そして、警官は奔る

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

そして、警官は奔るの評価:

3.78/5点 レビュー 18件。 B ランク

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平均点3.78pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全41件 21〜40 2/3ページ
No.21
(5pt)

法律と人道主義はどちらが優先するのか、衝撃的で、そして感銘的な小説だった

衝撃的で、そして感銘的な小説だった。買ってからしばらく置いていたので、読み始めたときに主人公の武本や潮崎にピンと来なかったが、すぐに思い出した。そうだった、あの、「それでも、警官は微笑う」の武本と潮崎だ!と、そして、これは面白い小説になるぞ、と思った。

 筋書きは、幼児ポルノの愛好者の摘発に端を発して、違法滞在の外国人の母親とその子供の存在を描き、それに絡めて警察官としての職務のあり方を問う、という内容になっている。

 違法滞在で日本に暮らす子供たちには国籍がない、そのために公的な或は社会的援助を受けることができず、更には摘発を恐れて隠れて生活しなければならない。そういう子供たちを、違法と知りながらも人道的観点から支援する人達も居る。この小説では、羽川のぞみ、という不法滞在の子供たちの支援者を中心に、子供たちを無償で診断する引退した高名な医師、羽川に好意を寄せながら支援する若者、などを登場させる。更に著者は、不法滞在を見逃している警察官を描くことにより、読者に対して、人道的観点から、そのような不法行為を許すのもやむおえない、という気持ちにさせるのだった。

 一方で著者は、善意の裏に潜む羽川のぞみの企みを窺わせるような描写をしながら、そして警官の中の警官である武本の振れのない信念を通して、読者の意識を覚醒させることも忘れない。

 著者は武本に、「法に殉じるのが警官だ」と言わせながらも、「警察官も人間である上は人間として優先すべきことを尊重したくなるのは当然だ」と迷える心の内を吐露させ、娘を売り渡した母親を非難する羽川のぞみに対して、「自分のしたいことのために他人を犠牲にしても構わないという考え方は、そういう母親と同じだ」と喝破するのだった。

 真に読みごたえがあり、真剣に読んだ。私は次回の武本の活躍を期待したい。そして潮崎は次の舞台でどのような役割をするのか、も楽しみである。
そして、警官は奔る (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (双葉文庫)より
4575514276
No.20
(5pt)

法律と人道主義はどちらが優先するのか、衝撃的で、そして感銘的な小説だった

衝撃的で、そして感銘的な小説だった。買ってからしばらく置いていたので、読み始めたときに主人公の武本や潮崎にピンと来なかったが、すぐに思い出した。そうだった、あの、「それでも、警官は微笑う」の武本と潮崎だ!と、そして、これは面白い小説になるぞ、と思った。

 筋書きは、幼児ポルノの愛好者の摘発に端を発して、違法滞在の外国人の母親とその子供の存在を描き、それに絡めて警察官としての職務のあり方を問う、という内容になっている。

 違法滞在で日本に暮らす子供たちには国籍がない、そのために公的な或は社会的援助を受けることができず、更には摘発を恐れて隠れて生活しなければならない。そういう子供たちを、違法と知りながらも人道的観点から支援する人達も居る。この小説では、羽川のぞみ、という不法滞在の子供たちの支援者を中心に、子供たちを無償で診断する引退した高名な医師、羽川に好意を寄せながら支援する若者、などを登場させる。更に著者は、不法滞在を見逃している警察官を描くことにより、読者に対して、人道的観点から、そのような不法行為を許すのもやむおえない、という気持ちにさせるのだった。

 一方で著者は、善意の裏に潜む羽川のぞみの企みを窺わせるような描写をしながら、そして警官の中の警官である武本の振れのない信念を通して、読者の意識を覚醒させることも忘れない。

 著者は武本に、「法に殉じるのが警官だ」と言わせながらも、「警察官も人間である上は人間として優先すべきことを尊重したくなるのは当然だ」と迷える心の内を吐露させ、娘を売り渡した母親を非難する羽川のぞみに対して、「自分のしたいことのために他人を犠牲にしても構わないという考え方は、そういう母親と同じだ」と喝破するのだった。

 真に読みごたえがあり、真剣に読んだ。私は次回の武本の活躍を期待したい。そして潮崎は次の舞台でどのような役割をするのか、も楽しみである。
そして、警官は奔る (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (講談社文庫)より
4062761319
No.19
(5pt)

法律と人道主義はどちらが優先するのか、衝撃的で、そして感銘的な小説だった

衝撃的で、そして感銘的な小説だった。買ってからしばらく置いていたので、読み始めたときに主人公の武本や潮崎にピンと来なかったが、すぐに思い出した。そうだった、あの、「それでも、警官は微笑う」の武本と潮崎だ!と、そして、これは面白い小説になるぞ、と思った。

 筋書きは、幼児ポルノの愛好者の摘発に端を発して、違法滞在の外国人の母親とその子供の存在を描き、それに絡めて警察官としての職務のあり方を問う、という内容になっている。

 違法滞在で日本に暮らす子供たちには国籍がない、そのために公的な或は社会的援助を受けることができず、更には摘発を恐れて隠れて生活しなければならない。そういう子供たちを、違法と知りながらも人道的観点から支援する人達も居る。この小説では、羽川のぞみ、という不法滞在の子供たちの支援者を中心に、子供たちを無償で診断する引退した高名な医師、羽川に好意を寄せながら支援する若者、などを登場させる。更に著者は、不法滞在を見逃している警察官を描くことにより、読者に対して、人道的観点から、そのような不法行為を許すのもやむおえない、という気持ちにさせるのだった。

 一方で著者は、善意の裏に潜む羽川のぞみの企みを窺わせるような描写をしながら、そして警官の中の警官である武本の振れのない信念を通して、読者の意識を覚醒させることも忘れない。

 著者は武本に、「法に殉じるのが警官だ」と言わせながらも、「警察官も人間である上は人間として優先すべきことを尊重したくなるのは当然だ」と迷える心の内を吐露させ、娘を売り渡した母親を非難する羽川のぞみに対して、「自分のしたいことのために他人を犠牲にしても構わないという考え方は、そういう母親と同じだ」と喝破するのだった。

 真に読みごたえがあり、真剣に読んだ。私は次回の武本の活躍を期待したい。そして潮崎は次の舞台でどのような役割をするのか、も楽しみである。
そして、警官は奔る Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔るより
4062122553
No.18
(5pt)

法律と人道主義はどちらが優先するのか、衝撃的で、そして感銘的な小説だった

衝撃的で、そして感銘的な小説だった。買ってからしばらく置いていたので、読み始めたときに主人公の武本や潮崎にピンと来なかったが、すぐに思い出した。そうだった、あの、「それでも、警官は微笑う」の武本と潮崎だ!と、そして、これは面白い小説になるぞ、と思った。

 筋書きは、幼児ポルノの愛好者の摘発に端を発して、違法滞在の外国人の母親とその子供の存在を描き、それに絡めて警察官としての職務のあり方を問う、という内容になっている。

 違法滞在で日本に暮らす子供たちには国籍がない、そのために公的な或は社会的援助を受けることができず、更には摘発を恐れて隠れて生活しなければならない。そういう子供たちを、違法と知りながらも人道的観点から支援する人達も居る。この小説では、羽川のぞみ、という不法滞在の子供たちの支援者を中心に、子供たちを無償で診断する引退した高名な医師、羽川に好意を寄せながら支援する若者、などを登場させる。更に著者は、不法滞在を見逃している警察官を描くことにより、読者に対して、人道的観点から、そのような不法行為を許すのもやむおえない、という気持ちにさせるのだった。

 一方で著者は、善意の裏に潜む羽川のぞみの企みを窺わせるような描写をしながら、そして警官の中の警官である武本の振れのない信念を通して、読者の意識を覚醒させることも忘れない。

 著者は武本に、「法に殉じるのが警官だ」と言わせながらも、「警察官も人間である上は人間として優先すべきことを尊重したくなるのは当然だ」と迷える心の内を吐露させ、娘を売り渡した母親を非難する羽川のぞみに対して、「自分のしたいことのために他人を犠牲にしても構わないという考え方は、そういう母親と同じだ」と喝破するのだった。

 真に読みごたえがあり、真剣に読んだ。私は次回の武本の活躍を期待したい。そして潮崎は次の舞台でどのような役割をするのか、も楽しみである。
そして、警官は奔る (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (講談社ノベルス)より
4061825186
No.17
(4pt)

さらりさらりと読めて、でも後悔はナシよ!

作から待ちに待ちました。長かった!

あいかわらずのかったい頑固者、そして軽やかに繊細なピュアな彼。
取り巻く警察官たちもそれぞれ個性的。
特に戸籍取得のあたりは、よく調べてんなーと、ひとしきり感心。

事件は凄惨で正直かなり辛かったけど、でも、これがリアルなのかもしれないと。
そうして、本当にこういった警察の人がいたら救われると、思った。

ストーリーは救いがない。
でも、パンドラの箱に残った程度の希望が輝いている。

あたしはこの作家さん、大注目。
そして、警官は奔る (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (双葉文庫)より
4575514276
No.16
(4pt)

さらりさらりと読めて、でも後悔はナシよ!

作から待ちに待ちました。長かった!
あいかわらずのかったい頑固者、そして軽やかに繊細なピュアな彼。
取り巻く警察官たちもそれぞれ個性的。
特に戸籍取得のあたりは、よく調べてんなーと、ひとしきり感心。
事件は凄惨で正直かなり辛かったけど、でも、これがリアルなのかもしれないと。
そうして、本当にこういった警察の人がいたら救われると、思った。
ストーリーは救いがない。
でも、パンドラの箱に残った程度の希望が輝いている。
あたしはこの作家さん、大注目。
そして、警官は奔る Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔るより
4062122553
No.15
(4pt)

さらりさらりと読めて、でも後悔はナシよ!

作から待ちに待ちました。長かった!
あいかわらずのかったい頑固者、そして軽やかに繊細なピュアな彼。
取り巻く警察官たちもそれぞれ個性的。
特に戸籍取得のあたりは、よく調べてんなーと、ひとしきり感心。
事件は凄惨で正直かなり辛かったけど、でも、これがリアルなのかもしれないと。
そうして、本当にこういった警察の人がいたら救われると、思った。
ストーリーは救いがない。
でも、パンドラの箱に残った程度の希望が輝いている。
あたしはこの作家さん、大注目。
そして、警官は奔る (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (講談社ノベルス)より
4061825186
No.14
(4pt)

さらりさらりと読めて、でも後悔はナシよ!

作から待ちに待ちました。長かった!
あいかわらずのかったい頑固者、そして軽やかに繊細なピュアな彼。
取り巻く警察官たちもそれぞれ個性的。
特に戸籍取得のあたりは、よく調べてんなーと、ひとしきり感心。
事件は凄惨で正直かなり辛かったけど、でも、これがリアルなのかもしれないと。
そうして、本当にこういった警察の人がいたら救われると、思った。
ストーリーは救いがない。
でも、パンドラの箱に残った程度の希望が輝いている。
あたしはこの作家さん、大注目。
そして、警官は奔る (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (講談社文庫)より
4062761319
No.13
(5pt)

まだ途中やけど

めちゃくちゃおもしろいです!ドップリと嵌っていくー!日明恩さんの著書は初めてやけどこれからでているの買って読みます!
そして、警官は奔る (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (双葉文庫)より
4575514276
No.12
(5pt)

まだ途中やけど

めちゃくちゃおもしろいです!ドップリと嵌っていくー!日明恩さんの著書は初めてやけどこれからでているの買って読みます!
そして、警官は奔る Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔るより
4062122553
No.11
(5pt)

まだ途中やけど

めちゃくちゃおもしろいです!ドップリと嵌っていくー!日明恩さんの著書は初めてやけどこれからでているの買って読みます!
そして、警官は奔る (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (講談社ノベルス)より
4061825186
No.10
(5pt)

まだ途中やけど

めちゃくちゃおもしろいです!ドップリと嵌っていくー!日明恩さんの著書は初めてやけどこれからでているの買って読みます!
そして、警官は奔る (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (講談社文庫)より
4062761319
No.9
(4pt)

真摯な作家の姿勢が感じられる作品

「それでも、警官は微笑う」に続くシリーズ二作目。
前作の後半が「西部警察」のようなアクションだとしたら、今作は「特捜最前線」プラスちょっとだけ「踊る大捜査線」という感じでしょうか。作者のていねいな取材は、そのままキャラクターの一人である潮崎の行動に重なってきます。同じ表現が繰り返し出てくるのも作者の几帳面さの現れであり、何が何でも読者に伝えたいメッセージなのかもしれません。
個人的には、前作の池袋、今作の大田区と土地鑑のある場所が舞台だったので、楽しく読むことができました。

一つだけ指摘を。武本刑事が病院からわざわざ大森駅に出て、JRに一駅分のって蒲田駅に移動するシーンがあるのですが、確かその病院からは蒲田駅まで直接バスが出ていたような覚えがあります。勘違いだったらごめんなさい。


そして、警官は奔る (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (双葉文庫)より
4575514276
No.8
(4pt)

真摯な作家の姿勢が感じられる作品

「それでも、警官は微笑う」に続くシリーズ二作目。
前作の後半が「西部警察」のようなアクションだとしたら、今作は「特捜最前線」プラスちょっとだけ「踊る大捜査線」という感じでしょうか。作者のていねいな取材は、そのままキャラクターの一人である潮崎の行動に重なってきます。同じ表現が繰り返し出てくるのも作者の几帳面さの現れであり、何が何でも読者に伝えたいメッセージなのかもしれません。
個人的には、前作の池袋、今作の大田区と土地鑑のある場所が舞台だったので、楽しく読むことができました。
一つだけ指摘を。武本刑事が病院からわざわざ大森駅に出て、JRに一駅分のって蒲田駅に移動するシーンがあるのですが、確かその病院からは蒲田駅まで直接バスが出ていたような覚えがあります。勘違いだったらごめんなさい。
そして、警官は奔る Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔るより
4062122553
No.7
(4pt)

真摯な作家の姿勢が感じられる作品

「それでも、警官は微笑う」に続くシリーズ二作目。
前作の後半が「西部警察」のようなアクションだとしたら、今作は「特捜最前線」プラスちょっとだけ「踊る大捜査線」という感じでしょうか。作者のていねいな取材は、そのままキャラクターの一人である潮崎の行動に重なってきます。同じ表現が繰り返し出てくるのも作者の几帳面さの現れであり、何が何でも読者に伝えたいメッセージなのかもしれません。
個人的には、前作の池袋、今作の大田区と土地鑑のある場所が舞台だったので、楽しく読むことができました。
一つだけ指摘を。武本刑事が病院からわざわざ大森駅に出て、JRに一駅分のって蒲田駅に移動するシーンがあるのですが、確かその病院からは蒲田駅まで直接バスが出ていたような覚えがあります。勘違いだったらごめんなさい。
そして、警官は奔る (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (講談社ノベルス)より
4061825186
No.6
(5pt)

人間味溢れる警察小説

とても不器用だけれど、とてもまっすぐな主人公のキャラクターになんともいえない魅力を感じました。警察小説にリアリズムを求めるのか、あくまで娯楽性を求めるのかで本小説の評価は変わってくると思いますが、自分は個性豊かな登場人物にかなりの好感を持てました。
それにしても、この本をレビューしている人の中に、内容をすべて読まずに低い評価をしている方がいらっしゃいますね。最後まで読まずに評価を下すその神経が、自分にはよくわかりません。作者にも失礼に当たると思いますし、この本を楽しく読んだ人の気分をも害するでしょう。そのことに反発する意味も込めて、私はこの小説を強くお勧めします。


そして、警官は奔る (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (双葉文庫)より
4575514276
No.5
(5pt)

人間味溢れる警察小説

とても不器用だけれど、とてもまっすぐな主人公のキャラクターになんともいえない魅力を感じました。警察小説にリアリズムを求めるのか、あくまで娯楽性を求めるのかで本小説の評価は変わってくると思いますが、自分は個性豊かな登場人物にかなりの好感を持てました。
それにしても、この本をレビューしている人の中に、内容をすべて読まずに低い評価をしている方がいらっしゃいますね。最後まで読まずに評価を下すその神経が、自分にはよくわかりません。作者にも失礼に当たると思いますし、この本を楽しく読んだ人の気分をも害するでしょう。そのことに反発する意味も込めて、私はこの小説を強くお勧めします。
そして、警官は奔る Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔るより
4062122553
No.4
(4pt)

武本のファンになりました!

この本のもととなる「それでも、警官は微笑う」を実は読んでいなくて、
いきなり続編の「奔る」を読んでしまったが、
それでも読み終えたときにはすっかり武本というヒーローが大好きになった。不器用で口下手で見た目は怖いけど、とても礼儀正しくて職務に忠実で、
とことん生真面目なところがかえっておかしくもあり・・・警察官として法に殉じることと、人間として優先するべき道と、
そのふたつが両立しないときはどうするのか。
とても難しい問題で、この本のテーマともなっているが、
「そのときは両立するように努力する」という、いたって単純な答が、
武本の口から発せられるととても重く感じられる。
実際にその言葉の通り黙々と目の前のやるべきことをこなしていく姿に、
教えられることが多い。不法滞在外国人の問題や、犯罪の犠牲となっている国籍を持たない子供たちの問題など、
深刻な問題についても深く考えさせられた。人物描写やストーリー展開がややぎこちなく、少々読みにくい部分もあるが、
それでも作者のまっすぐな考え方や主張が伝わる、清々しい力作だ。
そして、警官は奔る (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (双葉文庫)より
4575514276
No.3
(4pt)

武本のファンになりました!

この本のもととなる「それでも、警官は微笑う」を実は読んでいなくて、いきなり続編の「奔る」を読んでしまったが、それでも読み終えたときにはすっかり武本というヒーローが大好きになった。不器用で口下手で見た目は怖いけど、とても礼儀正しくて職務に忠実で、とことん生真面目なところがかえっておかしくもあり・・・警察官として法に殉じることと、人間として優先するべき道と、そのふたつが両立しないときはどうするのか。とても難しい問題で、この本のテーマともなっているが、「そのときは両立するように努力する」という、いたって単純な答が、武本の口から発せられるととても重く感じられる。実際にその言葉の通り黙々と目の前のやるべきことをこなしていく姿に、教えられることが多い。不法滞在外国人の問題や、犯罪の犠牲となっている国籍を持たない子供たちの問題など、深刻な問題についても深く考えさせられた。人物描写やストーリー展開がややぎこちなく、少々読みにくい部分もあるが、それでも作者のまっすぐな考え方や主張が伝わる、清々しい力作だ。
そして、警官は奔る Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔るより
4062122553
No.2
(5pt)

帰ってきたヒーロー。

ひさびさに続編を待ち焦がれていた小説の登場。
前作の「そして警官~」は相棒の潮崎の方が目立ってましたが。
今回は武本刑事(32歳・独身)のカッコよさが際立っていました。
ひじょ~に硬派でイマドキこんな人珍しいよ!
って感じだがそれが逆にカッコいいのだ。
人身売買・不法滞在・虐待と扱ってるテーマは重く。人間のあり方について考えさせらた今作。
今の武本刑事の和田の過去には涙し。
そして武本刑事のその不器用だけど真っ直ぐなところに惹かれます。
そして、警官は奔る (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: そして、警官は奔る (双葉文庫)より
4575514276