国境の南、太陽の西
評判
国境の南、太陽の西の評価:
4.22/5点 レビュー 233件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全375件 181〜200 10/19ページ
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国境の南、太陽の西の評価:
4.22/5点 レビュー 233件。 B ランク
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さて、本作ですが、
自身から一歩離れたところから自分の出来事や感情を描写してる感じが、これが村上春樹流のハードボイルドなんだと思いました。一歩離れてるところから自分の事を描写しているからこそこの主人公はとても冷めてる男のように読者の目にうつるけれど、その内面はおそらく狂人のようなものなのかもしれません。
リアルな物語だったけれど、とてもファンタジー的でもあって、どこまでが現実でどこまでが幻想なのかが最後まで分からなく読者に考える余地を与えてる感じがします。すべてが主人公の美化された初恋の像が生み出した幻想だったかの様にも思えますし、そのような伏線も思い返してみれば沢山ありました。
そして物語の内容にかなり共感しました。
主人公は人生の中で何人かの女と出会うわけですが、その何人かの女性像や相手に対しての愛の形はかなり異なるのですけれど、その全部の愛の形が矛盾するけれども僕の中にも在ったからです。物語の中盤から終盤はリアル(家庭)とファンタジー(初恋で突然現れたソウルメイト)との間での葛藤が描かれていますけれども、これにはとても共感しました。僕のような非現実的な人間にとって、リアルとファンタジーとの葛藤は一生背負って生きていかなければならない問題でもあったし、よくよく考えてみると、そこにはやはり中間的なことは許されていなかったのであったから、とても孤独です。