狭小邸宅

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狭小邸宅の評価:

3.70/5点 レビュー 147件。 B ランク

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平均点3.70pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全293件 261〜280 14/15ページ
No.33
(4pt)

自分の事を特別な存在と思ってくれる「他者」がいてはじめて「何者」になれるのだと思う。

すばる文学賞受賞作。
エリート大卒、戸建住宅の新米営業マンの物語である。
最初は、ブラック企業を舞台にした青春モノなのかと思ったが、
そんなヤワなものではなかった。

主人公は入社以来、一件も家を売った事がない男である。
心のどこかで住宅営業の馬鹿にしている。だから仕事に身が入らない。
その姿勢を上司に見透かされ、罵倒され(この罵倒のセリフがキレキレである)、左遷される。
ただ一念発起、難関とされる狭小住宅を一件売ってから辞めようと決意し、がむらしゃらに営業をする。
そして、売れるのだ。エリート営業マンでも売れなかった家を売ることだ出来た。
社内の評価も一転、皆の見る目が変わる。自信がつく。いつのまにかエース候補。
昔の彼女とも寄りを戻せそうだ。
自分を顧み、努力をすれば、人生は変わるのだ。
めでたしめでだし、でこの作品は終わらない。
 
順調に見える後でも彼は満たされることは無い。
自分の人生にしっくりきていない。むしろ蝕まれ、壊れる寸前であるように思える。
それは何故だろう?

会社にとってエース営業マンは「自分」ではなくていいし、
昔の彼女がつきあいたい男も「自分」でなくていい。
エリート大卒、エース営業マンというスペック。
スペックだから入れ替え可能である。それをひしひしと感じているから、彼は満たされないのだろう。
人は、自分一人がいくらがんばっても、特別な「何者」にはなれないのだ。
自分の事を特別な存在と思ってくれる「他者」がいてはじめて「何者」かになれるのだと思う。

作中の以下の台詞は、とても刺さった。

「いや、お前は思っている。自分は特別な存在だと思っている。自分には大きな可能性が残されていて、いつかは自分は何者かになるとどこかで思っている。俺はお前のことが嫌いでも憎いわけでもない、事実を事実として言う。お前は特別でも何でも無い。何かを成し遂げることはないし、何者にもならない」
狭小邸宅 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832
No.32
(4pt)

初心に帰りました

不動産業界に身を置くものとして、興味深く読ませて頂きました。
著者が事細かに取材を行ったのが、よく分かります。
一気に読めてなかなか面白かったです。
狭小邸宅 Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅より
4087714942
No.31
(4pt)

初心に帰りました

不動産業界に身を置くものとして、興味深く読ませて頂きました。
著者が事細かに取材を行ったのが、よく分かります。
一気に読めてなかなか面白かったです。
狭小邸宅 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832
No.30
(3pt)

「クロージング」がなんとも中途半端

「客をぶっ殺す」という隠語で表されるほど過激な業界の独特の体質を鋭く描き、その体質ゆえに次々と営業マンが辞める、というか辞めさせられしまう不動産販売会社に新卒で入社してしまった青年が主人公。

舞台となる「ペンシルハウス」専門会社での独特の営業手腕、小説的な練りこみで際立つキャラクター、普通の会社に就職して気楽にサラリーマン生活を送る大学の同級生など序盤から終盤までイッキに読み込んでいけるところが著者の力量であることには間違いない。

しかし、営業でいうところの「クロージング」が甘く、なんとも肩透かし。新人賞への応募作品であれば、続編期待よりももっともっと過激で極端なエンディングを狙うぐらいの新人らしい「イキの良さ」が必要だった気がする。
狭小邸宅 Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅より
4087714942
No.29
(3pt)

完成品が読みたい

不動産の新人営業マンが身を削られながら家を売る話。文章は読みやすく、筋運びは滑らか。パワハラや長時間勤務といった社内の光景は、昨今のブラック企業を連想させてそれなりの生々しさがある。さほど退屈せず一気に読めるのではないか。

だが、完成品とはいいがたい。一流大学を出た主人公松尾は、なぜあえて不動産業を選んだのか。恋人とはその後どうなったのか。元カノは?そして唐突な結末。回収されていない箇所が少なくない。編集の手が入ったと思しき不自然な箇所もある。

折角の良作なのだから、文庫版ではぜひとも完成品を読ませてもらいたい。
狭小邸宅 Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅より
4087714942
No.28
(3pt)

「クロージング」がなんとも中途半端

「客をぶっ殺す」という隠語で表されるほど過激な業界の独特の体質を鋭く描き、その体質ゆえに次々と営業マンが辞める、というか辞めさせられしまう不動産販売会社に新卒で入社してしまった青年が主人公。

舞台となる「ペンシルハウス」専門会社での独特の営業手腕、小説的な練りこみで際立つキャラクター、普通の会社に就職して気楽にサラリーマン生活を送る大学の同級生など序盤から終盤までイッキに読み込んでいけるところが著者の力量であることには間違いない。

しかし、営業でいうところの「クロージング」が甘く、なんとも肩透かし。新人賞への応募作品であれば、続編期待よりももっともっと過激で極端なエンディングを狙うぐらいの新人らしい「イキの良さ」が必要だった気がする。
狭小邸宅 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832
No.27
(3pt)

完成品が読みたい

不動産の新人営業マンが身を削られながら家を売る話。文章は読みやすく、筋運びは滑らか。パワハラや長時間勤務といった社内の光景は、昨今のブラック企業を連想させてそれなりの生々しさがある。さほど退屈せず一気に読めるのではないか。

だが、完成品とはいいがたい。一流大学を出た主人公松尾は、なぜあえて不動産業を選んだのか。恋人とはその後どうなったのか。元カノは?そして唐突な結末。回収されていない箇所が少なくない。編集の手が入ったと思しき不自然な箇所もある。

折角の良作なのだから、文庫版ではぜひとも完成品を読ませてもらいたい。
狭小邸宅 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832
No.26
(2pt)

業界暴露&ゆとり世代 はげまし小説

首都圏の狭小住宅に需要がある業界実情と(いまだ)土地神話に踊らされている首都圏のお話。

高学歴&ゆとり世代の青年が体育会系の営業を通じて成長?していくのかな。。

家を買えば幸せになれるの?とかテーマがあるわけでない。

最終的な上司の課長がなぜ商社から転職してきたのかふれずにプッツリ終了。

住宅販売事情にうとい読者は1読できる。さすがに2回読む気になれない。
狭小邸宅 Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅より
4087714942
No.25
(2pt)

業界暴露&ゆとり世代 はげまし小説

首都圏の狭小住宅に需要がある業界実情と(いまだ)土地神話に踊らされている首都圏のお話。

高学歴&ゆとり世代の青年が体育会系の営業を通じて成長?していくのかな。。

家を買えば幸せになれるの?とかテーマがあるわけでない。

最終的な上司の課長がなぜ商社から転職してきたのかふれずにプッツリ終了。

住宅販売事情にうとい読者は1読できる。さすがに2回読む気になれない。
狭小邸宅 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832
No.24
(1pt)

文学賞をとる内容なのかな?

さらっと読む分には悪くはないかもしれない。でも読んだ後に何か残るわけでもないし、例えば電車にのっていて別にやることがないときに暇つぶしになる程度の内容だと思う。最後も「あれ、これでおしまいなの?」という拍子抜けの結末で完成度が高いとは言いがたい。一時間もあれば十分読めるので、興味があれば図書館で借りて、あるいはその場で読めば十分であろう。このレベルですばる文学賞を受賞したというのは理解に苦しむが、私の感性が低いのか、審査員がおかしいのか。他の皆さんのレビューもほとんどがほめているようなので、多分、前者なのだろうが、単純に不思議である。
狭小邸宅 Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅より
4087714942
No.23
(1pt)

文学賞をとる内容なのかな?

さらっと読む分には悪くはないかもしれない。でも読んだ後に何か残るわけでもないし、例えば電車にのっていて別にやることがないときに暇つぶしになる程度の内容だと思う。最後も「あれ、これでおしまいなの?」という拍子抜けの結末で完成度が高いとは言いがたい。一時間もあれば十分読めるので、興味があれば図書館で借りて、あるいはその場で読めば十分であろう。このレベルですばる文学賞を受賞したというのは理解に苦しむが、私の感性が低いのか、審査員がおかしいのか。他の皆さんのレビューもほとんどがほめているようなので、多分、前者なのだろうが、単純に不思議である。
狭小邸宅 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832
No.22
(2pt)

小説というより不動産業界のちょっとした裏話?

新聞広告のレビューを読んで、自分も読みたくなりました。じつは私自身住宅が好きで、住宅や不動産関係の雑誌・フリーペーパーや本を読んでいます。WEBサイトで自宅沿線の物件動向を見るのも結構面白いものです。そんな私からすると、残念ながらもう一歩踏み込んでほしいと感じました。不動産屋のテクニックは、まだまだたくさんあります。
 しかし本書は、「不動産屋のこわーい話」といったネタ本ではなく小説です。では、小説として評価するならどうか。わりと単調で、さらっとしているので、読み応えもイマイチでした。かさ高の紙を使い、巻末まで一気に読める工夫をしたかったのかもしれませんが、税込み1,260円は、私には少々高かったです。これくらいのキズ物件(?)はザラにあるし、売れそうで売れず、もの凄く苦労してやっと売れた!というストーリーの盛り上がりがもっと欲しかったと思います。主人公の内面の描き方も、もっと深くできたと思います。
 悪い事ばかり書きましたが、こういう新星の著者はものすごく応援したくなります。練りに練った濃い小説を期待しています。
狭小邸宅 Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅より
4087714942
No.21
(2pt)

小説というより不動産業界のちょっとした裏話?

新聞広告のレビューを読んで、自分も読みたくなりました。じつは私自身住宅が好きで、住宅や不動産関係の雑誌・フリーペーパーや本を読んでいます。WEBサイトで自宅沿線の物件動向を見るのも結構面白いものです。そんな私からすると、残念ながらもう一歩踏み込んでほしいと感じました。不動産屋のテクニックは、まだまだたくさんあります。
 しかし本書は、「不動産屋のこわーい話」といったネタ本ではなく小説です。では、小説として評価するならどうか。わりと単調で、さらっとしているので、読み応えもイマイチでした。かさ高の紙を使い、巻末まで一気に読める工夫をしたかったのかもしれませんが、税込み1,260円は、私には少々高かったです。これくらいのキズ物件(?)はザラにあるし、売れそうで売れず、もの凄く苦労してやっと売れた!というストーリーの盛り上がりがもっと欲しかったと思います。主人公の内面の描き方も、もっと深くできたと思います。
 悪い事ばかり書きましたが、こういう新星の著者はものすごく応援したくなります。練りに練った濃い小説を期待しています。
狭小邸宅 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832
No.20
(5pt)

きれいな本でした!

カバーに少々傷があるということでしたが、ほとんど気にならない状態でした。
狭小邸宅 Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅より
4087714942
No.19
(5pt)

きれいな本でした!

カバーに少々傷があるということでしたが、ほとんど気にならない状態でした。
狭小邸宅 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832
No.18
(3pt)

リアリティがない

私の家は世田谷、駅から4分。一戸建て。ペンシルハウスではないですが、狭小住宅です。建坪率40%、容積率80%。25坪の土地に家が建っています。25坪で容積率80%というのは床面積がわずか70平米しかありません。しかしこれでは住めませんので、実は違法建築で一部屋多く建てています。
この作品では販売の方からだけ狭小住宅に視点を当てていますが、工務店の方は、いかに狭い土地で、厳しい建築基準を逃れながら売れる家を作るかに心血を注いでいます。そのテクニックには驚くほどもののがたくさんあります。本当はこの作品でも、それを書いてくれればもっと面白かったのでしょうが。

それから、私がこの本を読んでいて非常に不愉快だったのは、主人公の松尾が会社に入って何年も経つのに、自分で「なぜ」を考えずに、まったく努力をしていないことです。豊川課長に指導されなくても、営業マンのイロハぐらいは自分で勉強しろ、といいたくなります。売るために必要なのは、相手をだますことではなく、相手に信用されることです。この男は全く相手を考えません。家族構成は、仕事は・・そんなことを知らないで、最適の物件を紹介できるわけがありません。今時、提案が出来ない営業マンが成功するわけはないでしょう。

この著者は、たぶん自分自身は家を買った経験がないのでしょう。聞きかじっただけの面白話を寄せ集めただけの小説に見えました。
狭小邸宅 Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅より
4087714942
No.17
(3pt)

リアリティがない

私の家は世田谷、駅から4分。一戸建て。ペンシルハウスではないですが、狭小住宅です。建坪率40%、容積率80%。25坪の土地に家が建っています。25坪で容積率80%というのは床面積がわずか70平米しかありません。しかしこれでは住めませんので、実は違法建築で一部屋多く建てています。
この作品では販売の方からだけ狭小住宅に視点を当てていますが、工務店の方は、いかに狭い土地で、厳しい建築基準を逃れながら売れる家を作るかに心血を注いでいます。そのテクニックには驚くほどもののがたくさんあります。本当はこの作品でも、それを書いてくれればもっと面白かったのでしょうが。

それから、私がこの本を読んでいて非常に不愉快だったのは、主人公の松尾が会社に入って何年も経つのに、自分で「なぜ」を考えずに、まったく努力をしていないことです。豊川課長に指導されなくても、営業マンのイロハぐらいは自分で勉強しろ、といいたくなります。売るために必要なのは、相手をだますことではなく、相手に信用されることです。この男は全く相手を考えません。家族構成は、仕事は・・そんなことを知らないで、最適の物件を紹介できるわけがありません。今時、提案が出来ない営業マンが成功するわけはないでしょう。

この著者は、たぶん自分自身は家を買った経験がないのでしょう。聞きかじっただけの面白話を寄せ集めただけの小説に見えました。
狭小邸宅 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832
No.16
(5pt)

大学生にこそ、読んで欲しい

「戸建不動産会社」に就職し営業職になると、こんな仕事っぷりであることが良く分かる。
誇張でもなんでもない。おそらくリアルであろう。いかにも“ありがち”である。
良いとか悪いとか、好きとか嫌いとかではなく、「しごと」とは「お客様にご満足を与え、社会に貢献する」ことだと知って欲しい。その結果が、報酬なのだと。
理不尽な上司のハラスメント、洗脳される営業たち、仕事への矜持、人との出会い、働く技術、「個客」への貢献、ワーク・ライフ・バランス、パートナーの大切さなどなど、職業生活の様々なことを知ることができる。
大学生にこそ、読んで欲しいと思う。そして逃げずに、自分の人生と向き合って欲しい。
狭小邸宅 Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅より
4087714942
No.15
(5pt)

大学生にこそ、読んで欲しい

「戸建不動産会社」に就職し営業職になると、こんな仕事っぷりであることが良く分かる。
誇張でもなんでもない。おそらくリアルであろう。いかにも“ありがち”である。
良いとか悪いとか、好きとか嫌いとかではなく、「しごと」とは「お客様にご満足を与え、社会に貢献する」ことだと知って欲しい。その結果が、報酬なのだと。
理不尽な上司のハラスメント、洗脳される営業たち、仕事への矜持、人との出会い、働く技術、「個客」への貢献、ワーク・ライフ・バランス、パートナーの大切さなどなど、職業生活の様々なことを知ることができる。
大学生にこそ、読んで欲しいと思う。そして逃げずに、自分の人生と向き合って欲しい。
狭小邸宅 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832
No.14
(4pt)

決して誇張ではないリアルな世界がここにある!

私自身は現在経営者なので、ノルマを与えられる というよりはノルマを与える立場として、主人公とは
立場が違いますが、毎日数字を考えている という点では同じです。

この本に出てくる上司のように鬼のようなことはいいませんが、やはり会社は数字ありき。
どんなに快適なオフィスで、優しい上司、楽しい職場 でもつぶれてしまっては元も子もありません。

最近新聞などでも、長時間労働、サービス残業や厳しいノルマなどでノイローゼや自殺してしまう人が
増えているとの記事も多くありますが、この本はまさにそんな日本の厳しい職場環境の一部をリアルに読ませます。

ただ、世の中には本当に無理難題や、不条理なことが多いので、最初の会社や若いうちにこれだけ厳しい経験をしておくことは
その後の社会人生活に役立つこともあるかと思います。

これから世の中に出て行く人には変に不安を与えすぎるかもしれませんが、社会に出る心構えとして読んでおいても損はないと思います!
最後は続編が出るような終わり方でもあり、この主人公がこれからどのような形で成長していくのかも是非読んでみたいと思わされました。
狭小邸宅 Amazon書評・レビュー: 狭小邸宅より
4087714942