金沢城嵐の間
評判
金沢城嵐の間の評価:
4.00/5点 レビュー 3件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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金沢城嵐の間の評価:
4.00/5点 レビュー 3件。 - ランク
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戦国の終焉に向けて、家康の陰の力が関ケ原の敗者だけでなく勝者にまでおよび、各家はその牙を抜かれていきます。
「残された男」
関ケ原で石田三成を捕縛した殊勲者、田中吉政。
その田中家取り潰しの原因となった、田中譜代衆と旧立花家臣団との確執。
「伊賀越えの道」
主君定次の野望で分裂する筒井家臣団。その後改易のきっかけとなる陰謀劇。
「義によって」
越前松平家内の豊臣派と徳川派の権力闘争。
「金沢城嵐の間」
前田利長の幕府恭順派と、利家の遺言を守ろうとする反徳川派の対立と亀裂。
「萩城の石」
吉川広家派と毛利秀元派の対立が、萩城普請中のある事件をきっかけに大騒動に。
「生きすぎたりや」
幕府の介入によって混乱する細川家の家督相続騒動。
「金沢城嵐の間」では太田但馬守が主役で幕府恭順派の家老、横山大膳と激しく対立します。
物語では横山大膳や主君の前田利長が悪者として描かれます。
安部氏の別の著作『関ケ原連判状』でも両者が登場しますが、こちらではこの逆で太田但馬守が悪役です。
両方を読むとどちらが正しく、どちらが悪いのかわからなくなってきます。
むしろどちらにも正義があった。
当時の日本中の武家の、先の見えない苦しみが伝わります。