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カナリア恋唄
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カナリア恋唄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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どうにもこうにも日向の性根が好かん。 別の試して、やっぱダメだからこっち。的で。嫁の出来さえよければ「変心」はしなかったろうね、みたいな。 やっぱ自分は宗助派だ。日向は「ズル」してると思う。 ラストに関して、特に「未完」という感じはない。言われなきゃ「未完」である事は意識しないと思う。 失礼ながら「妹に」は要らんかった。「お涙頂戴」の内輪話は好かん。 ついでに、シリーズ物は装画もシリーズ通してくれた方のが好き。諸般の事情はあるんだろうとは思うけど。 ↑注:本書のイラストレーターに文句がある訳ではない あくまでも「シリーズはシリーズとしての体裁であって欲しい」という事 | ||||
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このシリーズは全巻を読み通しました。もう明らかにされている通り、これは著者の遺作でありシリーズ最終巻です。未完ということになっていますが(あとがきでその辺の事情は一部開陳されていますが)、読み方によっては、このようなしめくくりも十分ありだなと思えるエンディングになっています。すべてを明らかにするだけがストリーのエンディングとは思えませんので。 本書のストーリは前巻の終了から数年の期間を経た設定になっており、主人公の年齢も23歳になっているようです。テーマはキャリアの選択と個人の思いとの相克という設定にされており、そういう意味では現代の読者の受けを意識した作品でもあります。作品の出来としてはどうなのでしょうか。事件の謎解きミステリーと込み入った人間模様の組み合わせがこのシリーズの肝なのですが、それはそれで楽しめるのですが、どうもどっちつかずという仕立てになっており、個人的にはどうしても「陳腐」との印象がぬぐえません。本書の「謎」ともなっている一つの出来事も、なぜそれがそれほどの解明を必要とするほどの謎なのかはどうもわかりやすさに欠落するようです。タイトルともなっている「カナリア」は本来はもう少し何らかの役割を想定されていたのかもしれませんが、それも今となっては悲しい限りです。もう一度最初の第一巻から読み直してみるといいのかもしれません。 | ||||
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