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本所おけら長屋
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本所おけら長屋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 61~67 4/4ページ
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えー時代小説かよー!! って。どうしても昔の話って、言葉も難しいし読むのが面倒くださいなっ、て印象だった。しかし、落語を聞いているように すいすい入って来て、そして頭の中に絵が浮かんできて、どんどん引き込まれていく。著者の得意分野なんでしょうね。そんなリズム感に乗せられていくイメージです。登場人物も一気に多く出てくるからキャラ立たせるのはやはりかなりの凄技です。また時代ものを読んでみたい、って気にさせてくれた秀作でした。 | ||||
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テンポのいい会話、小気味よいストーリー展開、ちょっとギャグをまじえながら、しっかり「江戸人情」の世界に連れて行ってくれる。落語の人情噺を聴いたような爽快で心温まる読後感。朝ドラでヒットしている「あまちゃん」ではないですが、笑わせどころ、泣かせどころをうまく組み合わせて、ハッピーな後味をくれる手腕は只者ではない作家だと思いました。続編をぜひ! 長屋の愛すべき面々にまた会いたい! | ||||
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帯に書いてあった百田尚樹氏の言葉、「この小説にはやられた!」も気になったが、 畠山先生の本ということで、購入。 物語は小気味良く展開しながら、長屋の住人の人情味を描き出している。 住人の息遣いまで伝わってくる展開。 そして、こんな素敵な長屋に住んでみたい! 登場する長屋の人間みたいになりたい! そんな優しい気持ちにさせられる 素敵な世界を堪能出来ました。 日本人であることに幸せを感じる読後感でした。 | ||||
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長屋人情ものは結構好きでよく読むが、これは面白く一気に読めた。おけら長屋の見取り図に戻りつつ、長屋住人ひとり一人の人物像をイメージするのが楽しい。長屋住人同士のテンポの良い掛け合いが笑わせてくれる。続編が期待できる。七朗 | ||||
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「本所」という場所、そして時代背景が鬼平犯科帳が大の大好物である私にとりまして、非常に親近感を覚え発売前に予約をしました。 最初は落語的なおちのあるお笑い時代喜劇小説と想像しながら読み進めるものの途中途中で出てくるお涙頂戴物語あり、 格言めいたストーリーで一話が終わるとちょっとページをめくるのをやめ思考にふけさせられるものもあり、 多種多様な特性を持ち合わせた時代喜劇小説だと思いました。 畠山健二さんの小説は前書のスプラッシュマンションも読んだのですが、その時は作中から美味しそうなもつにこみの匂いが漂い リアルに引き込まれる感があったのですが、今回は食べ物の匂いはそこまで匂ってこなかったものの、 おけら長屋の近くにある竪川沿いの軍鶏鍋屋では長谷川平蔵や五郎蔵が軍鶏鍋をつついてそうな変なリアル感がありどんどん引き込まれていきました。 そういうわけでスピンオフ版と銘打たせてもらいました。冗談ながらも「平蔵、出てこい!」ってつぶやいたりもしてました。。。 長屋とは日本人になじみのある言葉ですが、その実態はなかなか知る由がありません。 しかしこの小説を通し、江戸っ子町人の生き様、そして大衆文化形成の背景もみてとれます。 (そんじょそこらの文化読本よりもよっぽど当時の日本人の生活観の勉強にもなりますね) 日本人というものを考えるとき、日本文化といえば武士道などをすぐに想像しがちですが、 案外そのルーツは大衆町人文化に根ざしているのかもしれないなと思いました。 隣人との関わりが希薄になってしまったこのご時世、今流行の「断捨離」ではないですが「おけら長屋」のような気軽で、 シンプルな生き様をもう一度見直してもいいんじゃないかと思いました。 江戸の町には火事がつきもの、しかしそんなのへっちゃらさ。もって逃げるものなぞありゃしねー、 なんて感じで体ひとつで今日の飯の事を考えながら生きる人生、案外面白いのかもしれません。 ストーリー的にまだまだ若い万松のこれからも非常に気になります! 続編を期待したいです〜。 | ||||
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時代小説はあまり読まないのですが、この本はスルスルと読めました。 登場人物一人一人の動きが目に浮かび、小説を読んでいるんだけども、 「演芸」を楽しんでいるかのようでした。 江戸時代の長屋は、「薄い壁1枚向こうはお隣さんだったのね」とか 「大家さんって家賃を集めるだけが仕事じゃなかったんだ」など その当時の下町での生活が垣間見えました。説明くさくない文章で 描かれているのがgoodです。 買って読んで損はしない本です。面白かった! オススメです! | ||||
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畠山先生が時代小説を書いたという事で早速購入。 この本時代小説ですけど、会話のテンポはまるっきり「落語」の世界。 今下町の人情話(落語の世界)を書かせたら、この作家は日本でも屈指の存在ですね。 暑さ厳しい中、仕事がしんどかったり人間関係で疲れた時には、こんなテンポのいい「笑い」は何よりの特効薬です!。 | ||||
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