(短編集)

法月綸太郎の不覚

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

法月綸太郎の不覚の評価:

4.00/5点 レビュー 5件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(4pt)

法月倫太郎の最新作

確かに4作とも指向がよく似ている。ただそれぞれの謎解きは相応にこった物なので特にマンネリ感はないと思います。

4編を通じて思ったのは時代の流れを持ち込むことの難しさです。コンプライアンスも科学捜査も犯罪傾向も作品の発表時とは大きく異なります。本人も苦労した旨を後書きでいっています。何とか書き込めていますがやはり少しぎこちないかもしれません。

それと最後の作では人物関係図をP212に書いてくれていますができれば他の3作でもそうしてほしかったと感じました。年をとったせいか名前を頭にいれるのが億劫になってきました。中短編だと名前がしっくりくる前に話が終わってしまう。

しかし新本格の時代から数十年、書き続ける人も書かれる量も減ってきました。少し寂しい。
法月綸太郎の不覚 Amazon書評・レビュー: 法月綸太郎の不覚より
4065406692
No.2
(5pt)

名探偵しぐさだっていいじゃない

作者にとって作中の法月親子の存在は確かにプロットを制限する要素にはなると思うけど、読者としては単に良質な本格ミステリが読めるというだけじゃなく、綸太郎氏の名探偵しぐさや親父どのとの会話に変わらぬ味を見いだすのも、また他に代え難い読書体験であり続ける。いつになっても次の作品を楽しみにしているし、悩みや愚痴を吐露しながらもシリーズを続けてくれることが本当にうれしい
法月綸太郎の不覚 Amazon書評・レビュー: 法月綸太郎の不覚より
4065406692
No.1
(5pt)

時流など気にせず本格推理を書き続けてほしい

著者にとっては七年ぶりの小説単著だという。交換殺人ものが多いのでそれがテーマの短編集なのかと思いきや、偶然というか、発想が偏っただけだとあとがきで述べられている(もともとのりりんは交換殺人が大好きだからね!)。
クォリティは毎度のように申し分ないが、ちょくちょく気になったのは無理して2020年代っぽいワードをねじ込もうとしている箇所が散見されたこと(しかもセリフならともかく地の文で、である)。
あとがきで現代において名探偵の出てくるオールドファッションな本格推理を書き続けることへの不安をまたも吐露しているので、おそらくこれは本当に「文章で若作り」しているのだと思う。

そんな不安も、若作りも、きっぱり不要だ。
あなたは自分をだれだと思っているのだ。法月綸太郎だぞ!!!!!

変なことは考えず、これからも本格推理を書き続けてください。我々はそれが読みたいんだから。
法月綸太郎の不覚 Amazon書評・レビュー: 法月綸太郎の不覚より
4065406692