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フォーティー 翼ふたたび
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フォーティー 翼ふたたびの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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別に40代を意識しなくてもいいと思うけど…こういうタイトルにすればとりあえず食い付きいいよね?!ってこういう私もその一人です…^^; 主人公の喜一みたいな人って実際にいるのかな? 石田衣良さんはこの小説書くのに何かいろいろ取材でもしたのかな? いわゆる文学とは対極の、情報の羅列が読者の興味をそそらせる内容だな。 脱サラしてネットで「何でも屋」(!)みたいなもの立ち上げちゃって… 登場人物は東京とか都会でしか生息できない人種だよね。 喜一はある意味羨ましいな。「やってらんない」のかもしれないけど 自分のことは自分で責任持って仕事できるってのは… やってることは、実際はセラピストみたいな仕事だね。 金が有り余ってる人たちの幸せな悩みの相談受けてるだけの仕事なんだから… 汗と涙とド根性とは正反対の世界。オレの毎日といえば…敬語使って頭下げて周囲に気を使ってイヤな奴にいい顔して気の利いた冗談考えて、会議じゃしっかり意見述べなきゃいけないし、ノルマ設定させられて、ミスは許されず、失敗すれば釈明に追われて…そんな仕事から足洗いてぇよ。 喜一みたいな仕事して生計たてられたら最高だよね。石田衣良さん自体お坊ちゃんだからこんな”夢物語”書けてしまうのかな。 読んでて別に腹は立たない。夢を見させてもらってると思って読んでいるからね。主人公の喜一はなんか好きだな。優しい人だね。実際にいたら友達になりたい。 石田衣良さんの小説に共通するのは”That's 優しい人”。批判はいくらでもできるかもしれないけれど、読後感に優しい気持ちにさせてくれるから石田衣良の小説はやめられない。 | ||||
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主人公:吉村喜一は17年間働いた広告代理店を辞め,先輩に誘われた新しい会社で働き始めたものの,その先輩はワンマンで仕事は細かく儲けは少ない,その上後輩からも疎まれたため再び辞職してしまった。そして始めたのがプロデュース業・・・何をするわけではないが次第に会社の歯車は動き始める・・・ 40を過ぎて職を辞した主人公がプロデュース業を経て,様々な人々の人生に関わり,そして助けられながら会社,そして家族がうまく動き始めようとする短編集。読んでいて物語にもすんなり入れて大変読みやすい作者の本であり,また最後も感動を誘う物語集ではあるが,流石に人生はそんなにうまくいきすぎるはずはないと感じてしまった。息抜きに読むのにはもってこいの本ではないかと感じた。 | ||||
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20代後半からの10年間があっという間に過ぎてしまい、今私も40まで残り1年半となってしまいました。10年前までは40なんて可也貫禄もあり、社会的地位もあり、家庭も安定しているのだろうと思っていましたが、いざ自分を見つめてみると、外見的な貫禄はいざ知らず、中間管理職として会社で右往左往し、わがまま盛りの小学生の子供たちに振り回され、小遣いも増えないなんとも情けない40歳になりそうです。そんな40代だからこそ、逆に世間から求められている40代になろうと、虚勢を張り生きていこうと考えるのかもしれません。 本書はそんな40歳代に肩肘張らず生きていこうというエールが込められています。笑いあり涙ありの心温まり勇気を与えられる本でした。 | ||||
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内容は少し暗くヘビーな気がしましたが、現代の世の中を表している感じがして。思わず最後まで読んでしまいました。石田衣良さんのいままでの小説だと、なんとなくおしゃれな部分があるのですが、私はこの小説は好きです。40代になり、現代とのギャップに悩む中年男性達、何かのメッセージになればいいなと思いました。 | ||||
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14(フォーティーン)で主人公達に笑い、 40(フォーティー)で励まされました。 40歳は人生の折り返し地点で、若くはないけど老いてもいない。 会社という小さな世界では、人生の分かれ道でもある。 そんなこんなを自分に照らしながら考えて読んでいたら、本書が元気をくれました。 前向きに生きなさいとメッセージとして勝手に解釈し、勝手に励まされました。 また明日から頑張ります。 みなさんも気軽に読んで笑って、元気になりましょう! | ||||
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出張のお供にと単行本を物色していると平積みの単行本に石田衣良の文字が目に飛び込んできた この間まで結構集中して読んでいた石田さんの「40 翼再び」だ 「人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。会社を辞めて、投げやりに・・・」とちょっと重い話に見えた。 僕も最近自分の人生についていろいろ思うところがある。まさに、40も半ばにかかる自分と重なるタイムリーな内容だと思い、本を手にしてレジに向かった・・・ 出張の行き帰りの新幹線で一気に読んだ。40才、人生の半分。輝く前半に対比して行く先々が見えてしまっている後半の生き方。また40にて人生の終演を迎えざる得ない人生・・・ いつもの通り、お人好しの主人公が、少しうまく行きすぎたりする結末だったり、消えゆく命の話だったり石田ワールド全開で好きな人には期待を裏切らない一冊だ。 僕は新幹線と行きつけの焼トンやさんのカウンターで読みながら涙を何度か流していました。 仕事に行き詰まったらもう一度読み返してみたい一冊でした。 | ||||
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