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springの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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私は自認するバレエ鑑賞オタクなのですが、バレエネタは映画も含め度々地雷を踏むものが多いので、どんなもんかなと期待半分、不安半分で読ませて頂きました。 他のレビューにあるようにストーリーに多少無理があるというのは同意しますが、恩田陸さんがバレエという「概念」に魅せられ、どんどん深みにハマって行ったのだろうということだけは自らの体験から痛いほど伝わってきました。 それほどハマるんですよねバレエって… 恩田さん自身、執筆している時間が楽しかっただろうなぁ、と笑 | ||||
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バレエ関係者多数から取材をして臨んだバレエ小説ということで、勧められて期待していたのですが。 天才舞踏家にして天才振付家、眉目秀麗、両性具有、と有り得ない人物を描いています。序盤の友人から見た春、子供時代を知る地元の人達、までは、それなりに読み甲斐がありました。 同郷のバレエ少女あがりの作曲家が全幕の作曲をするには、あまりにも無理があり過ぎて、そのまま最後まで失速しました。 フィクションですが、取材をした割には現実離れが甚だしくて惜しかったです。 海外に出ていくバレエダンサーがこんなに簡単だとは思われたくないし、もう少し尊重して欲しかったです。 後半のジェンダーに関しても扱いが雑でした。 | ||||
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バレエ・コンテンポラリーダンス鑑賞歴2年です。冒頭の入りは素晴らしく、彼らのバレエを観たいと感じさせます。話者が入れ替わっていく中で、後半になると徐々に薄っぺらくなってくるのが残念。また本作を執筆するために多くのダンサーに取材をしたと作者が話していますが、本書の登場人物が語る言葉が、インタビュー記事やバレエ漫画などで出てくる言葉そのものだったりするところもあり、やや興ざめでした。引き込む力のある作者だけに、また、よい素材(主人公)だけに、残念というか、悔しい気持ちにもなりました | ||||
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「チョコレートコスモス」で絵面があってこその「ガラスの仮面」を活字でやっちまいやがった…と思い 「蜜蜂と遠雷」で音楽を活字でやりやがったと思っていたら 今度は音楽と演技と舞踊と来ましたか… 次は音楽と演技と歌唱に行く(つまりはオペラ系)と思ってたからバレエには多少面食らった そっちに来ましたかー…みたいな。が、読んだら確かに音楽+演技+表現→コンテに合うわー… 美貌の天才には残酷が良く似合うなあ… またそういうタイプって明るく健全で素直なタイプ好むから ヤヌスはジュンへの「刻印」かと思ってしまったよ 大変楽しく読みました 恩田氏の本はちょこちょこ「遊び」が入る機会が割とあるが こりゃまた楽しい遊びだ | ||||
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『チョコレートコスモス』や『蜜蜂と遠雷』といった芸術分野の天才に関する名作を生み出してきた恩田陸さん。その恩田さんが今回、10年もの期間をかけて執筆したのが希代のバレエダンサーであり、かつ振付師(コレオグラファー)でもある萬春(よろずはる)を主人公とする本作、『spring』です。 構成は四章立て。その内容を大きく分ければ①萬春の幼少期からドイツの名門バレエ団で彼に関わってきた人たちの証言で綴られる一章から三章と、②萬春自身の視点で過去を捉え直しつつ、さらに先の時間軸を描いていく最終章となっています。 クラシックからコンテンポラリーまで幅広い表現を内包するバレエの世界。その全容を物語るのに必要な要素を緩やかな時代区分に基づいてワンテーマで取り上げ、そこをメインに萬春というダンサーの異様さや凄み、あるいは振付師としての才覚の素地やそれが花開いていく過程を非常に軽やかに、かつ極上のエンタメとして読ませていきます。その時間は本当に楽しく、時間の合間を見つけては読み進め、読み終わるのが嫌で勿体ぶっての繰り返し。久しぶりに「小説って最高―!」と実感する充実した日々を齎してくれました。 読後感は面白いぐらいに季節としての春を想起させるもので、桜の花に代表されるような見目麗しい外観を感じさせる萬春に気持ち良さを感じる一方、彼の口から語られる内幕にあった生命の蠢きというか人生の賭け方に戦慄すら覚えるという背反がイメージとして残ります。それがまた眩し過ぎる陽光に照らされたような真っ白な表紙に還っていく。そんな表紙を捲ればそこには実に粋な装丁が施されていて、萬春に訪れた出会いと別れの如き季節の巡り合わせを感じます。 初版には限定の書き下ろしの番外編が付いています。巻末ページにあるQRコードを読み込むだけでOKです。そこでは萬春のまた違った一面が描かれていて、より彼の人物像に血肉が通います。本編は微笑みながら、番外編はゲラゲラ笑いながらって感じでしょうか。ロゴも含めて大好きな掌編です。 各ページの端っこに仕掛けられた遊びにも好感を覚えるばかり。オシャレなしおりを用いたSNS向けのキャンペーンも実にユニークで、本書一冊丸ごとで果たそうとするコンテンツへの挑戦心に非常に興味が湧きました。 個人的にこういうの、これからもどんどん増えて欲しいと思います。本書、色んな意味で楽しめますよ?興味がある方は是非! | ||||
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主人公の持って生まれた身体能力と才能、生育環境、どれをとっても「ありえない」設定なのに、ぐいぐいと読ませる筆力はさすが恩田陸。 だけど中盤の七瀬の活躍ぶりに、さすがにコレはありえないだろ、と一気に冷めた。海外のバレエ団でダンサーより年下の日本人にそこまで任せるはずはない(しかも同郷)。ピアニストくらいにしておけばまだ無理なく読めたかも。(実際、海外のバレエ団でピアニストとして活躍する日本人はたくさんいる) その先は、へー、そうなんだ、と冷めた気分で読了。まあ、映画化はしないほうがいいですね。 | ||||
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バレエ経験者です。 バレエマンガや小説は踊りのシーンの描写が稚拙なものが多い中本作品は本格的です。 主人公が男性なのも新鮮。 でも、「蜜蜂と遠雷」みたいにまた酷評するレビューがあるんだろうなと思います。 バレエの世界は意外と保守的です。 海外のバレエ団で主人公がコリオグラファーとして躍進していくのは読んでいて楽しかった。 現実には日本人はダンサーとして上に行くのが精一杯かも知れないです。 | ||||
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とにかく本の中の萬春にすっかり夢中になった。 一気に読んでしまった。 萬春が私の目の前にいるかのように。 読み物でありながら映像が流れ、音楽が響く。 | ||||
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