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弔鐘の荒野
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弔鐘の荒野の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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囮捜査官以降の山田正紀は、細密画のように完璧な作品を仕上げていくのに対し、それ以前は荒いラフなモノクロデッサンの作品を提供する。(ラフと言っても山田正紀のレベルにおいてであるが)。エロスも深いミステリーもない。しかし、モノクロラフデッサンの作品がつまらないかと言うとそうではなく、デビューからの混じり気のない素直な姿勢をぶつける作品に、読み手としてつい居心地の良さ感じてしまう。 この作品も、ストーリー自体は一級品とは言えないが、なぜか自然と読み込んでしまう。「ああ、80年から90年代の頃の山田正紀だ」と懐かしさを感じてしまった。 | ||||
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想像出来ない事を想像する天才山田正紀。 今回のモチーフは死後の世界で、 テーマは環境破壊の、 社会派ミステリホラーと思わせて、実はSFという問題作。 小説推理に連載されたが、 普通の推理小説だと思って読んだ読者は、 ホラーぽくなった時点で?となり、 SFとして爆裂してしまうラストに呆然としたに違いない。 たった230Pの作品なので、詳しく書くと読む楽しみが無くなるので、 詳しくは紹介しないが、 SFにしなくても社会的問題意識に溢れた傑作だと思うが、 ホラーの要素もSFの大技もぶち込んでしまう、 山田正紀のアイデアの奔流にはほんとに恐れ入る。 並みの作家なら、本書のネタで長編3作書くよw | ||||
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