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春や春
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春や春の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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俳句を趣味にしているおじさんも楽しく読んでます。 | ||||
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同じ作者の「南風吹く」読了後、引き続き本書を読みました。本書→南風吹くの順よりも、南風吹く→本書の順で読まれることをお勧めします。各章が、俳句甲子園参加者(いろいろな立場で)の視点で語られています。それぞれの瑞々しい青春が圧倒的な輝きを放ち、映像を見ているかのような錯覚に陥りました。「面白い!」その一語しか表現できません。 | ||||
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日本語や俳句や川柳や短歌や詩歌や、その他の芸術もろもろについて考えさせてくれる。 自分みたいな言葉ヲタクは楽しめるかな。 1章ごとに語り手が変わっていく形式なのでキャラ立ては少し弱い。 詩歌は言葉を削ぎ落とす表現方法だろ!内容を説明してどうするんだ?「景」だらなんだらあほかよ。 しかも鑑賞に点数が付くなんてふざけた話があるかよ。自由に感じ取れるのが詩のいいところじゃないか。 この小説は『俳句甲子園』というものが土台になっている。だから、自分のようにこの大会に否定的な人間にはどこまでいってもその疑問が付いて回るのだ。【自由な表現に点数を付けて競い合う?】そしてそれは、登場人物ほぼ全員が自問自答している。 ここがこの小説のいいところなんだと思う。みんなが能天気に作句してディベートの練習をしての小説ではない。 正直、まったく期待してなかった。 どうせ、つまらないんだろうなー、ならばなんで手に取ったのか? それは、作中作のある小説だろうから。作家の意気込みを買ってみたかった。自分ですべて作句して(しかもそれに個性や高校生らしさをつけて)、講評しあう様子まで描く。まあ難しかっただろうなと思う。 全般的には爽やかでいい小説だと思う。特に先生2人の描写がよかった。 自分がこの小説の中で一番好きなのは富士先生。詩歌に関する考え方は真っ向から対立するけどそれもありだな。 2番目がトーコちゃん。考え方が近い。 俳句を含む表現活動を考えてみたい人は読んでみたらいいんじゃなかろうか? ただ、『俳句甲子園』なる企画はゴミだとオレは思うけどね。 | ||||
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単行本の時に感想を書いているので、その後に起こったことを 2015年度の我が県の国語公立高校入試問題に、「春や春」が採用されたのです 地元新聞で高校入試問題をざっと読んでいた時の驚き いや、嬉しかった 因みに問題の一つが「作中から読み取れる主人公の性格は次のどれか?」(4択問題)本を読んだ人間なら即答できます! 高校生、これから高校生になる中学生に最適の本ですよ 読めば微笑ましく元気になれます | ||||
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言葉を味わう楽しさを、伝えてくれる本。 共感できるところがたくさんある。 大会に出るための部員集めという展開は確かによくあるパターンではあるけれど、そんなの別に重要なことじゃない。 ほんとに心に響くのは、そこではない。 どれだけ、感受性豊かに、日本語を味わうか。 目で見て、声に出して読んで、視覚的聴覚的に、どうやってどれほど深く日本語の言葉を味わうか。その楽しさを物語にした本だ。 グローバル化だなんだと、英語にばかり焦点があたりがちな現状があるが、日本語を大切に思い、それを守ってゆけるのは、日本人であればこそだろう。英語より先に、本気出して、磨くべき力がある。それは日本語の力だ。 日本語の知識を、言葉への感性を豊かにしてこそ、外国語への理解も深まる。 奥深い日本語の魅力を、俳句を通して描いた作品で、読み始めからとても楽しい。 単に俳句にとどまらず、言葉の味わい方をそれぞれの登場人物を描き込む中で見せてくれる。 とても素敵な作品だと思う。 | ||||
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私、すごく好きになりました。 2015年、日本の小説業界に 【革命が起きた!】 そんな気が、します。 【日本語の素敵さ・素晴らしさが、とても良く分かる小説】 もしくは、 【中学や高校時代って素晴らしい!】 って、あらためて感じさせてくれる小説です。 小説好き、本好き、ならば。 この本と、『うたうとは 小さないのち ひろいあげ』 という小説とを合わせてぜひ、読んで頂きたいです。 どっちの小説も、 【日本語って、「素敵な繊細さ」のある、なんて素晴らしい言語なんだ!】 、って教えてもらえますよ☆♪ わたし、自分の人生が終わるまで、この小説も、何度も読み返すこと間違いなし!です(^ー^)/☆☆☆☆☆♪ 最後に。 私の個人的な感想で申し訳ないですが・・・ この小説は明らかに【液晶画面で見るのはなくて、「紙をめくって、次のページへ入ってゆく」ていう素敵な感覚の味わえる、リアルな単行本版】で見るのがピッタリだと思います。 日本人はスマホを見過ぎだと思います。 | ||||
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俳句には興味ありませんが、四国住みなので、俳句甲子園のニュースは毎年よく耳にしていました 俳句甲子園を目指す女子高生、関わる先生逹がとても魅力的に書かれています 自分も彼女逹と大会に参加している気持ちになりました 俳句甲子園の予選からの様子もよくわかりました 案外まだ参加高校が少ないようですね 部員たちのなかではト−子がいいですね サポートに徹する絶対に必要な存在、スポーツ部にもいますね 読後感がとにかく良かった 続編も読みたいな | ||||
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文科系コメディなので「とめはねっ!」みたいなものを期待したが女の子中心の話だし、 どちらかといえば「恋は五・七・五!」っぽかった。 本を読むことの楽しさのひとつに知識の吸収や自分が知らない世界に触れるということがあるが、 超マイナーな俳句、それも女子高俳句という題材はほぼ初めて読んだので、新鮮で面白かった。 ストーリーは部活ものでよくある王道展開過ぎて笑ってしまったが(大会出場のための部員集めとか 笑)、それでも清涼感のある良作だった。 ただ、女子高生がいくら見た目の可愛さに反して不潔でも、100日間も制服を洗わないなんてのはありえない。 過剰演出すぎ。 そんな子いたら制服は黄ばみまくりだし、物凄い悪臭垂れ流しでしょ。 実際には週1でセーラー服もガクランもブレザーもホームクリーニングにブチこむ。 | ||||
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