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聖女か悪女
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聖女か悪女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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敬称略。 真梨幸子の「聖女か悪女」は、まるでジェットコースターのような読書体験です。 物語の中心にいるのは、聖女と悪女の二面性を持つ主人公。 彼女の人生は、まるで昼ドラのように波乱万丈で、読んでて飽きない。 まず、主人公のキャラクターが最高です。 彼女は一見、清楚で優雅な聖女のように見えますが、実は腹黒い一面も持っています。 このギャップがたまりません。 読んでいると、「え、そんなことしちゃうの?」と何度も驚かされます。 友達の秘密を知ってしまった時のようなドキドキ感があります。 ストーリー展開も見逃せません。 次から次へと事件が起こり、まるでサスペンスドラマを見ているかのようです。 特に、主人公が悪女としての顔を見せるシーンは、手に汗握る展開が続きます。 彼女の計略や策略には、思わず「やるなぁ」と感心してしまいます。 この緊迫感を生み出しているのは著者の文章力の成せる技。 シンプルで読みやすい文体ながら、情景描写やキャラクターの心理描写が巧みで、物語に引き込まれます。 特に、主人公の内面の葛藤や成長が丁寧に描かれており、ヤベー女だけど彼女に感情移入せずにはいられません。 まとめると「聖女か悪女」は、エンターテインメント性抜群の一冊です。 真梨幸子の巧みなストーリーテリングと、魅力的なキャラクターたちが織りなす物語は、一度読み始めたら止まりません。 まるで、ポップコーンを食べながら見る映画のように、次の展開が気になって仕方がなくなる。 この本を読むことで、あなたもきっと主人公の二面性に魅了され、彼女の波乱万丈な人生に引き込まれること間違いなしです。 ぜひ、一読あれ。 読後には、きっと「この女、次は何やらかしてくれんねん?」って、変な方向にズレた期待に胸を膨らませます。 あ、私もヤベーかも。 | ||||
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真梨幸子の作品はたくさん読んできたが、今回は登場人物が薄っぺらい気がした。 ただ不快なだけで引き込まれなかった。 | ||||
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やたら上昇志向で、承認欲求や優越願望が強くて自分アゲ他人サゲの自己中なブロガーや自称カウンセラーや女優が自滅するだけの話だった。 ゲスで嫌らしい女のモノローグがかなりのページを占めるが、日本の政財官界を闇で牛耳る新興宗教なんかが出てきたのでもう少し掘り下げがあるかと期待したが、手におえなかったのか下っ端切り捨てて終わってしまった。 結局は上級国民は何があっても安泰、パシリを使い潰すだけの話でした。 | ||||
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読み進まずにはいられない、早く真相を。実際の事件の真実を証しているみたいでノンフィクションと勘違いして読んでしまう。世は上級国民、上層の為の世界。小説の言う通り上級国民は何をしても良いのです。人を殺そうが輪姦しようが全てなかった事にでき与えられた富と権力で幸福に生きていける。自分の下級は産まれた時から既に決まっている。いや、産まれる前から下級一族は繁栄する限り未来永劫続いている。そんな世界の仕組みを意識していた時にこの小説を読んだ。真梨幸子さんはいちばん大好きな小説家。以前からその時読んでいる真梨幸子さんの小説と自分の意識、感情、状況がリンクする事がフシギだった。烏滸がましいが魅了されるものが似ている気がしている。実際の事件を調べるとかなり危ない。真相を知ったら消されるくらいに。真梨幸子さんはこの小説を書いて大丈夫なのかと不安になったがここから上級国民を成敗できないものかとも期待してしまう。まあそれも下級の愚かさだけど。 | ||||
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作者はイヤ・ミスの女王として知られており、本作も最後にイヤ・ミス風味があるものの、全編に多彩なガジェットを散りばめた巧緻な構成力が光る傑作だと思った。プロローグだけ素直に書いて、後はランダムに。まず、有名ブロガーの珠里亜(サド「悪徳の栄え」のジュリアを意識している)が優秀な検察官の碓氷にレイプされたと告発するが、それは誰かに依頼されたウソであり、そのために、碓氷は自殺した上に、何者かがSNSで珠里亜を監視している事が示される。ここからはランダムに。息子の碓氷を珠里亜に殺された心理カウンセラーの紀和の復讐譚が主旋律だが、物語はそう単純では無く、紀和は「呪術」に頼るという鬼気迫る内容。尚、珠里亜達の少女時代のグループのリーダーはオザワとされている。 珠里亜が覚醒剤所持の上に脳梗塞で倒れて入院し、珠里亜と介護者の母親の元へと紀和が訪れるのがファースト・コンタクト。ところが、児童養護施設<聖オット学園>では"光"の姉のスミコと優しい妹のエミコという美人二卵性双生児が育ち(私は一方が聖女で他方が悪女だと思った)、両者は里子太りの<町田の聖夫婦>の里子になるという設定。そして、「スミコ=オザワ」、「エミコ=後の清純女優の神奈」という設定で、神奈は輪姦映像をSNS上でばら撒かれる。そして、5年前の六本木で起きた少女監禁事件である通称"モンキャット事件"と最近の四谷の猟奇連続殺人事件の二重奏。両事件共に被害者が8人、"怖いバック"が居て捜査が強制終了となったり、記者(一家)が消されたりと共通点が多過ぎる。実はオザワも珠里亜も一応の被害者だが、実は少女売春をしていたのである(しかも、少女が日本のエリート層を虐待するという倒錯した世界)。「<八真教>という宗教団体→<NPOオクトー(オットもオクトーも"数字の8"の意)>というNPO法人→<町田の聖夫婦>」という「里子→少女売春婦」というルートが確立しており、"怖いバック"とは<八真教>で、紀和も紀和が頼る大物占い師の加瀬も<八真教>の理事。"モンキャット"クラブの醜悪な痴態の描写は作者のイヤ・ミス風味が如何なく発揮されている。輪姦映像が実はスミコのモノだったというフェイクも上手い。しかし、紀和は5年前の事件には係わりが無いし、四谷の猟奇連続殺人事件には物理的に係われず、「黒幕」が居る筈である。「エミコ=神奈」は証拠消しのために珠里亜を殺そうとするが珠里亜の母親の機転で逮捕される。そしてラスト、既にクラブの会員となっているあるプロデューサーの「神奈も珠里亜も紀和も初めから『黒幕』のための生贄としての不幸な『聖女』だった」という発言が洒脱。 「黒幕」の正体に関しては図らずも私の予想が当たった(作中への登場の仕方が不自然で気を付けていれば読める)が、「聖女か悪女」という題名を活かした上述した通りの傑作だと思った。 | ||||
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だれがこうだったああだったとそれぞれの場面でそれぞれ主体が変わってほぼ会話形態で話が進むのがいつも同じ手法だし話し方やえ?とかちょっとまってとか本当に話している調子で進むのがもう誰もが一緒でみんな同じ個性で、肝心のミステリー部分はと言えば過去の出来事に発端がありそれがきりっとしたものではなくてなんだかあいまいでどうしようもなくだめなのは誰が犯人なのかわからなかったというところです。はて? 読むだけならすいすいと読めるので読めるのですが、何作も読んでいるとまた同じかと思わざるを得ないでしょう。パリ黙示録は最高でした。更年期少女もへえ~っと感心しおもしろかったし題名は忘れたがポシェットをぶらさげた野次馬おばさんが出てくる話も笑えてよかった。でがらしを元に戻してさらなるでがらしにして提供されている気分です。それでも応援してますけど、きつい。 | ||||
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期待通りの展開でした。 | ||||
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カリスマブロガーやカウンセラー、清純派女優などの女性たちを中心に、憎悪や妬み等を巡り繰り広げられるイヤな小説。 惨殺事件や監禁事件などは、殆どミステリー的な扱い方はなく、物語の不気味さを盛り上げるための出来事としての位置づけのようなもの。 物語の視点も様々変わり人間関係も交錯し、決して物語が複雑という訳ではないのですが、個人的には一体誰が何を探り、何がしたいのかが分かりにくくなってしまいました。 | ||||
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…少々「イヤ」の方向性がいつもと違う気がした 残酷醜悪系の描写が特に苦手という訳ではないが、「イヤミス」ってのはミステリ部分の理不尽さで「イヤ」を感じさせるのが肝だと思ってる 今回のは↑じゃなかった感じ。どっちかというと荒唐無稽って印象 サドは「悪徳の栄え」しか読んでないから、ひょっとして「美徳の不幸」を読んでればピンとくるのかも? | ||||
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今回も真梨幸子節を楽しませていただきました。 でも、作品を経るごとに似たり寄ったり感を感じてしまっているのは私だけでしょうか、そしてそれに物足りなさを感じてしまっているのも。 真梨さんの描く人物の共通点は、どいつもこいつも勘繰りすぎる+思い込みが激しい性格。 真梨さんのTwitterを見ていると作者本人がそういう性格のように見えます(だからこそ話が進むし、作家としてはそのほうが望ましいのでしょう) それに気づいてしまった今、どうにも登場人物の全員が真梨さんのコピーにしか見えません。 それぞれ違う性格のキャラクターであるはずなのに、全員が真梨さんに見える。 蠱毒の話を持ち出すのも、ここまで複数の作品に出て来ると「はいはい蠱毒蠱毒」としか思わないです。 どうしても求めてしまうのは、やっぱりフジコのクオリティかなあ。 でもイヤミスといえば真梨さんですから、今後も楽しみにしています! | ||||
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