完全犯罪に猫は何匹必要か?

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評判

完全犯罪に猫は何匹必要か?の評価:

3.52/5点 レビュー 27件。 C ランク

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平均点3.52pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 21〜40 2/3ページ
No.27
(2pt)

これはミステリではない

こんなトリックで誰も騙されるわけないよ。
この一年で読んだ本の中で一番つまらなかった。
読者を笑わそうとしている部分なんかは読んでてイライラした。
何度も挫折しそうになったけど、とりあえず最後までは読めたので星2。
完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫)より
4334743803
No.26
(5pt)

見事な切れ味と、「猫」物語に大満足

このシリーズ第三作はほんとうに完成度が高いと思いました。
招き猫長者が殺される、という事件に、飼い猫、巨大招き猫、野良猫とさまざまな猫がからみ、犯罪のすじと、最後にみごとによりあわされます。
砂川刑事の口をもれた呟きから、ん? とトリックをかすかに予想したのですが、それが実に数学的なみごとさで解き明かされます。視覚のトリック、アリバイのトリック、第二の殺人の意味、すべてがもれなく説明しつくされ、物語の網にすくいあげられて、快哉を叫びたくなる爽快な謎解きの後味です。

またユーモア部分もあいかわらず冴え、前作からの美人大家も紅一点で大活躍、凸凹刑事コンビと、鵜飼探偵が謎解きを半分ずつ分け合うかたちで、それぞれの得手が発揮されて痛み分け。

前作では、殺人の重みづけが、ユーモア部分とのバランスが悪い感じでしたが、今回は見事にトリッキーな味が勝って、パズルとして楽しめました。
そして猫、猫、猫。動物好きにはたまらないほっこりした味を出してくれていますし、招き猫の由来も、そして犯罪の焦点も、動機も・・・・。今後は猫を見たら、このミステリを思い出さずにはいられないでしょう。

完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス)より
4334075347
No.25
(5pt)

見事な切れ味と、「猫」物語に大満足

このシリーズ第三作はほんとうに完成度が高いと思いました。
招き猫長者が殺される、という事件に、飼い猫、巨大招き猫、野良猫とさまざまな猫がからみ、犯罪のすじと、最後にみごとによりあわされます。
砂川刑事の口をもれた呟きから、ん? とトリックをかすかに予想したのですが、それが実に数学的なみごとさで解き明かされます。視覚のトリック、アリバイのトリック、第二の殺人の意味、すべてがもれなく説明しつくされ、物語の網にすくいあげられて、快哉を叫びたくなる爽快な謎解きの後味です。

またユーモア部分もあいかわらず冴え、前作からの美人大家も紅一点で大活躍、凸凹刑事コンビと、鵜飼探偵が謎解きを半分ずつ分け合うかたちで、それぞれの得手が発揮されて痛み分け。

前作では、殺人の重みづけが、ユーモア部分とのバランスが悪い感じでしたが、今回は見事にトリッキーな味が勝って、パズルとして楽しめました。
そして猫、猫、猫。動物好きにはたまらないほっこりした味を出してくれていますし、招き猫の由来も、そして犯罪の焦点も、動機も・・・・。今後は猫を見たら、このミステリを思い出さずにはいられないでしょう。

完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫)より
4334743803
No.24
(4pt)

1匹

トリックそのものは小道具が出てきた瞬間予想がついてしまう程度で、たいしたものではありません。

が、それ以外のキャラクターの性格や、メインシナリオには直接関係しないような部分での伏線設定や回収が非常に上手く、読んでいていっこうに飽きない素晴らしいエンターテイメント作品でした。
刑事と探偵が出てきますが、よくあるミステリもののように刑事が無能で探偵が優秀とかそんなあからさまな作りはしておらず、両者ともほどほどに有能でほどほどに無能というリアルな作りでした。

で、読みながら気付いたんですがこれシリーズもののようですね。
店頭で見て買っただけだから全然わからなかったよ。


完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス)より
4334075347
No.23
(4pt)

1匹

トリックそのものは小道具が出てきた瞬間予想がついてしまう程度で、たいしたものではありません。

が、それ以外のキャラクターの性格や、メインシナリオには直接関係しないような部分での伏線設定や回収が非常に上手く、読んでいていっこうに飽きない素晴らしいエンターテイメント作品でした。
刑事と探偵が出てきますが、よくあるミステリもののように刑事が無能で探偵が優秀とかそんなあからさまな作りはしておらず、両者ともほどほどに有能でほどほどに無能というリアルな作りでした。

で、読みながら気付いたんですがこれシリーズもののようですね。
店頭で見て買っただけだから全然わからなかったよ。


完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫)より
4334743803
No.22
(3pt)

素材は面白いが,ユーモアにセンスがない

トリックと動機に,猫をフィーチャーした面白い趣向のユーモアミステリー.

猫探しと,2つの殺人事件という,いかにもアンバランスなテーマをうまくまとめている.
招き猫と三毛猫のうんちくもからめて,真相はなかなか面白い.

しかしながら,小説としての出来は今一つ.
ユーモア部分が,ストーリーと無関係なダジャレやスラップスティックであるため
とにかく文章のテンポが悪い.
もう少しウィットのある会話やオチでユーモアを表現しないと
一番の売りであるはずのユーモアが無駄な付加物と化してしまっている.

ユーモアミステリーとしての素材はよいのだが,仕上げが悪いという印象.
完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス)より
4334075347
No.21
(3pt)

素材は面白いが,ユーモアにセンスがない

トリックと動機に,猫をフィーチャーした面白い趣向のユーモアミステリー.

猫探しと,2つの殺人事件という,いかにもアンバランスなテーマをうまくまとめている.
招き猫と三毛猫のうんちくもからめて,真相はなかなか面白い.

しかしながら,小説としての出来は今一つ.
ユーモア部分が,ストーリーと無関係なダジャレやスラップスティックであるため
とにかく文章のテンポが悪い.
もう少しウィットのある会話やオチでユーモアを表現しないと
一番の売りであるはずのユーモアが無駄な付加物と化してしまっている.

ユーモアミステリーとしての素材はよいのだが,仕上げが悪いという印象.
完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫)より
4334743803
No.20
(3pt)

三毛猫を探して

2003年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。
 鵜飼杜夫シリーズの長編ミステリである。
 迷子の三毛猫探しを依頼された鵜飼たちが連続殺人に巻き込まれていくというストーリーである。奇想天外であまりにもバカなトリックがいい。こんなの、ホントにひっかかるやつがいるのか?
 ユーモアとドタバタも健在。
 動機もユニークでおもしろかった。
 猫好きには物足りないかも。蘊蓄も薄いし、それほど猫が活躍するわけでもない。
完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス)より
4334075347
No.19
(3pt)

三毛猫を探して

2003年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。
 鵜飼杜夫シリーズの長編ミステリである。
 迷子の三毛猫探しを依頼された鵜飼たちが連続殺人に巻き込まれていくというストーリーである。奇想天外であまりにもバカなトリックがいい。こんなの、ホントにひっかかるやつがいるのか?
 ユーモアとドタバタも健在。
 動機もユニークでおもしろかった。
 猫好きには物足りないかも。蘊蓄も薄いし、それほど猫が活躍するわけでもない。
完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫)より
4334743803
No.18
(3pt)

まずまず

烏賊川市シリーズの第三段になります。
相変わらずユーモア満載ですが、いつもよりミステリー色が濃く、
トリックに関してはなかなか見破るのは難しいかと思います。
また、今作は迷コンビの刑事がいつもより活躍します。
その反面、探偵コンビの出番が少し少なかったように思えます。
そのせいか、個人的には過去2作品よりも、面白くなかったと思います。
完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス)より
4334075347
No.17
(3pt)

まずまず

烏賊川市シリーズの第三段になります。
相変わらずユーモア満載ですが、いつもよりミステリー色が濃く、
トリックに関してはなかなか見破るのは難しいかと思います。
また、今作は迷コンビの刑事がいつもより活躍します。
その反面、探偵コンビの出番が少し少なかったように思えます。
そのせいか、個人的には過去2作品よりも、面白くなかったと思います。
完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫)より
4334743803
No.16
(4pt)

余計なお世話ですが

どうかこれからも「ユーモアミステリ」を書いてくださいますように。人気シリーズに胡座をかき 「お馴染みのキャラクターがドタバタしてるだけで、ミステリ部分薄&少」なんて作品を乱発する作家さんにはならないでくださいますように。
「ユーモアミステリ」と銘打たれてますが、あくまでミステリが主だからこそ許せる「ユーモア」であり、「ユーモア」だけを取り上げるのなら暖かく優しい作風だとは思いますが、素晴らしい文章とか人とは違った視点とかは無い作者さんだと思いますので。どっちかと言うとドリフ系。

まだそうなってもいないのに、全く余計なお世話なんですが。 読みながらずっとそう思ってしまった…

この作品の感想。 主人公の登場シーンには本当に吹きました。 優しい人達の出てくる優しい世界は好きです。
完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス)より
4334075347
No.15
(4pt)

余計なお世話ですが

どうかこれからも「ユーモアミステリ」を書いてくださいますように。人気シリーズに胡座をかき 「お馴染みのキャラクターがドタバタしてるだけで、ミステリ部分薄&少」なんて作品を乱発する作家さんにはならないでくださいますように。
「ユーモアミステリ」と銘打たれてますが、あくまでミステリが主だからこそ許せる「ユーモア」であり、「ユーモア」だけを取り上げるのなら暖かく優しい作風だとは思いますが、素晴らしい文章とか人とは違った視点とかは無い作者さんだと思いますので。どっちかと言うとドリフ系。


まだそうなってもいないのに、全く余計なお世話なんですが。 読みながらずっとそう思ってしまった…


この作品の感想。 主人公の登場シーンには本当に吹きました。 優しい人達の出てくる優しい世界は好きです。


完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫)より
4334743803
No.14
(2pt)

烏賊川市シリーズ3作目

東川氏の言語感覚は1級品だ…
これは解説での、作家霧舎氏の言葉です。
確かに言葉選びは1級品かもしれません。
当然ながら素人には考えつかない語彙の量、
ユーモアミステリーの名に恥じない、テンポの良い面白さ。
最新作が本屋大賞をとるのがわかるような気はします。

しかしミステリーとしてはどうでしょうか。
数日前に見た夜道で見たオブジェの左右を見分けられる人がどれだけいるでしょうか。
鰹節での殺人を現実的なものとして受け取れる人がどれだけいるでしょうか。
10mと20mを見間違う人がどれだけいるでしょうか。
少なくとも私はどれにも当てはまりません。
ミステリーは現実的なものであってほしいと私は思います。現実感があるからこそ、その臨場感を楽しむことができます。

文章は面白かったけれど、ただそれだけ。
ミステリーとしては評価できない、現実感のない作品でした。
本屋大賞をとった東川氏の作品はまだ読んでいませんが、もう何冊か読んで、本屋大賞の作品を読んでみます。
批判はそれから。全てを読まないでの批判や肯定ははやめます。
完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス)より
4334075347
No.13
(2pt)

烏賊川市シリーズ3作目

東川氏の言語感覚は1級品だ…
これは解説での、作家霧舎氏の言葉です。
確かに言葉選びは1級品かもしれません。
当然ながら素人には考えつかない語彙の量、
ユーモアミステリーの名に恥じない、テンポの良い面白さ。
最新作が本屋大賞をとるのがわかるような気はします。

しかしミステリーとしてはどうでしょうか。
数日前に見た夜道で見たオブジェの左右を見分けられる人がどれだけいるでしょうか。
鰹節での殺人を現実的なものとして受け取れる人がどれだけいるでしょうか。
10mと20mを見間違う人がどれだけいるでしょうか。
少なくとも私はどれにも当てはまりません。
ミステリーは現実的なものであってほしいと私は思います。現実感があるからこそ、その臨場感を楽しむことができます。

文章は面白かったけれど、ただそれだけ。
ミステリーとしては評価できない、現実感のない作品でした。
本屋大賞をとった東川氏の作品はまだ読んでいませんが、もう何冊か読んで、本屋大賞の作品を読んでみます。
批判はそれから。全てを読まないでの批判や肯定ははやめます。
完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫)より
4334743803
No.12
(3pt)

目のつけ所が面白い



猫、が推理の鍵という点では斬新だと思いました。

ただ、犯人が途中で容易に推測できてしまったのが少し残念でした。

でも、あちこちにちりばめられたピースは最後にきちんとつながって、ああ納得、という感じでした。

タイトルもその点では非常に切り込んでいるな、と後から納得する感じです。

個人的には、面白いと思います。


完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス)より
4334075347
No.11
(3pt)

目のつけ所が面白い



猫、が推理の鍵という点では斬新だと思いました。

ただ、犯人が途中で容易に推測できてしまったのが少し残念でした。

でも、あちこちにちりばめられたピースは最後にきちんとつながって、ああ納得、という感じでした。

タイトルもその点では非常に切り込んでいるな、と後から納得する感じです。

個人的には、面白いと思います。


完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫)より
4334743803
No.10
(5pt)

招き猫が招く鉄壁のアリバイと、みそ汁をかけられた死体


招き猫をマスコットキャラにしている回転寿司チェーンの経営者・豪徳寺
豊蔵から、飼い猫である三毛猫のミケ子の捜索を依頼された鵜飼杜夫。

しかし、ミケ子を見つける前に、依頼人の豊蔵が自宅のビニールハウスで殺害されてしまう。

現場となったビニールハウスの入り口には、なぜか屋敷の正門に置かれている巨大
な招き猫が運ばれていたのだが、そこでは、十年前にも、殺人事件が起き、迷宮入り
したらしい。


当時の事件の捜査にも関わっていた砂川刑事が、今回の事件も担当することになる
のだが、関係者全員に、鉄壁のアリバイがあり、なかなか真相を導くことができない。

そんな中、豊蔵の葬儀でも殺人事件が起きるのだが、
死体には、なぜか、みそ汁がかけられていた……。




本作では、過去と現在にビニールハウスで起きた殺人事件、
そして、葬儀場における殺人事件が、メインとなります。


前者は、ビニールハウスと巨大招き猫に細工を施し、
人間の錯覚を誘うことで構成した、アリバイトリック。

その上、不測のアクシデントによって犯行計画が狂い、犯人
が、それを弥縫したため、より不可解な状況が生じています。


一方、後者は、現場から消えた凶器と、死体にかけられたみそ汁が
謎となります。どちらもバカミステイストではありますが、猫尽くしの
趣向が採られた本作では、必然的に導きだされたトリックといえる
かもしれません。


犯行動機も、猫のトリビアにもとづく、思わず膝を打ちたくなるようなものですが、
それと同時に、犯人の底知れぬ妄執をうかがわせ、よくできていると思いました。






完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス)より
4334075347
No.9
(5pt)

《烏賊川市》シリーズの第三長編

招き猫をマスコットキャラにしている回転寿司チェーンの経営者・豪徳寺豊蔵から、飼い猫である三毛猫のミケ子の捜索を依頼された鵜飼杜夫。しかし、ミケ子を見つける前に、依頼人の豊蔵が自宅のビニールハウスで殺害されてしまう。現場となったビニールハウスの入り口には、なぜか屋敷の正門に置かれている巨大な招き猫が運ばれていたのだが、そこでは、十年前にも、殺人事件が起き、迷宮入りしたらしい。当時の事件の捜査にも関わっていた砂川刑事が、今回の事件も担当することになるのだが、関係者全員に、鉄壁のアリバイがあり、なかなか真相を導くことができない。そんな中、豊蔵の葬儀でも殺人事件が起きるのだが、死体には、なぜか、みそ汁がかけられていた……。本作では、過去と現在にビニールハウスで起きた殺人事件、そして、葬儀場における殺人事件が、メインとなります。前者は、ビニールハウスと巨大招き猫に細工を施し、人間の錯覚を誘うことで構成した、アリバイトリック。その上、不測のアクシデントによって犯行計画が狂い、犯人が、それを弥縫したため、より不可解な状況が生じています。一方、後者は、現場から消えた凶器と、死体にかけられたみそ汁が謎となります。どちらもバカミステイストではありますが、猫尽くしの趣向が採られた本作では、必然的に導きだされたトリックといえるかもしれません。犯行動機も、猫のトリビアにもとづく、思わず膝を打ちたくなるようなものですが、それと同時に、犯人の底知れぬ妄執をうかがわせ、よくできていると思いました。
完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫)より
4334743803
No.8
(5pt)

《烏賊川市》シリーズの第三長編

招き猫をマスコットキャラにしている回転寿司チェーンの経営者・豪徳寺
豊蔵から、飼い猫である三毛猫のミケ子の捜索を依頼された鵜飼杜夫。
しかし、ミケ子を見つける前に、依頼人の豊蔵が自宅のビニールハウスで殺害されてしまう。
現場となったビニールハウスの入り口には、なぜか屋敷の正門に置かれている巨大
な招き猫が運ばれていたのだが、そこでは、十年前にも、殺人事件が起き、迷宮入り
したらしい。
当時の事件の捜査にも関わっていた砂川刑事が、今回の事件も担当することになる
のだが、関係者全員に、鉄壁のアリバイがあり、なかなか真相を導くことができない。
そんな中、豊蔵の葬儀でも殺人事件が起きるのだが、
死体には、なぜか、みそ汁がかけられていた……。
本作では、過去と現在にビニールハウスで起きた殺人事件、
そして、葬儀場における殺人事件が、メインとなります。
前者は、ビニールハウスと巨大招き猫に細工を施し、
人間の錯覚を誘うことで構成した、アリバイトリック。
その上、不測のアクシデントによって犯行計画が狂い、犯人
が、それを弥縫したため、より不可解な状況が生じています。
一方、後者は、現場から消えた凶器と、死体にかけられたみそ汁が
謎となります。どちらもバカミステイストではありますが、猫尽くしの
趣向が採られた本作では、必然的に導きだされたトリックといえる
かもしれません。
犯行動機も、猫のトリビアにもとづく、思わず膝を打ちたくなるようなものですが、
それと同時に、犯人の底知れぬ妄執をうかがわせ、よくできていると思いました。
完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス)より
4334075347