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よって、初恋は証明された。 デルタとガンマの理学部ノート1
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よって、初恋は証明された。 デルタとガンマの理学部ノート1の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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とても良い作品でした。 科学×推理×恋愛という要素から物語が丁寧に紡がれ最後まで楽しく読めました。 他の方も上げていますが氷菓を連想しつつ、その理系版といった印象を受けました。 正直もう少し意外性があってもいいかなと思いましたが、読者を楽しませる為の工夫が張り巡らされ気付けば読み終わっていて、心地よい読後感に包まれました。 2巻もあれば是非購入させていただきたいと思います。 | ||||
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科学またはミステリー。2つのジャンルに興味があるけどなかなか手を出せない人への入門書としてぴったりだと思いました。 科学なのだけれども解説が分かりやすく読者が置いてけぼりにならないし、ミステリーだけど難し過ぎず程よい感じのレベルで進んでいくので各分野に詳しくない人でも全体を通して楽しく読む事が出来ました。 登場人物も魅力的で、テンポよく話が進むので飽きません。ページをめくる手が止まらず1日で読んでしまいました。 1巻と言うことでこれからシリーズ化していくようなので2巻も楽しみです。 | ||||
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読み終わったらお手のスマホで検索しましょう、気恥ずかしさが追体験できると思います 超個人的感想なんですが、理系に関する話を見ると嫉妬してしまうんですよね 科学といっても理学と工学に大別できます 知識そのものを愛する理学と、知識によって達成できることを愛する工学 たいてい、創作でもてはやされるのは理学者なわけで 電気系で工学学士をとり、現在も情報科学で修士を目指す身としては、理学と工学は連続するものでああると思っているので、小説等には理知的に真理(事実)を追い求める理学者の姿勢が多く描かれ、現実に動作するものを、理論と偶然によって創り出す工学の姿勢があまり描かれないことを残念に思っています | ||||
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豚レバの作者の逆井さんの新作。幸い一応シリーズ予定のようなので、続きは読めそうです。売上次第でどこまで続くかでしょうか。 できれば別の出版社のホラー要素のあった作品も続き出して欲しいです。 ラストで大学受験前まで話が跳ぶので、読みきりかとビビったのですが、未来のシーンを挿入したという感じでしょうか。 科学的な豆知識があるおかげで、高校生が身の回りのちょっとした日常の謎を解くというミステリ要素と青春要素を混ぜた感じの作品です。 イラストの魅力も合わさり、キャラ魅力もあるので、圧倒的な爆発的魅力には欠けるものの、シリーズとして続けば良いものになりそうです。 この1巻では高校入学から仲間と知り合い.部活に入るまでの短い期間のみの話になっているので、部活動を通じての青春要素や日常ミステリのあるライトノベルとしてまだまだポテンシャルありそうです。 豚レバも私の好みだったので贔屓あるかもしれませんが、文章の間のとりかたとか、フワッとした柔らかい空気を生み出すのが上手と思います。それが穏やかな日常の空気感とあっているのでしょうか。 2巻目も期待したい新作シリーズです。 | ||||
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科学、生物学を題材にした学園青春物語です。 日常のちょっとした何故?を解き明かすチョイミス的な要素がありつつ、プロットとしての伏線も張り巡らされています。 読了感も良く、続きが読みたくなりますが、一巻の最後でこのシリーズの終着点が見えてしまっているのが残念でした。 逆にこの終着点にたどる過程で、高低差のある展開を期待してます。 | ||||
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豚レバの作者 逆井卓馬先生の新しい物語です。 ほんの少しネタバレ気味のところもあるレビューなので、ここから先読む方はお気を付けください。 おおざっぱなジャンルとしては、いわゆる「日常の謎」系の推理青春小説 になるでしょうか。 米澤穂信さんの氷菓(古典部シリーズ)とか小市民シリーズとか、似鳥鶏さんの市立高校シリーズとか、 ああいう系統です。が、そういう類例作品よりももう少し青春小説している感じもします。 ラノベで大事な要素、表紙口絵挿絵のイラストレーターさんは、豚レバの伝から続いて、遠坂あさぎ先生です。 安定コンビですね。今回、主人公は豚さんとちがって人間男子ですので、主人公の友人男子とともに、そりゃあもう イケメンに描かれております。でも友人の水崎君、制服に白ベルトはちょっとやり過ぎじゃないか? 昭和男性アイドルのステージ衣装かと思ったよ・・・? 表紙のヒロインの子をはじめとした女子陣も、豚レバのジェスたそに負けないかわいさに描かれており、 昨今の作品として、世に問うに十二分な美少女指数かと思います。 主人公が、とある高校に新入生として入学。同じクラスに居た美少女ヒロインと出会うところから物語がスタート。 容姿端麗、笑顔がかわいらしいく成績優秀、自ら進んで学級委員になるような優等生なヒロインには、 それだけではない何かがあるよう。そして入部する部活動を決めかねている新入生に対して、2・3年生からの勧誘が始まり・・・ と、「高校1年生の主人公スタートの青春小説」の典型みたいなところから始まりますが、 「科学をこよなく愛する」登場人物達(そして逆井先生)のそれらしい主観描写と、豚レバの逆井先生らしい、 読みやすくもひねりを感じる文章とが、手あかがついたような話と感じさせません。 「すいすい読める」よりも少しだけ抵抗感を感じる文章が、うまく働いているのだと思います。 好みに合えばハマる読進感でしょう。僕は好きです。 副題の最後に「ノート1」とあるので、続刊で数字が上がっていってシリーズになるのでしょうね。 実際劇中の主な出来事は、主人公がとある高校に入学して、僅か数週の間の出来事だけです。 この後、時をたどって、幾らでも「事件」が続けられそうです。 (プロローグ・エピローグだけちょっと時が飛んでいますが) この1巻は、キャスティングと話の立ち上がりだけで、 本番はこれからなのかもしれません。続く話を読んでみたいと思いました。 でも読み終わってちょっとはてなマークが。 タイトルにある「よって、初恋は証明された。」シーンが書かれていないのです。 いわゆる3段論法の ・1=2である ・2=3である。 ・よって1=3が証明された。 の最終行にあたるような、結論文ともいえるシーンが書かれていない感じなのです。 ただそこに至るまでの展開は十二分以上に書かれていて、内容的には「初恋は証明され」ているので、 話がわかんなくなっているわけでは無いです。 結論文は、読み手の中で完成させてくれ、というのが作者の意図、ということでしょうか。 それはわからなくはないのですが、読者としては、こんなタイトルを見て読み始めたからには、 主人公が命題を証明するシーンを、タイトルの1行が出てきて収束するカタルシスを、求めて読んでしまいます。 まあ、読者の中には、むしろそこが無いのがいいんじゃないかっていう人もいるとは思います。 でも、僕個人の読後感としては、タイトルに偽りのない結びのシーンは欲しい作品でした。 作者の頭の中には、それはあきらかにもう存在しているのだろうと思えますし・・・ 作中に書かれた通り解釈するなら、カタクリは常緑広葉樹の下には咲けないわけで、 そうすると、証明が完了すると同時に、ヒロインの悲恋で終わるのが結論。 という結果が導かれるわけですが、そのあたりはっきり書いてしまうと、 そうじゃないほうが良いとか、そのへん編集者さんとかと意見が合わなかったとかあって、 で、推敲のすえ、そうではないようにも読めるように手を入れたうえ、結論部を削られたのかもしれません。 というわけで、青春の断片を描いた美しい物語ですが、ちと尻切れトンボに感じる人もいるかもしれません。 これからが本編と期待して、続刊を待つような心づもりをしつつ購入されることをお勧めします。 | ||||
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日常にみつけた様々な謎を理学の知識を巧みに使い解明していく若者たちの、驚きと興奮に満ち、時に甘く時に苦い、今ここにしかない青春を堪能できました! 小さな違和感から知識と推理で真実を手繰り寄せるキャラクター達が僕の目にはとても格好よく映りましたね。其々の謎が一つの目的に収束する展開の美しさと、先人たちが築いてきた理学が見せてくれる世界の奥深さにすっかり魅了されました。 | ||||
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