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「南紀・伊豆」Sの逆転
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「南紀・伊豆」Sの逆転の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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小説としての練られた構成と、理系の作者がとことん繰り広げるアリバイトリック、三重の逆転劇が最後まで見離せない1冊です!! 場面ごとの結びつきが面白いのはもちろん、私は主人公と警察双方から、事件を追う描写も新鮮だと感じました。そしてこの作品の特徴は、巧みな文章で読者側も理系の筋道を立てて自然に考えることができ、その軸、根本がしっかりしているところです!最後の方の予想外に予想外を重ねる、裏の裏の裏をかく展開もすごいですねΣ(・□・;) 00年代のドラマ放送から少なくとも90年代だと思ってましたが、「自動車電話」で80年代作品とはビックリΣ(・□・;)その頃にしか出せない味があるし、でも全然今と変わらない人々の気持ちは、例えトリックが変わっても一緒ですね。。今のトリックも、数十年後には進化してるかもしれないですね! 「復讐心」や「死刑論」にも触れてますが、私は法律においてちゃんと贖罪した人に比べて、当たり前だけど数々の未解決事件でのうのうと生きてる人は、ずっと×2「卑怯」だと思いました。。その人たちはこの世で償わなくても、天国には行けないしあの世で数十倍の苦しみが待ってると、きっと誰もが思ってますよ(# ゚Д゚) ダンテですね... 私はこの本から、悩んだ時に理系の考え方や、逆転の発想をすることが少し、できました(*^^)v 本書は、きっと推理小説の好きな方も楽しめるのではないでしょうか(^o^)丿 | ||||
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南紀白浜のテーマパークを訪れた美緒は、アトラクションで隣りに座った女性が倒れる場面に遭遇する。遺体には背中から毒物を注入したような痕があり、所持品に待ち合わせの時間が書かれた「T.H」というイニシャル入りのファクシミリもみつかる。その後の調べで、被害者は世田谷に住む三宅今日子、死因はストリキニーネによる毒殺と断定された。和歌山県警の園部警部補が上京し、被害者が波多野敬という男と不倫関係にあった事実を突き止める。波多野のイニシャルは「T.H」。事件後、波多野は行方がわからなくなっており、園部らは追跡を始める。しかし、波多野は和歌山で死体となって発見された。死亡推定時刻は今日子が殺害された翌日で、死因はストリキニーネの服毒とみられた。そして「白浜の殺人は私がやりました」という手書きのメモも残されていた。後日、所持品から変装用のつけ髭とサングラスもみつかり、警察は不倫清算の果ての無理心中と推測するが・・・・・今日子の旧友の話では12年前に不倫を脅迫されていたことが判明する、しかし脅迫者の田村麻子は既にひき逃げの交通事故で死んでいたのだった。しかし麻子の銀行の隠し口座を知っている人物が、実は美緒の婚約者(数学者で探偵推理好き)の親友の世良であった。警察に逮捕された世良の疑いを晴らすべく真実を捜し求めるのだった、世良の完璧なアリバイは高校の先輩杉下が証人であったのだ・・・・、田村麻子は実は罠にハメられていたのだ、いったい真の脅迫者は? 一方で「白浜の殺人は私がやりました」の白浜は伊豆の白浜ではないかと推理、ひき逃げ事件と結びつくのでは・・・・、 アリバイづくりは温度差や交通手段を使う時間をズラすのが多いが、これは意外な方法でした。 やはり真犯人は意外な人物だった。 南紀・伊豆Sの逆転 無理心中か連続殺人か謎は頭文字「S」 不倫の果ての無理心中?下田−修善寺のS殺人ルート。鉄壁なアリバイを崩す鍵は謎のイニシャルは世良と杉下のS…。温泉旅館に渦巻く憎悪の嵐!! | ||||
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