錦繍

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評判

錦繍の評価:

4.38/5点 レビュー 191件。 B ランク

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平均点4.38pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全318件 161〜180 9/16ページ
No.158
(5pt)

手紙

普段乱れているであろう日本語を使っている私には、綺麗な言葉で書き綴られている
文章(この本でいうならば手紙)に入り込みました。
静かなやり取りの中にもお互いに自分の過去を整理できていない混乱、そして人生の
折り返しの歳に差し掛かり若い時には考えてもいなかった現状を生きて行く決意。
同じような年代の私は夜中にポロリと涙が出てしまいました。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.157
(4pt)

古い本だけど

1円で購入して、手元に届くまでどんな状態の本かしんぱいでした。きれいな本だってので、安心しました。ずっと以前に読んだのですが、読み直してみて、思っていた内容が違っていたところが多かった。今度は良く味わう事が出来ました
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.156
(4pt)

古い本だけど

1円で購入して、手元に届くまでどんな状態の本かしんぱいでした。きれいな本だってので、安心しました。ずっと以前に読んだのですが、読み直してみて、思っていた内容が違っていたところが多かった。今度は良く味わう事が出来ました
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.155
(5pt)

手紙という媒体が持つ特殊な力

手紙のやりとりのみで進むはなし。かつて不倫によりすべてを失った男と、その元妻がふいに再会するところからはじまり、ひたすら書簡が往復される。珍しいパターンのようであり、使い古したパターンのようでもあるこの形。自分の中では、小説のなかにふいに出てくる手紙は、最終兵器のような位置づけである。感動を100%誘い出す、アイテム。それが不思議だったが、この小説を読んで、もはや手紙とは、書き手の内部を嘘いつわりなく映し出してしまう、そういう特殊なモノであると気付いた。
読まれているのかもわからない、返信があるかもわからないということが、心の内を暴露させる、それは確かにメールとも違う、電話とも違う、手紙という媒体がもつ特殊な力かもしれない。そうやって、交わしあった文の節々でああこういった人間だったのだと、各々の男女が気づいていく過程が、じんわりと染みてくる。途中の死への考察や、運命への考察も興味深かった。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.154
(5pt)

手紙という媒体が持つ特殊な力

手紙のやりとりのみで進むはなし。かつて不倫によりすべてを失った男と、その元妻がふいに再会するところからはじまり、ひたすら書簡が往復される。珍しいパターンのようであり、使い古したパターンのようでもあるこの形。自分の中では、小説のなかにふいに出てくる手紙は、最終兵器のような位置づけである。感動を100%誘い出す、アイテム。それが不思議だったが、この小説を読んで、もはや手紙とは、書き手の内部を嘘いつわりなく映し出してしまう、そういう特殊なモノであると気付いた。
読まれているのかもわからない、返信があるかもわからないということが、心の内を暴露させる、それは確かにメールとも違う、電話とも違う、手紙という媒体がもつ特殊な力かもしれない。そうやって、交わしあった文の節々でああこういった人間だったのだと、各々の男女が気づいていく過程が、じんわりと染みてくる。途中の死への考察や、運命への考察も興味深かった。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.153
(5pt)

誰の心にもあるもの

もっとも回数を多く読んでいる本です。たぶん20回以上読んでます。
亜紀と同じ境遇の人はすくないでしょうけれど、亜紀と同じ感情は誰の心にもあると思います。
全編が亜紀と元夫靖明との往復書簡です。美しく気高い文章は内容と相まっていつまでも余韻を味わえます。私の心に永久保存したいです。宮本輝の最高傑作だと思います。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.152
(5pt)

誰の心にもあるもの

もっとも回数を多く読んでいる本です。たぶん20回以上読んでます。
亜紀と同じ境遇の人はすくないでしょうけれど、亜紀と同じ感情は誰の心にもあると思います。
全編が亜紀と元夫靖明との往復書簡です。美しく気高い文章は内容と相まっていつまでも余韻を味わえます。私の心に永久保存したいです。宮本輝の最高傑作だと思います。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.151
(4pt)

正に

文学です。こんな風に書けること事態が才能というか、与えられた使命なのでしょう。素晴らしいです。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.150
(4pt)

正に

文学です。こんな風に書けること事態が才能というか、与えられた使命なのでしょう。素晴らしいです。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.149
(4pt)

久しぶりに読んだ宮本輝にやはり引き込まれた。

かつて夫婦だった2人が次第に以前のような関係を取り戻していくような展開に引き込まれた。手紙のやりとりだけで、2人の現在に至るまでの人生が描かれていたが、表現の深みによってそれらが映像化され、臨場感を覚えた。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.148
(4pt)

久しぶりに読んだ宮本輝にやはり引き込まれた。

かつて夫婦だった2人が次第に以前のような関係を取り戻していくような展開に引き込まれた。手紙のやりとりだけで、2人の現在に至るまでの人生が描かれていたが、表現の深みによってそれらが映像化され、臨場感を覚えた。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.147
(5pt)

人間の業が剥き出しに現れている

主人公の女性を取り巻いて、父親、元の夫、元夫とその昔関係のあった女性、今の夫などが、それぞれの欲を隠しながらも隠しきれず、行き着くところまでいった先に、諦めにも似た悟りを得てなおも生き続けて行く様を描いていると思いました。最後の父親との会話のシーン、背景の音まで聞こえてくるかのような錯覚を覚えました。作家の名前は知ってはいたものの読んだのはこれがはじめてで、何というさみしさをその身体に染み込ませておられるのかと推察しました。関東出身の身としては、関西ってちょっとミステリアスです。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.146
(5pt)

人間の業が剥き出しに現れている

主人公の女性を取り巻いて、父親、元の夫、元夫とその昔関係のあった女性、今の夫などが、それぞれの欲を隠しながらも隠しきれず、行き着くところまでいった先に、諦めにも似た悟りを得てなおも生き続けて行く様を描いていると思いました。最後の父親との会話のシーン、背景の音まで聞こえてくるかのような錯覚を覚えました。作家の名前は知ってはいたものの読んだのはこれがはじめてで、何というさみしさをその身体に染み込ませておられるのかと推察しました。関東出身の身としては、関西ってちょっとミステリアスです。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.145
(4pt)

錦繍

読み終えて久しぶりに小説を読破したと言う気持ちにさせてくれました。これぞ宮本小説といえる何とも言えない哀愁?が漂う中に希望の光が見える。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.144
(4pt)

錦繍

読み終えて久しぶりに小説を読破したと言う気持ちにさせてくれました。これぞ宮本小説といえる何とも言えない哀愁?が漂う中に希望の光が見える。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.143
(4pt)

過去から現在そして未来へ。

有馬靖明と勝沼亜紀、2人の男女の14通の手紙で構成された、
珍しい書簡体の小説でした。

夫婦だった2人がひとつの事件をきっかけに離婚。
互いにそれぞれの人生を歩み始め、二度と会うこともなかったはず。
しかし偶然にも巡り会ってしまったことから手紙のやりとりが始まります。

手紙の中で語られる事件の真相、今の互いの生活。
過去から現在、そしてそれぞれの未来へと展開されていきます。

亜紀がモーツァルトの音楽を聴いて感じた
「生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれない」
という感覚。
事件で死にかけた靖明も激しく共鳴します。

小説の中で2人が会ったのはわずか。
それで小説が成り立つのだから凄いです。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.142
(4pt)

過去から現在そして未来へ。

有馬靖明と勝沼亜紀、2人の男女の14通の手紙で構成された、
珍しい書簡体の小説でした。

夫婦だった2人がひとつの事件をきっかけに離婚。
互いにそれぞれの人生を歩み始め、二度と会うこともなかったはず。
しかし偶然にも巡り会ってしまったことから手紙のやりとりが始まります。

手紙の中で語られる事件の真相、今の互いの生活。
過去から現在、そしてそれぞれの未来へと展開されていきます。

亜紀がモーツァルトの音楽を聴いて感じた
「生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれない」
という感覚。
事件で死にかけた靖明も激しく共鳴します。

小説の中で2人が会ったのはわずか。
それで小説が成り立つのだから凄いです。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.141
(5pt)

芸術性のある名作

初めて宮本輝を読みました。読み終えてから細かい心の描写を深く知りたいと思い、
すぐにもう一度最初からじっくりと読み込みました。
書簡による別れたふたりの告白文でしたが、ベートーヴェンの「ハイリゲンシュタットの遺書」を連想しました。
耳が聞こえにくくなったベートーヴェン、これまでの自分と決別するため、遺書を書きますが
その後は傑作の森と呼ばれるにふさわしい、中期の名作を遺しました。
この作品でもお互いの過去・現在を告白することにより、自分の生きていく方向をしっかりと歩んでゆく・・・
素晴らしい名作です。
宮本輝、もっと読みます。本って、本当に面白いですね。私もたくさんの体験をしているように感じています。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.140
(5pt)

芸術性のある名作

初めて宮本輝を読みました。読み終えてから細かい心の描写を深く知りたいと思い、
すぐにもう一度最初からじっくりと読み込みました。
書簡による別れたふたりの告白文でしたが、ベートーヴェンの「ハイリゲンシュタットの遺書」を連想しました。
耳が聞こえにくくなったベートーヴェン、これまでの自分と決別するため、遺書を書きますが
その後は傑作の森と呼ばれるにふさわしい、中期の名作を遺しました。
この作品でもお互いの過去・現在を告白することにより、自分の生きていく方向をしっかりと歩んでゆく・・・
素晴らしい名作です。
宮本輝、もっと読みます。本って、本当に面白いですね。私もたくさんの体験をしているように感じています。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.139
(5pt)

不動のベストワンです!

「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」。
 この最初の一行から惹きつけられ、あまり再読することのない私が何度も読み返した本で、初めて手に取った20代後半から不動のベストワンです。
 亜紀と有馬靖明の書簡の往復により構成されている長編小説で、二人と、二人を取り巻く人々の人生、心の中に抱いているものが見事に炙り出されていています。
 加山又造の装画を見るたびに、この本を読んだ翌年、仙台での研修を終え、急に思い立ち、一人、山寺へ向かう仙山線の車窓から見た何色もの紅と黄色の葉が織りなす美しい錦絵に目を奪われたことが、懐かしく思い出されます。
 親木は、やがて燃え尽き、葉を落としますが、決して無駄死にではない。枯れた葉は肥やしとなり、春に芽吹く手助けをする。
 うまく表現できませんが、この本を読むたびに「人生は、絶望と希望が交錯している」。そんなことを思います。
 「生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれない」という言葉が繰り返し出てきますが、この作品のテーマは、この一文に込められているのかもしれません。
 秋の訪れが待ち遠しい残暑が続きます。
 「錦繍」。そして、美しい日本語で綴られるこの小説で、燃える秋を想像してくださいませ。
                                                       草々
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X