MIST
評判
MISTの評価:
3.52/5点 レビュー 27件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1〜16 1/1ページ
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3.52/5点 レビュー 27件。 B ランク
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まさかのこれがデビュー作か、とかもしや編集持ち込み中のアマ作品を池井戸名義で出したのか、等と穿ってしまうほど「殺人」というものに対して知識がなさすぎる。というか、「池井戸さん自身が殺人ものの推理劇に興味がないんだろうな」と思った。多分。知識量が「モルグ街の殺人」辺りで止まってる。それを補う為に急遽取り入れたのが踊る大捜査線、みたいな。小学生低学年からホームズルパン二十面相、高学年でアガサとクィーン横溝正史読んでたような生粋には(私の周りはこんなんばっかw)「いやいやいやwww」とツッこみまくるってかツッこみしかない「事件」と犯人だった。
あとこれだけは言っときたいやたら人がしぬ。ばっさばっさとまーようしぬ。(笑)でもその手段(殺害方法)が、推理モノでは真っ先に回避する「手段」なんだよね…そこの部分にもリアリティがないと言えばなかったです。
以下ネタバレなので未読の方はブラウザバック。
ずっとミスリードしている人物が実は違ってて、最後の最後に大どんでん返し、という形にはなっている。でも個人的にはそのまま犯人として終了させ、もっと丁寧に犯行動機を盛り込んだ方が良かった。だってどんでん返しになんかなっていないから。突然降って湧いたとしか形容出来ず、「これどこのジョン・カーペンター」と…
いやカーペンター監督のが技術は上です。彼特有のひねりが既にフォーマットとして出来上がってるしそこがいいんだしB級の王道を行っている。
でもこの作品はC級ですらない、犯人の突然っぷりでガターッ!と一気に落ちる。更にその動機までもが実は妄想でしたとかもうね…
今でこそ統失の知識も情報も知れ渡ってるけど、この発表当時は「えええ???」でしかなかったと思う。(いや今だってえええだけどさ)
てかいっそ事件は真ん中までで解決させて、残り半分ホラーにした方が良かったんじゃない?って思った。
「その記憶をお前が持っている筈はない、それはお前が生まれる五十年も前の話だぞ」
とか。
犯人に取り憑いた何かが紫野に巣食うナニかである、みたいなベタな伝奇物の方がまだしもだった。この残念感に比べたら。
でもさすがの文章力で最後まで一気に読ませてくれるのでそこを汲んで星二つ。「銀行総務特命」も同時に読んだので違和感ハンパない、あちらは五つ星だから(笑)やはり銀行を舞台にしたものの方が断然いいですね池井戸さんは。これからもそちらを期待します。