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(短編集)
竹光始末
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竹光始末の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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藤沢作品を読破中で、商品も綺麗で気持ちよく読みました。良かったです。 | ||||
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時代小説というと、小気味よい主人公とそれを支える美人、頼もしい子分格の若者、というのが思い浮かぶのだが、藤沢周平は違う。 もちろん、頼もしい健脚が主人公の小説もあるけれど、現代劇のサラリーマンのような、平凡な小心な小さな善人が迷いながら、今日より明日が幸せになりますように、と願う生き方を描いてくれると、「さすが藤沢周平!」と思う。 この「竹光始末」に書かれた6編の短編は、どれもそう。主人公は特別のヒーローではない。 それだけに人として、こんな風に生きたいという、等身大の魅力がある。 中でもいちばん魅力的なのは、「遠方より来る」の平九郎。 ぼくの好みかもしれないが、大言壮語はするわ、人を頼るわ、妙な自信を持っているわ、なんだか憎めない。 憎めないので、主人公の三崎甚平も、士官の口を探してくれる。 「食わせ物」なので、結局だめになるのだけれど、そのときの往生際が実に小気味よい。 人間、こうでなくっちゃ! | ||||
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