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五番目のサリー
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五番目のサリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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物語自体はとても興味深いものなのですが。なにしろアメリカンで大味です。繊細さは微塵もない。性描写、暴力、暴言も多く、読んでいて気分の良いものではありませんでした。個人的には、こういうアメリカは苦手です。 | ||||
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⭐: 2.5 | ||||
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I found the whole story a bit corny. After reading other books by Daniel Keyes I found this one less compelling than others. Somehow the personalities inside Sally did not ring true, and of course there was one, really evil personality among them and again, of course, Sally falls in love with her psychiatrist. Not really recommended. Read Flowers for Algernon or the Minds of Billy Milligan - far better reads than Sally. | ||||
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「多重人格」という病気が存在することがわかったのはここ十数年のことだ。 それまでもいたのかもしれないけれど、問題となるほどではなかったか「悪魔つき」とかって呼ばれていたのかもしれない。 引き金となるのが幼児期の虐待が多いらしいから、現代になって増えていっているのはわかるけれどね。 病態そのものに関してはわかりやすく描かれていたし、サリーの中に存在するまったく個性の違う四人の人格がそれぞれユニークで面白かった。 治療はあまりにもシンプルに成功していくけれど、まあフィクションだから。 多重人格は珍しいけれど、精神的な病気で社会生活が難しい人は多いのだろう。 怠けてるだけとか性格の問題と言われることも、昔ほどではないにしてもまだあるはずだ。 この本を通して、意思ではどうにもならない病気があるんだと実感した。 | ||||
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女優みたいに何人ものキャラクターに変化するサリーに魅せられ、 引き込まれて読むことが出来る。 話が次々新しい展開をみせてくれて面白かった。 サリーは沢山トラブルに巻き込まれるけど、ジンクスのお蔭で サリー的に最悪な状況にはならなかったのが良かった。 まぁ、被害者は出した訳だが。 後編が微妙だった。第一内面が変わったからといって、 外見が同じなのに、他人に「別人に変わった」と、容易くわかるものかなぁ。 恋愛も中途半端だし終わり方がやけくそみたいだった。 そう。ラストが出来すぎなような。 やっぱりノンフィクションの面白さにはかなわないね。 | ||||
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心理学方面の小説として一時ベストセラーになった『アルジャーノンに花束を』の作者が書いた、多重人格の治療を描く小説が、この『五番目のサリー』です。同じく多重人格を扱う『24人のビリー・ミリガン』も有名ですが、こちらはフィクションになります。 のっけから不可解な事件を起こしたサリーが精神科医を訪れ、治療を受けるプロセスを中心に、多重人格という彼女の特殊な状況が描かれます。サリー以外の四人の人格の、それぞれ印象的な個性には目を引くものがあります。多重人格という特異な精神疾患を、興味本位でなく猟奇的でなく、きちんと描いている姿勢は高く評価できます。またお話に入り込みやすく、多重人格に興味を持つ人にとっては、ガイダンス的なよい一冊と言えるでしょう。 | ||||
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何故、多重人格が発生するか。サリーのケースでも衝撃的な事実が明らかにされつつ、治療が進みます。多重人格であるが故の私生活のトラブルも、人格の交代によってそれをどうにか切り抜ける様子も、非常に説得力のあるものです。現実には非常な困難を伴う筈の治療がスムーズに進みすぎるきらいはありますが、多重人格というものに対して、この小説はよきケーススタディとなるのではないでしょうか。 読後には、きっと自分が自分であることの喜びと、ほんものの人間というものについての深い洞察が残るでしょう。切り離された人格ではなく、怒りや喜びを兼ね備え、完璧ではなく矛盾に満ちたトータルなひとりの人間、それを圧倒的に肯定するのが作者の意図かもしれません。 | ||||
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