけは見ている。だからと言ってアニヲタでも何でも無い。
東大出のエリート官僚だからガリ勉で、ナウシカも攻殻機動隊も何も知らないという設定には、作者の偏見が入っているのではなかろうか?
この点だけは疑問を覚える。
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)より
4101321566
No.47
(5pt)

複線の張り巡らし方が絶妙

ともて面白かったです。物語の展開が実にスムーズで、登場人物のキャラもしっかりしており、それでいて「えっ!」と思わせてくれる。言うことなしです。特に、展開を進めるための複線が絶妙で、楽しく読めました。
果断―隠蔽捜査〈2〉 Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉より
4103002522
No.46
(5pt)

複線の張り巡らし方が絶妙

ともて面白かったです。物語の展開が実にスムーズで、登場人物のキャラもしっかりしており、それでいて「えっ!」と思わせてくれる。言うことなしです。特に、展開を進めるための複線が絶妙で、楽しく読めました。
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)より
4101321566
No.45
(5pt)

主人公竜崎に拍手を

久しぶりに今野敏の作品を読んだ。非常に面白かった。日本には、探偵小説というものは成り立たず、これにあたるのが結局警察小説になる。その警察小説も、単に事件をつくだけではなく、このところ目につくのは、その警察を構成する人、もっと言えば、キャリア・ノンキャリアの役人小説とも言うべき側面だろう。
これはいろいろな捉え方があり、基本はキャリアのあまりの役人臭さ、官僚臭さを突くものだと言える。新宿鮫シリーズもその一面を強く持っている。

本件は、その中でもまた異質な色合いを持っている。キャリア・ノンキャリアがともに仕事をせざるを得ず、圧倒的多数で実際の仕事を支え動かすノンキャリアを、キャリア族がどう扱い、どう接しているのか。そして、少数派ながら圧倒的な力を持つキャリアが同時分を律しているのか。人間としての官僚を非常にきちんと捉えている。
ともすると余談、下手をすると回り道や余分になってしまう、家族問題を実にさりげなく、しかし重要な柱として配しているのは、小説としての厚みを増し、単なる謎解き、あるいは一般受けするアクション派の主人公モノとは一線を画している。

人の役割、なすべき事柄をきちんと見据え、下らぬ風習や見栄を退け、しかもちゃんと弱さをかいま見せる主人公に拍手を送りたい。
果断―隠蔽捜査〈2〉 Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉より
4103002522
No.44
(5pt)

主人公竜崎に拍手を

久しぶりに今野敏の作品を読んだ。非常に面白かった。日本には、探偵小説というものは成り立たず、これにあたるのが結局警察小説になる。その警察小説も、単に事件をつくだけではなく、このところ目につくのは、その警察を構成する人、もっと言えば、キャリア・ノンキャリアの役人小説とも言うべき側面だろう。
これはいろいろな捉え方があり、基本はキャリアのあまりの役人臭さ、官僚臭さを突くものだと言える。新宿鮫シリーズもその一面を強く持っている。

本件は、その中でもまた異質な色合いを持っている。キャリア・ノンキャリアがともに仕事をせざるを得ず、圧倒的多数で実際の仕事を支え動かすノンキャリアを、キャリア族がどう扱い、どう接しているのか。そして、少数派ながら圧倒的な力を持つキャリアが同時分を律しているのか。人間としての官僚を非常にきちんと捉えている。
ともすると余談、下手をすると回り道や余分になってしまう、家族問題を実にさりげなく、しかし重要な柱として配しているのは、小説としての厚みを増し、単なる謎解き、あるいは一般受けするアクション派の主人公モノとは一線を画している。

人の役割、なすべき事柄をきちんと見据え、下らぬ風習や見栄を退け、しかもちゃんと弱さをかいま見せる主人公に拍手を送りたい。
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)より
4101321566
No.43
(5pt)

2日で一気に読んだ!

TVドラマから見たせいか始終陣内孝則の顔が頭の中を駆け巡った。

主人公である竜崎のキャラクターにはとても共感でき、仕事と家族両方を主題とした傑作である
前作の続編に恥じない作品となっている。

またタイトルが示す通り今作は、現場のリーダーとしての決断が大きくクローズアップされており
組織人として、また長の立場として見た場合、大変多くの教訓が散りばめられている。

さらに秀逸な謎解き要素まで加えられてる事を考えても、日本の警察小説を代表する名作といえる。
未読の方はぜひ第一作から読んで戴きたい。
果断―隠蔽捜査〈2〉 Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉より
4103002522
No.42
(5pt)

2日で一気に読んだ!

TVドラマから見たせいか始終陣内孝則の顔が頭の中を駆け巡った。

主人公である竜崎のキャラクターにはとても共感でき、仕事と家族両方を主題とした傑作である
前作の続編に恥じない作品となっている。

またタイトルが示す通り今作は、現場のリーダーとしての決断が大きくクローズアップされており
組織人として、また長の立場として見た場合、大変多くの教訓が散りばめられている。

さらに秀逸な謎解き要素まで加えられてる事を考えても、日本の警察小説を代表する名作といえる。
未読の方はぜひ第一作から読んで戴きたい。
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)より
4101321566
No.41
(5pt)

シリーズ2作目のお手本的良作

この本を読みたいが為に、先に前作の「隠蔽捜査」を読んだのだが、期待以上に
面白く、大いに興奮した。
そして今度は期待を胸に「果断」を読んだのだが、期待に違わない出来で、これは
シリーズ物の2作目としてはお手本ともいえる良作だ。

どんな状況でもブレない竜崎のキャラは、降格となった警察署長という立場で
更に鮮明となり、ヤリトリの一つ一つが痛快極まりない。

また、今回は警察人事の妙味だけでなく、謎解きの要素も加わっているので、
小説全体の仕上がりは前作以上だ。

小気味良いテンポは前作同様で、次回作も読みたいという欲求に駆られる一冊だ。
果断―隠蔽捜査〈2〉 Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉より
4103002522
No.40
(5pt)

シリーズ2作目のお手本的良作

この本を読みたいが為に、先に前作の「隠蔽捜査」を読んだのだが、期待以上に
面白く、大いに興奮した。
そして今度は期待を胸に「果断」を読んだのだが、期待に違わない出来で、これは
シリーズ物の2作目としてはお手本ともいえる良作だ。

どんな状況でもブレない竜崎のキャラは、降格となった警察署長という立場で
更に鮮明となり、ヤリトリの一つ一つが痛快極まりない。

また、今回は警察人事の妙味だけでなく、謎解きの要素も加わっているので、
小説全体の仕上がりは前作以上だ。

小気味良いテンポは前作同様で、次回作も読みたいという欲求に駆られる一冊だ。
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)より
4101321566
No.39
(5pt)

官僚小説から、警察小説へ

まず、本書がどのような賞を受賞しようと、これはミステリーではありません。

前作が警察官僚小説であったのに対し、本作は警察小説、と言う事が出来ると思います。

****の賞を取ったから、とか、帯を見て、購入されて「期待はずれだ!」等というのは
お門違いなのでまず述べておきたいと思います。


さて、多くの警察小説が捜査員の視点で書かれているのに対し、
(善作同様)主人公が降格人事を食らった警察官僚であるので、視点もそこにあります。
ですので、警察小説好きな方が欲する(と思われる)捜査のディテール、と言う点では
ある意味不満を持つ方もいらっしゃるかも知れません。

ですので、そう言う物がお好みの方もあるいは避けられた方がいいのかも知れませんね。


と、2点予防線を張らせていただいた上で言いますが、


「面白い!!!」


前作に全く劣らない面白さだと感じました。

相変わらず人物像がしっかりしていて、立っている、
決してどんでん返し、と言うわけではなく、これも一つの王道であり、
初期の段階から読者は事件の本質に気づく事が出来る、またそうさせている書き口が何ともイイ。

筋書きは取り立ててユニークと言う事はないと思いますが、
事件とその周辺、担当捜査員を中心に描く多くの警察小説とは違い、
事件と人物、人物同士を描く部分が多い本作は、そう言う点ではなかなかユニークな作品といえると思います。

前作同様に人物描写にしびれる一作だと感じました。
果断―隠蔽捜査〈2〉 Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉より
4103002522
No.38
(5pt)

官僚小説から、警察小説へ

まず、本書がどのような賞を受賞しようと、これはミステリーではありません。

前作が警察官僚小説であったのに対し、本作は警察小説、と言う事が出来ると思います。

****の賞を取ったから、とか、帯を見て、購入されて「期待はずれだ!」等というのは
お門違いなのでまず述べておきたいと思います。


さて、多くの警察小説が捜査員の視点で書かれているのに対し、
(善作同様)主人公が降格人事を食らった警察官僚であるので、視点もそこにあります。
ですので、警察小説好きな方が欲する(と思われる)捜査のディテール、と言う点では
ある意味不満を持つ方もいらっしゃるかも知れません。

ですので、そう言う物がお好みの方もあるいは避けられた方がいいのかも知れませんね。


と、2点予防線を張らせていただいた上で言いますが、


「面白い!!!」


前作に全く劣らない面白さだと感じました。

相変わらず人物像がしっかりしていて、立っている、
決してどんでん返し、と言うわけではなく、これも一つの王道であり、
初期の段階から読者は事件の本質に気づく事が出来る、またそうさせている書き口が何ともイイ。

筋書きは取り立ててユニークと言う事はないと思いますが、
事件とその周辺、担当捜査員を中心に描く多くの警察小説とは違い、
事件と人物、人物同士を描く部分が多い本作は、そう言う点ではなかなかユニークな作品といえると思います。

前作同様に人物描写にしびれる一作だと感じました。
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)より
4101321566